やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

世界にはばたけBABYMETAL

世界で売れるってこういうやつ


BABYMETALのNHK特番「BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~」を見ました。

BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~ 番宣 - YouTube
よくNHKがこんな番組作ったな。
彼女たちのことは名前は知っていましたが、ちゃんと見たり聴いたりしたことはありませんでした。


これはいいぞ。


アイドルとメタルの融合、というコンセプトは知っていたのですが、思ったよりアイドルなんですね。曲も、バックのサウンドはヘビーメタルですが、メロディは歌謡曲。これって、XJAPANと同じじゃないか。
歌詞もアイドルっぽいふざけた感じが多いようですが、日本語の分からない外国人には問題ないでしょう。


んで、ボーカルの子、めちゃめちゃ歌が上手いのね。アイドルやっているのがもったいないくらい。そして可愛い。これはアイドルだから当たり前か。


海外でも受けているようですが、海外のファンはどういう立ち位置で見ているのかな。メタルファンとして好きなのか、NARUTOのようなクールジャパンとして好きなのか。
それにしても、イギリスで5000人キャパの会場がソールドアウトになるのはすごい。「海外公演やりました」ってレベルじゃない。ちゃんと「売れている」。


彼女たちには来年は海外を拠点として活動して欲しい。そして日本には「凱旋」「逆輸入」という形で戻ってくるといいと思います。
今だとまだ「アイドル」というくくりですが、海外でハクをつけて戻ってくれば世間の目も変わる。日本なんてマスコミなんてそんなもの。早く「さくら学園」の肩書きも外れてほしい。


ここから、ちょっとでかい話になります。
クールジャパンという言葉が出来てから数年たちますが、マンガ・アニメ・オタク以外での海外の成果はまだほとんどありません。アジアでは人気の人たちは少しいますが、アメリカで受けている人はまだいない。
音楽でも結果を出してもらいたいのですが、いかんせん言葉の壁があります。そして人種の壁も。
今まで成功したのは言葉のないインストミュージックばかり。歌・歌手として成功した人はまだいません。(坂本九さんは例外。あれはあの時代だったからこそ。あの曲以外はヒットしなかったし)
宇多田ヒカル久保田利伸、ドリカムなどが海外進出に挑戦しましたが、思うような結果はあげられませんでした。
私は、これは当然だと思うのです。それは彼らの実力不足ということではなく、アメリカ人が「日本人がカタコトの英語で頑張っちゃってる」と鼻で笑っていたのでは、と思っています。


人種の壁、というのは必ずあります。
日本でもジェロやクリス・ハートは「外国人枠」でしょ?外国人なのに日本語で歌っていて面白い、っていう感覚でしょ?
それがアメリカだったらもっと顕著でしょう。ジャップが何してんだ、って感じだと思います。
なので、日本人がロックやR&Bなど海外産の音楽で勝負したって勝てません。同じ土俵に上げてもらえないんだもの。フラットに評価してもらえないんだもの。
海外で受けるのは、海外レベルにどれだけ近づいたのか・超えたのかではありません。どうやったって同じ評価軸で評価してもらえないんだもの。それよりも、「海外産ではない、日本でしかありえないカルチャー」こそが、海外で受けると思うのです。
ここでは「ガラパゴス」こそが武器になるのです。


そこで、BABYMETALです。そしてきゃりーぱみゅぱみゅでありPerfumeです。
BABYMETALの「可愛いのにメタル」、Perfumeの「中田ヤスタカの音と真鍋大度の映像を具現化した存在」、きゃりーさんの「日本のポップカルチャーそのものの存在」などなど。
皆さん日本での仕事はセーブして、海外で勝負して欲しいなあ。



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