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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

映画「海街diary」 感想

私が言えるのはエロスのことだけ


海街diary」を見ました。是枝監督は好きなのですが、少女マンガ原作ということでそんな乗り気ではありませんでした。それが、Twitterなどで絶賛の嵐を見て、見てきました。
公式HP↓umimachi.gaga.ne.jp


良かった。


ストーリーは、特段大きな事件が起こるわけでもないし、エンディングも「オチ」ということでもない。ただ四姉妹が生活している1年ですが、その間にもいろいろあって、人生は続いていく。分かりやすい「変化」も「成長」もないけど、ゆっくりと変化し、成長しているのです。
皆さんのツイートなどを見ると、本当に見立てが細かくて深い。食事のシーンとか戸の開け閉めとか視線の先とか。よく見てるなあ。よく気づくなあ。私はとてもそこまで見抜くことはできませんでしたので、エロス目線のみで語ろう。ちゃんとした映画評が読みたい方は別のブログに移動した方がいい。


綾瀬はるか長澤まさみ夏帆広瀬すずの四姉妹。これだけで画が持ちます。
綾瀬はるか。しっかり者の長女。しっかりしてた!バラエティ番組などで見せる天然ぶりが演技かと思うほど。自分の幸せより家族の長としての責任感を優先させてしまうのは、母親への意地の部分もあるのか。
あいかわらずおっぱいはしっかりしていて安心。途中、鎖骨が見える場面があって、この細さであの胸かよ!最高かよ!と思いました。


長澤まさみ。エロス担当。もう、オープニングからブラジャーですよ。細い&デカい。最高かよ!あのシーン、普通に服着ていてもいいのに、ありがたいサービスシーン。
その後も常にヘソ出しか脚出しの格好ばかり。ありがたい。スーツ姿もいい。ストッキングを脱ぐシーンもいいぞ。
この役は、そのまま私が妄想する長澤まさみでした。ナチュラルにエロくて、お酒が好きで、でも仕事もやるときゃやる。
先日「さんまのまんま」に広瀬すずと二人で出ていましたが、このときの男転がしの巧さに震えたね。ナチュラルボーン高性能女子。もしくはあのレベルの美女だと、男の誘いを嫌みなくかわすためにはああいう技を身につける必要があるのかも。
さんまのまんま 長澤まさみ 広瀬すず 6月6日 - YouTube


夏帆。本作だとちょっと地味な女子。作品の中でも登場シーンは多いけどあまりエピソードに絡まない。父親の記憶がないので、実はこの4人の中でいちばん父親不在を寂しく思っているのかも。
わざと美少女を封印していますが、実際この4人の中では夏帆を選んでしまいそう。
彼女の勤めるスポーツ用品店の店長がレキシの池ちゃん。原作でもアフロだからキャスティングされたようですが、これは飛び道具だなあ。危険な賭けだなあ。と思っていたのですが、ちゃんと役者していた!是枝監督は撮影のときに大まかなシチュエーションだけ伝えて、あとはお任せだったようです。これが上手くはまった。ちゃんと演技しているのと池ちゃんらしさの両方が出ていました。


広瀬すず。とにかく、彼女が最高。魅力爆発かよ!
原作の役名も「すず」で、ばっちりはまる役柄で、売れ始めたこのタイミングでの映画化。持ってるねえ。
とにかくずっと見ていられる。彼女のシーンだけ、流れの中での角度や表情ではなく、写真集撮影のための角度や表情に見えるほど、全てのシーンがかわいく撮られている。もちろん監督もそのつもりで撮ったのでしょう。
これがスターか、これがアイドルか、これが「今キテる」感か。とにかく輝いていました。
すずちゃんは風呂のシーンやバスタオルを開いて扇風機に当たるシーンがありましたが、エロさはなかったです。それよりも洗濯物を干す場面で「おっきいな」と言いながら姉のブラジャーを持つシーンがよかった。それは綾瀬はるか長澤まさみかどっちのブラなんだ。


その他の役者も豪華。
食堂のオバチャンが風吹ジュンで、喫茶店のマスターがリリー・フランキー。サッカーチームの監督が鈴木亮平で、職場の先輩が堤真一加瀬亮。お母さんが大竹しのぶで叔母さんが樹木希林
何だこりゃ。ちょっとしたドリームチームじゃないか。アベンジャーズじゃないか。
私は四姉妹と池ちゃん以外何も知らないで見たので、さりげなく登場するこれらの役者さんたちにびっくりしながら見ていました。特にお母さん役の大竹しのぶ。大ボス来た!と思いました。


すずの恋愛も描かれるのですが、中学生なので「恋愛」までいかない「恋に恋する青春時代」な感じがよかった。珍しくこういうシーンで「キー!」とならなかった。心がざわつかなかった。微笑ましく見ることができた。ここで「好きだ!→キス」などの流れだったら「ムキー!」だったでしょうが。
前田弟がすずの浴衣を褒める場面ですが、「あのさ」と声かけるタイミングはもう少し間があってからの方が「意を決して感」があって良かったと思います。そして、言われたすずはちょっと微笑んで「おやすみ」だけですが、「ありがとう」も欲しかったな。「ありがとう」なしだったら、もっと照れた顔が欲しかった。些細なことですが。
お相手はまえだまえだの弟前田旺史郎君。あんなちっちゃい子がこんなに立派になって、おじさんうれしいよ。彼は以前是枝監督の「奇跡」に兄弟そろって出演しています。当時は「子役」でしたが、今回は「役者」になっていましたね。
映画『奇跡』予告編 - YouTube


この映画は原作ものですが、映画の場合は原作を読まずに見た方がいいのかも、と思いました。原作を知っていると、どうしても映画との違いに目が行ってしまいがちですが、それは映画そのものの出来とは関係ありません。本作でも「あのエピソードがなかった」「ここが違う」等の意見を見ましたが、それを知らない私は全く気になりませんでした。
気になったのは、すずを迎え入れる場面。父親の葬式で初めて会ったのにすぐに「うち来る?」となるのはさすがに早すぎないか。原作だとこの間にもいろいろあったんでしょ?この作品はその後が大事なのでここに時間をかけるわけにはいかないのは承知ですが、それにしても性急な感じがしました。


セリフで気になったのが「アレ」の多用。「急に決めるのはアレだから」等、セリフ中に「アレ」が多く登場していました。確かに実際の会話だと「アレ」使うこと多いですよね。単純に単語が出てこない場合も、そのものズバリを言うと角が立つからニュアンスで分からせる場合もありますが、これがリアリティ向上に上手く作用していました。


でも、この映画は男目線のファンタジーなのでは、とも思いました。あまりに四姉妹が素晴らしすぎる。実際の女だけの空間なんてあんなにきっちりしていないんじゃないの?女子高レベルとは言わないけど、家の中ではもっとだらしない格好しているもんじゃない?その辺、女子に訊きたい。
関係ないけど、堤真一が自分の部屋の中なのに靴下履いているのが気になりました。部屋のシーンは2回あるのですが、2回とも靴下履いてた。何でだ。


きっちりとしたオチがあるわけではないので、映画を見終わった後でも、あの街ではあの四姉妹がまだ暮らしているんだろうな、と思わせる空気感でした。
ビジネスのことをいえば、続編も作れますね。


いい作品でした。こういうのは、繰り返し見てその都度新しい発見をしていくのがいい楽しみ方なのかもしれません。DVDになったらまた見よう。



海街diary予告篇 - YouTube

SWITCH Vol.33 No.6  是枝裕和の20年 ”海街”へー ある家族の物語

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