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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「ワイドナショー」松本人志が中居正広の病床の父を見舞った話

テレビ

記録として


5月17日の「ワイドナショー」で、SMAP中居君の父親が2月に亡くなったという話を受けて、中居君がダウンタウン松本さんが中居君の父のお見舞いに行ったという話をしました。これがとてもいい話だったので、書き起こします。

中居「それこそタイムリー(亡くなってすぐ公表)だと、テレビでわーっとやっているのを『かわいそう』だと思われるのももちろん嫌ですし」
東野「バラエティーの仕事の時に」
中居「そうですね。ちょっと邪魔ですね」
中居「四十九日も終わったので、自分の中ではもうだいぶ消化しきれてますし」

中居君のプロ意識。

中居「松本さんと年始にご飯食べる機会があって、『実は(自分の)お父さんもこう(病気)で、もうぼちぼちかもしれませんね』みたいなことは報告させてもらったんですよ」
中居「松本さんは全然(中居君の父と)面識なかったんですけど、そのとき酔っていた席だったからか分かんないですけど『あのー、もしあれだったら、俺できることあるかな』って言ってくれたんですよ。『もしだったら、会いたいけど、どうかな』って。『いや、松本さん、面識もないですし』『でも、お父さん喜んでくれるんだったら、行ってやろうか』」

この辺で松本さんは腕を組んで険しい顔に。涙腺ガードの準備です。

中居「そしたら松本さんが、帰り際に『もしあれだったら、連絡して』って言うので、『じゃあ、月曜日に来れたら来てくれますか』って言って。そしたら松本さん、病院に来てくれて、ひとりで」
松本「アカン、この話アカンわ」

松本さんは口をぎゅっと結んで視線が定まりません。

中居「鶴瓶さんも、(父と)面識があったんですよ。タモさんもバーベキューとかやって。で、(その日)タモさんと鶴瓶さんと松本さんだったんですよ」
中居「その当時うちのお父さんはもうしゃべれないですし、起き上がれないですし、かなりもうげっそりきているんで、亡くなる2週間前くらいだったんで。そしたら、ひとりで来ちゃうと背負っちゃうのが申し訳ないので、3人そのタイミングで来ていただいた方がいいかなって思って」
松本「お父さんがシャレがきいててね、僕の顔見てボールペンで何か書かれるんですよ。何かな?と思ってパッと見ると『浜ちゃんは?』って書いてあったんですよ」

ここで東野が松本さんと中居君の関係性を視聴者に再度説明します。この辺、東野上手いなあ。

東野「松本さんが『芸能界の友達は誰か?』っていう質問に『うーん、中居君かな』って言うくらいの関係性がありますから」
中居「僕も、芸人さんとしてもそうですし、でもやっぱりこうやってお付き合いする上で、男同士ってどっかで惚れてる部分ってあるんですよ。尊敬してる部分とかないと付き合えない気がするんですよ」

ここから、「そのとき改めて感じたんですが」と中居君が切り込みます。

中居「タモさんがその日スケジュールがあるので帰られると。一緒にスタッフの方も何人かいらして。で、鶴瓶さんも『じゃあ俺も帰るわ』で鶴瓶さんも帰る。『じゃあ松本さんも帰ってください』って言ったときに、『いや、アカンわ』って。『いや、松本さん、ひとりでいるとしんどいんで』『いや、アカンて。こんだけわーわーやってて、みんなでバッて帰ったらお父さん寂しすぎるから、俺は残るわ』って」

松本さんは東野に向かって「アカンてアカンて」と小声で小さく首を振り、困ったような照れ笑いを浮かべてイスを後ろに滑らせます。画面からは少し暗く見える位置に下がりました。
もちろん東野にそんな助け舟を申し出ても東野は楽しいばかりで話を止めるわけがありません。そして中居君も「ここが泣かせ時!」とばかりに話を続けます。

中居「その瞬間にそれを考えられる人・感じられる人(ってすげえな)。で、そこから20分くらいひとりで残ってくれたんですよ。俺、それを聞いた時に、『ああ、僕はこの人とこういうお付き合いをして、間違いない人だな』って(思ったんですよ)」
松本「やっぱりうちの親父がね、時期的にね、っていうのがあるかなあ。(自分の父が亡くなったのが)ほんの数か月前やからね」

ここで芸能リポーター井上公造が話します。

井上「でもすごいと思いますよ。この話って、2月の話だったわけじゃないですか。やっぱ大抵情報って漏れるんですよね。で、漏れて、本人の口から最初に伝えたいのにどっかからか漏れて報道があって本人は納得できない、っていうケースが多いんですけど」
井上「だから、僕はもっともっと知っている人が少ないと思っていたんですよ。今お話聞いてて、周りの友達とかも含めて、すごいなと思います」
松本「思った以上に鶴瓶は口が堅かったね」

きちんとオチをつける松本さん。お笑いの矜持は保ったぜ。


いい話でしょう。途中から松本さんは明らかに挙動不審で上を向いたり照れ笑いしたり睨んだり、涙をこらえるのに必死でした。
泣かなくてよかったです。泣いた方が番組的に感動に映ったでしょうが、そこはバラエティ番組としての意地で涙は見せず、きちんと笑いに持って行く松本さんがさすがです。
中居君も、自分の父親の死に関するこんな感動的なエピソードをよく感傷的にならずにじゃべれるなあと感心しました。それどころか「松本さんを泣かせるぞ」というSっ気も感じるほどでした。
東野はただ楽しかったと思います。いい話聞けた!すぐ今田さんに電話しよ!(私の勝手な想像です)


松本さんと中居君が仲が良いのは上記東野の発言のように時折出てきますが、これほどの信頼関係で結ばれていたとは知りませんでした。そして松本さんの気配りのできる人間性も。


今回のエントリはただこのいい話を残しておきたくて書きました。


伝説の教師

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