快適「すぎる」なんて思う日が来るなんて
「カウントダウンジャパンジャパン13/14」へ行ってきました。
夏フェスは10年以上参加していますが、年末年始の音楽フェスは初めての参加です。冬という季節もそうですが、屋内という環境でのフェスも初めて。夏と何が違うのかな?
私が行ったのは30日です。
この日は天気も良く、気持ち良いフェス日和でした。屋内だけど。
夏フェスとの違いは「外は寒いけど中は暖かい」という点。なのでクロークが活躍します。1袋1,000円で、出し入れも自由。これはいい。2人分のコートやバッグを入れていざ戦闘態勢万端。
私が入場した時点でのクロークの図。右側に見えるのは全て人人人!
夏フェスは「太陽」「開放感」などの武器がありますが、冬の屋内フェスではその武器を使うことができません。なので、「装飾がきれい」という武器があちこちに散りばめられていました。
ステキです。食事・休憩の場所では提灯の他レーザー光線もずーっとぐるぐる光っていて、休んでいるだけで楽しい。渋谷陽一はジミー・ペイジよりウォルト・ディズニーの方が近いな。
会場内は音楽以外の楽しみもあります。
BOSEスピーカーの体験ブースです。このコンテナの中で最高の音質を体験できます。外の雑音を全てカットしてくれるイヤホンは素晴らしいのですが、こんなにまで全ての音をカットしちゃうイヤホンは怖くて外ではできない。でもいい音!
ro69のブースでは過去のジャパンの表紙が一面に展示されていました。ジャパン以外の雑誌の歴史も見たいな。CUTが見たかった。
岡村ちゃんもいた!いつものエロカッコいい岡村ちゃんではなく、クールな写真ですね。「DATE」の頃です。
過去の出演者のサインを見るのも楽しい。
RHYMESTER、真心ブラザーズ、電気グルーヴ。これ以外にもたくさんあったのですが、写真に収めたのはこれだけでした。
音楽フェスって、「自然の中で音楽と戯れる」というのが楽しいのですが、そこには「広い会場内を歩き回らなくてはならない」「陽射しが強いので熱中症に注意」「雨の場合もある」という部分もあります。
もちろんこれらは「楽しさを嵩上げする要素」なのですが、それが嫌・辛いと思う人もいるかもしれません。
それが、このフェスでは全くないのです。私はこの日はTシャツのみだったのですが寒くはなく、もちろん熱中症なんかにはならない。
開場自体は十分広いのですが、ひたちなかに比べれば歩く距離はだいぶ短いです。休憩スペースが中央にあり、そこから各ステージへ行けるので、迷わないし疲れない。
さらに会場内にはリクライニングチェアがたくさん置いてあり、疲れたらそこに座って休んでもいいのです。もちろん仮眠を取ることも可能。
快適すぎる。
快適なのはもちろん素晴らしいことですし、ありがたいことです。フェスの楽しさを増やすことはあっても減らす要素では全くないです。でも、こんなに快適でいいの?甘やかされ過ぎじゃない?とも思ってしまいました。
こんな快適空間に慣れてしまうと、今後夏フェスに対して「夏フェスって暑くてだるいよね~」という意見が出てきそう。夏フェスは暑いし広いし天気の心配がある。当たり前ですが、それが減点対象になってしまう日が来るのかも。
初めてのCDJで快適さを持て余してしまった私ですが、これも次回以降は当たり前に感じてしまうのでしょう。そして、いつしか夏フェスの「自然」に対してぼやく日が来るのかもしれません。ああ、怖い。
今回は全体の感想のみで、個別のアクトについては次回のエントリに書きます。
帰るときのクロークの図。まるでSF映画のよう…。