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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

映画「みんな!エスパーだよ!」 感想

映画

映画は嫌いでも、主題歌は嫌いにならないでください!


園子温監督「みんな!エスパーだよ!」を見てきました。公式HP↓esper-movie.gaga.ne.jp
園監督は好きなのですが、この作品は当初は興味がなく見るつもりはありませんでした。しかし、岡村靖幸が主題歌を担当するということで、見に行ってきました。いいファンだなあ。
原作は読みましたがドラマは見ていません。どうせ園監督だから設定以外は全然違う作品になっていると思っています。ちなみに原作は「デトロイトメタルシティ」の若杉公徳氏です。この人、こんな絵なのに映画化2本目なんてすごい!


上映最終日に滑り込みで見に行ったのですが、入ったら、何と誰もいないー!
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これはエンディングで「ラブメッセージ」熱唱できるぜ!と思っていましたが、上映間近になってもう一人お客さんが入ってきたのでその夢は叶いませんでした。


さて、肝心の内容ですが、とてもとてもくだらない内容でした。
くだらないという言葉は褒め言葉にもなりますが、今回の場合は程度が低いという意味でのくだらない。つまり、とってもダメな作品でした。
もう、どれくらいマジなダメ出しやツッコミをすればいいのか。批判する以前に映画本体の方が映画の体をなしていない。ツッコミするのもアホらしいような作品です。


コメディだしエロ超能力作品作品なので「んなわけあるかーい」というツッコミは無用。そこは目をつぶります。しかし、それにしてもひどすぎるでしょう。
まず、一応「超能力で世界を救う」というテーマがあるのに、肝心の超能力は全く機能せず。また、チームで闘うはずなのに、仲間の能力の見せ場は全くないし。クライマックスのラスボス戦も超能力関係ないし。
「嘉郎(主人公=染谷将太)の運命の人」というのももうひとつのテーマでしたが、これも結局「何となく全員」というわけわからない着地。


街にエロスが蔓延しているのが異常なのかどうかも分からない。この作品自体が異常だから。異常は正常との距離で異常と気づくものだから。
敵が何をしたいのかも分からない。なので、嘉郎たちの仲間が「何が問題で何が原因で何を解決するために何をしようとしているのか」が分からない。動機も目的も分からないので、映画を見ているこちらは何を見せられているのかが分からない。
ああ、でもこんなことをツッコむこちらがアホみたいだ。


エロスはサービス満点でしたが、PG12というレーティングのため、パンチラどまり。あれだけ「エロスを解放せよ」と言っているのに誰もブラを解放していませんでした。
池田エライザさんも冨手麻妙さんもとてもよかった。エロくてかわいい。他のキャストの人たちも下着姿頑張ってくれた。
正直、褒める部分はここしかない。この作品が彼女たちにとって黒歴史にならないように。


これ見るならSODの企画もの見た方がいい。


園監督は自身の監督作品を今年だけで5作も公開するというハイペースぶり。そりゃ細部まで手が行き届かないですよ。でも、やっつけ仕事にしてもひどいでしょ。大きなお金が動いているのにこの出来でいいのか。
そろそろ原作ものではなく自身のオリジナルであの圧倒的なパワーを見せつけてほしいです。
園子温監督作品のエントリ↓

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「ラブメッセージ」PV - YouTube
主題歌はとてもいいので、映画は嫌いでも主題歌は嫌いにならないでください!


原作はちゃんと完結しました。