やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

今年は良さそう「ビートコネクション2013」 その②「改善要望」

行けないんだけどさ


前回に引き続き、ビートコネクションについて。
今回は前回のフェスの運営上の問題点と、今回の「良さそうなところ」を書きます。
問題点については2010年にフェスに行った直後に書いた私のメモをコピペしてあります。


↓以下、コピペ↓


今、全国にフェスはたくさんありますが、どのフェスだって最初から上手くいった訳じゃない。回数を重ねるごとに改善を重ねて、より良くなっていくのです。そういう意味では、今回は問題はたくさんありましたが、1回目なので甘く見てあげよう。しかし、次回以降改善がされなければ、お客は離れていくぞ。


■音響
まず、これが一番の問題。
ヒップホップが多いフェスなのに、音響が悪くてボーカルが聴こえない。歌物だったらまだメロディーで聴けるけど、ラップは歌詞が命。何を言っているのか分からなければ全く意味なし。
そもそも音が大きすぎるのでは?途中で耳をふさいだら、その方がボーカル他各楽器がクリアに聞こえました。


■モニター
音響のモニターではなく、スクリーンとしてのモニターです。
横浜アリーナでライブを見たのは初めてですが、他のアーチストのライブで、このサイズのハコで、モニター無しってあるの?遠くのステージでやっているアーチストは表情はおろか、衣装もろくに見えない。May.Jが歌唱力でなくかわいさで勝負なら、モニター必須でしょう。
途中ちらりと休憩室を覗いたら、こちらにはきちんと画面があり、当然ですがカメラのアップやスイッチングもあり、魅せる映像でした。
フェスはそのアーチストのファン以外も多いので、曲だけでは間が持たない。つなげてらんない。休憩コーナーには大きなスクリーンがあるのに、なぜ本チャンの会場には無いの?顔も見えない、音も悪いじゃ、付き合ってらんないですよ。


■フィーチャリング
R&B、ヒップホップの楽しみの一つに「フィーチャリング」があります。R&Bボーカルにラップがからむ、ラッパー同士のコラボなど、このジャンルならではの武器があるのに、このフェスではほとんど活かされていませんでした。CDで聴く曲を生で演奏するだけでなく、ライブならではのサプライズが欲しかった。
CDが売れないこの時代、「今ここでしか見れない」というのは大きな武器になるはず。初日だけでも、キックの再集合、KREVAとマミーDのコラボ連発、さかいゆうKREVAともマボロシともやっているし、タロケンはそのままマボロシに合流できる。コマチはライムスターというジョーカーもあるし。May.JのゲストでRYO THE SKYWALKERが出てきたんだから、ジブラの「バタフライシティ」は面子勢揃いできたのに。
2日目の出演者も含めれば、そして私が知らない共演も含めれば、もっとコラボできたはず。
そういうのを見せるのが、このフェスの意義になって欲しい。


■もうちょっとラップではなくブラックミュージックを
音響が悪かったせいもあり、ラップよりも歌物の方が良かったです。スローでメロウな曲ももっと聴いていたかったです。そんなアーチストもっといないかな。思いつかないけど。


■会場以外の楽しみ方
夏の野外フェスは、「夏の日差しを浴びながら、ビールを飲みながら、音楽を聴く」という、もはや音楽が第一で無くても成立するのが強みです。
また、ロックインジャパンのようなステージが複数ある会場は、見たいアーチストの元にファンは集まるので、あれだけ広い会場でも基本自分のファンだけ。ファンでなくても興味がある人が集まっているので、やりやすいはず。「夏の日差しとビール」という味方もいるし。
しかし、今回のような屋内のフェスは、逃げ場がありません。興味の無いアーチストでもとりあえずその場にいます。しかもシート席だからゆっくり座って見れちゃう。
興味ある人もない人もまだらにいるもんだから、会場が一つになんてなかなかならない。今回もスガシカオKREVA久保田利伸くらいでした。
なので、興味無い人がその時間、別の場所で楽しめる場所を作ってあげるべきです。興味無い人でも楽しめる時間と、その分会場ではファンだけが熱いライブを楽しむ、という空間にすべき。
ファンにとってもアーチストにとっても、その方が健全で建設的な時間を過ごせます。


大きな課題としてはこんなところでしょうか。
細かい課題は切りが無いので置いておく(グッズの充実とか、司会・あおりで盛り上げはもっとできたはずとか、帰りの客の誘導とか)。
以下は、それ以外の単なる「感想」です。


■客層
思いの外、高い年齢の客が多かったです。
だれが目当てだったのかな?やはり久保田さん?スガシカオ松下優也?鶴瓶のように馴れ馴れしく声かけてみればよかった。


■みんなが知っている曲は強い
やはりフェスなので、自分のファンだけではない。そんなときに誰でも知っているヒット曲があるアーチストは強いなあ。
スチャダラパーはやはり「今夜はブギーバック」をやれば強いし、久保田さんの「LA LA LA LOVESONG」なんてそれこそ「国民的ヒット曲」でしょう。
一発屋でもいいので、こういう鉄板の曲を持ちたいものです。


<総括>
このフェスで無いと意味がない「意義」「理由」を持たせるべき。似たようなジャンルのアーチストを並べればいいってもんじゃない。
また、客にも楽しみ方を教育すべき。ロックインジャパンは10年かけて教育してきました。その結果、音楽聴かなくても楽しめるフェスになったし、ごみは落ちてない、無茶なモッシュ・ダイブもない、非常にピースなフェスになりました。
フジロックなんてそれこそお目当てのアーチストなど関係無く、「フジロックへ行く」こと自体が目的になっている感がある。
このフェスにとっては、それがコラボや興味無い人にも楽しめる空間づくりだと思うのです。
など、いろいろ課題はありますが、まだ1回目。
次回があればまた参加したいです。


でも、どのアーチストも「来年も呼んで」など言っていなかったのがちょと怖い。
イベント自体は来年もあるかもしれませんが、アーチストがあんまりノリノリでないのかも?


↑ここまでコピペ↑


という前回だったのですが、今回はThe JAMというセッション・パートが入っているのが最大の改善点。上記で私が書いた「もっとフィーチャリングを」という部分です。これは楽しみだ!
私は今回は行けないのですが、前回よりとても良くなりそうで行ける人が羨ましいです。


BEAT CONNECTION

BEAT CONNECTION


これは2010年版のコンピアルバムです。