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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

舞台「マシーン日記」 感想

狂っているのがデフォルト


松尾スズキ作・演出の「マシーン日記」が新潟で上演されるとのことで見てきました。
場所はりゅーとぴあという劇場です。去年、岡村ちゃんのライブで来たことがあります。


松尾スズキの舞台は「ウェルカム・ニッポン」「ふくすけ」に続いて3作目。内容も演者も気にせず、「松尾スズキの舞台があるなら行かねば」でチケットを取りました。
しかし、この公演が新潟であることを知ったのが発売からだいぶ経ってからだったので、席はだいぶ後ろの方。でも傾斜も付いていて見やすい劇場でした。
完売にならなかったのが残念。



今回は演者は4人のみ。これで120分ノンストップで動き回ります。
松尾スズキの舞台はいつも登場人物がエキセントリックなのですが、今回もその例に漏れず、全員狂っていました。
躁鬱病の兄アキトシ(オクイシュージ)、その弟でプレハブに監禁されているミチオ(小路勇介)、ミチオに強姦され、その兄アキトシと結婚したサチコ(鈴木杏)、サチコの学生時代の体育教師でアキトシの工場にパートに来たケイコ(峯村リエ)。
皆さん素晴らしかったです。
躁状態で他人の話を聞かないオクイさん、監禁されながらも被害者ではない小路さん。
でもやっぱり、女性陣の活躍が光りました。
鈴木杏は冒頭から下着姿だし、途中でスクール水着になったりエロいキスをしたりと大活躍。
峯村さんは謎の大女で、劇中でおっぱいもさらけ出していました。


毎回松尾スズキの舞台はストーリーの「起承転結」よりも「熱」「感情」といったエモーショナルな部分が大きく描かれますが、今回もそんな感じ。
ちゃんとしたオチ・エンディングはあるのですが、それよりも演者の狂気と破綻と破滅と破壊。そして小ネタとエピソードの数々。
「スムースクリミナル」「オズの魔法使い」「スパイダーマン」などには笑わせてもらいました。


今回の舞台セットはドリフのようにセットが回転します。プレハブの中と外。そしてプレハブの外の場面ではマッピングの照明技術により工場の場面にもなります。マッピングすげえな。初演のときはどうやっていたのかしら。


初演のメンバーは松尾スズキ阿部サダヲ宝生舞片桐はいりの面々。これ、最強すぎるでしょ。
そもそもこの舞台は片桐はいりに当て書きしたそうなので、峯村さんは相当なプレッシャーだったはず。確かに片桐はいりの姿が透けて見える感じでしたが、よくやっていました!


カーテンコールでは松尾スズキも登場!
「どうでしたか、皆さん。この4人のことは嫌いでも、私のことは嫌いにならないでください」と仰っておりました。4人も嫌いになりませんよ!
今回満席にならなかったからもう新潟来てくれないかしら。私のことは嫌いでも、新潟のことは嫌いにならないでください!


マシーン日記 悪霊

マシーン日記 悪霊