やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

映画「マトリックス レボリューションズ」 感想

私は満足でしたよ


ようやく、3部作までたどり着きました。
相変わらずストーリーは難解でよく分かりませんでしたが、「すごいアクション」がたくさん見れたので満足。
ストーリーの解説は後からネットでいろいろ見て補足しました。何となく理解したつもり。


さて本編ですが、前作からの即続きで始まります。私は連続して見たのでいいのですが、公開当時に見た人は今までのあらすじも説明もなくいきなり始まるので戸惑ったのでは?
前作までで「カンフーアクション」「ガンアクション」「カーアクション」を見せてきたので、今回は「マシンアクション」です。
「APU」という機械で撃ちまくる。パワーはありますが、乗組員の身体むき出しすぎて危ないぞ。しかも弾薬の補給は「人手」だし。危ないぞ。
それにしても、CGってすごいですね。第1作の公開が1999年で、この3作目が2003年。制作費が増えたというのもあるでしょうが、わずか4年でここまで進化するのですね。センチネルがきれい。
この戦闘シーンはアクション表現が素晴らしいのはもちろんですが、脚本も良かったです。

敵がやって来る→APUで迎撃準備→戦闘開始→敵の圧倒的な物量にもはやこれまでか→モーフィアスやナイオビがザイオンへ近づく→ゲートが開かない→キッドの活躍によりゲートオープン→ハンマー号、ザイオンへ帰還→EMP発射→センチネル撃破→しかし自分たちの守りも崩されてしまう→再度敵の襲来→もはやこれまでか→ネオの勝利=戦争の終結

それぞれの場面での「ギリギリの切迫感」がよく分かる各場面でした。


その頃、しばらく出番の無かったネオは、最後の勝負をしていました。
「カンフーアクション」「ガンアクション」「カーアクション」「マシンアクション」ときて、ラストは「ドラゴンボールアクション」でした。
ラストはネオが勝ったのかどうか分かりにくい表現でしたね。「トリニティーの愛の力」とかでもいいので、分かりやすく「ネオの勝利!」を見せてもらいたかったです。ラストは爽快な勝ち方でもいいのでは。


その他諸々のストーリー解説は他のネットのページを見ていただくとして、私が今作で一番もったいないと思ったのは、「トリニティーの死に方」です。
彼女は単なる「交通事故」で死んでしまうので、彼女が死ぬこと自体は悲しいですが、ストーリーを進めるための事故や死亡ではないので悲しみが薄くなっちゃう。やはりここは盲目になってしまったネオを助けるために彼女が犠牲になる、という流れが良かったのでは。そしてネオは怒りのあまり髪の毛が金色に逆立ち、「クリリンのかたきー!」…あれ、こんなマンガどっかで見たな。


とはいえ、トータルでは大満足。何で批判が多いのか分かりません。
いい映画でしたよ。