やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

熱中症になった

太陽は僕の敵


ワールドハピネス2013へ行ってきました。本来ならその感想を書くのですが、そこで生まれて初めて熱中症になってしまったので、それで1本エントリ書きます。


ちょっと張り切って早起きして、10時前に新木場駅に着きました。連れとの待ち合わせ時間よりだいぶ早かったため、改札付近で30分近く待機。駅の構内なのに暑い暑い。汗がだらだらと流れてきます。

チェックポイント!
この時点で水分補給をしていませんね。これが熱中症の原因のひとつです。

連れが到着して会場まで歩きます。暑い!帽子は被っていますが、黒いハットにしたのは失敗だったかも。汗が出続けます。
会場に着いてもさらに歩かされます。何でこんなぐるりと歩くの?
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写真は遠くてよく分からないと思いますが、すり鉢状の外周を延々と歩かされる私たち。私にとっては死の行進でした。こんなに汗って出るの?腕にも文字通り玉のような汗が吹き出します。
とにかく暑い。耐えられずに途中の売店でビールを購入。

チェックポイント!
熱中症にビールは大敵。利尿作用があるので、水分補給にはなりませんよ。

ビールを飲んでもいつものように美味しくない。何とか1本飲み干しても、やっぱり暑い。
ようやく会場に入れて、まずは食事。カレーとお茶を購入しました。しかし、カレーもなかなか入らない。カレーの辛さもあり、汗が止まらない。まだ開演前なのに、Tシャツびっちょびちょ。腕も汗まみれで、拭うズボンもびっちょびちょ。
ちょっとおかしいぞ。いくら暑いとはいえ、いくらカレーを食べたとはいえ、汗かきすぎじゃないか?そして、動けない。気分が悪い。頭が痛いのも熱中症の症状のひとつですが、それは感じませんでした。
熱中症じゃない?」連れに言われるのですが、認めたくない。だって今まで熱中症なんかになったことないし、10年くらい夏フェスに来ているのにこんなことになったことないし、前日寝不足などの不安要素もないし、まだ開演前の11時、午前中だし。


意地を張ったところで症状が改善されるわけもなく、観念して救護室へ。
症状を伝えると、奥の木陰にブルーシートが敷いてあり、そこへ寝るように言われました。あら、クーラーの効いた部屋で寝るわけじゃないのね。
そして名前や症状を聞かれ、手のひらに塩をひとつまみいただき、ポカリを飲みながら塩をなめろとご指示いただきました。さらに小さな氷の入ったビニール袋も頂戴し、首やおでこを冷やします。
クーラーの効いた部屋ではありませんが、木陰で横になって休めるのはとてもありがたかったです。
私が来た時点で既に先客が2名。さらにその後も続々とブルーシートにやってきます。やっぱり特別な暑さなのですね。

チェックポイント!
塩とスポーツドリンクをいただきましたが、やはりこれはとても大切。
私がこの時間までに摂取した水分はビールとお茶だけ。これでは利尿作用はあっても水分補給には不十分です。さらに汗とともに流れ出る塩気(ミネラルとか)の補給ができていません。そのためにスポドリとか塩飴とかが大切ですね。


しばらく休んでいるとだいぶ楽になってきたので、救護室のスタッフに感謝を告げてようやくステージへ!でも暑い!まだ午前中なのに、この陽射しの中1日持つかしら、と不安になりながらフェスに挑みました。
Tシャツがもうびちょびちょ過ぎるので、グッズ売り場で新しいTシャツを購入して着替えます。一緒に買ったフードタオルを被ってみると、これがいい!帽子の上からフードを被ると体感陽射しがだいぶ和らぎます。肩にかかったタオルも陽射し軽減効果バツグン。


午後2時くらいに曇ってきて、陽射しの恐怖から解放されました。太陽のパワーってすげえ。気温は変わっていなくても、陽射しのあるなしでこんなに違うものか。
おかげで体調も完全復活。スチャダラなどは全力で楽しむことができました。
しかし、午前中に受けたダメージはそんなにすぐには回復するわけはありませんでした。


夕方に再び少し陽が出てきましたが、もう大丈夫だと思い、何もせずはしゃぐ私。
おなかが空いてきましたがもうちょっと見たいと思い、先延ばしでごはん後回し。ようやく屋台村へ行くと多くのメニューが品切れになっていました。私は体調のこともあったのでうどん的なものを食べたかったのですが、ワーハピはそもそも麺類がない。富士宮やきそばはありましたが、汁物が食べたいのです。
しょうがなくピザを食べたのですが、入らない。そしてこの時間になってまた汗が大量噴出。あれ、また?この時間になって、まだ?
食べてないので体力がないのですが、食べられない。食べなきゃいけないのに、入らない。悪循環です。
しょうがないので再び救護室へ行き、塩だけもらってまたなめました。今の私にはこれが最高の回復食だ。


ラストまでいると帰りの規制退場でまたひどい目に遭いそうだったので、ラスト前で会場を後にしました。
連れと別れて東京駅で3着目のTシャツに着替え、電車を待っていたらまた汗が!体調は悪くなりませんでしたが、この異常な汗、何なの?交感神経とかホルモンバランスとか、俺の体どっかおかしくなっちゃった?更年期かしら。


というわけで熱中症、気を付けてください。
私は前日寝不足や疲れなどの不安要素はなく、普段からフェスでビールをたくさん飲み、今までこんなことになったことありませんでした。
なのになっちゃう。つまり、誰にでも起こりうるのです。気を付けましょう。
チェックポイントにも書きましたが、水分と塩分。これまで繰り返しマスコミで言われてきましたが、本当に大事です。お茶でなくスポドリ。そして塩気のために飴などの補助食品。
また、日焼け止めも重要。私は顔や首などは塗っていましたが、腕は放ったらかしにしていました。それがより直射日光を体に入れてしまった原因だと思っています。
昔は今よりも貧弱で陽の光が恐ろしかったので日焼け止め塗りまくりだったのですが、最近ちょっと体力に自信がついて、塗るのも疎かになっていたんですね。それがいけない。昔より体力があるといっても私なんてガリガリの貧相野郎ですから、一般人の体力にははるかに及ばない。さらにもうおっさんですので寄る年波にも勝てない。なのに対策を怠ったツケがこれです。
先週のロックインジャパンも晴れていましたが薄曇りで、陽射しはそんなに強くはありませんでした。やはり、気温より陽射しです。帽子・タオル・日焼け止めなど、陽射しに対する対策は「これでもか!」くらいしておくべきです。


でも、一度こういう経験をしてしまうと、今後の夏フェスや野外での活動が怖くなってしまいますね。ビール飲むのもためらっちゃう。対策は十分にして、ビールは陽射しと相談ですね。


最後に。
このフェスに付き合ってくれて、私の不調のためにいろいろ気を遣ってくれたA、本当にありがとう。一緒にはしゃいで楽しみたかったのに、不甲斐ない私のために、いろいろごめんなさい。このリベンジはいつかさせてくれ!


今の私のテーマソング。コーネリアス「太陽は僕の敵」

Cornelius - THE SUN IS MY ENEMY (1993) - YouTube