やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「人間交差点フェス2016」 に行ってきました! 感想(その2)

出演者同士の「人間交差点」!


前回のお話↓
ese.hatenablog.com
続いて三浦大知。すごいということは聞いていますが、生で歌うところは見たことがありません。先日のMステも見ていません。
で、歌いだしたら、すごいのよ。


思わずこんなつぶやきをしてしまいました。
こういうダンスをしながら歌う人って、インカムマイクが多いのですが、彼はハンドマイクで歌うのです。これって、ダンスには絶対マイナス。なのにそんなこを全く感じさせない歌いっぷり。自分は歌手、というのが第一にあるからなのかな。
大知君のダンスはキレがいい。キレがいいというのは速い動きができるということではなくて、静と動・ONとOFFの切り替えが上手いのです。止まるときは空気ごと止まる。途中バックダンサーに抱えられたときは重力さえ止まっていましたよ!
MCでは「去年はお客として行こうと思ったけど仕事で行けなかった。今年は絶対に行きたいのでマネージャーにこの日は空けておいてねと言っていたら、何と出演者として出られることになりました!」と喜びを語る大知君。
そしてゲスト呼び込み。「僕以上に今日のメインです」なんて言ったらてっきり宇多丸さんが来ると思うじゃないですか。呼ばれたのはゴスペラーズ黒沢さん。そうか、こういう「交差点」もあるな!
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続いてようやく宇多丸さん登場。
www.nicovideo.jp
宇多丸 うろうろ」で検索すればヒットするこの動画。
曲終わりで二人のMC。
宇多丸「ようやく世間が追い付きましたね。世界のどこに出しても恥ずかしくないアーティストですよ。だってね、Mummy-Dが『え?宇多さん、ここ(この世界レベルのステージ)に出ていくの?』って言ってたもん」
とてもよかったのですが、個人的にはこのゲストは逆の方がいいのでは?と思いました。宇多丸さんが登場するのはみんな予想済みなので、その後にさらにゲストがいるなんてサプライズ!という方が盛り上がったのでは?
バラードを挟み、ラストは最新シングルで締め。
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これはいいステージだったぞ!バラードで歌唱力をアピールし、ラストでさらにダンス!こんな炎天下の後半でまだこんなに踊れるの!しかも歌がぶれない。どうなっとる!けしからん!


ここで一旦会場から出て、ビーナスフォートへ。
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いえーい。また飲んじゃう。


KOHHオジロザウルスを飛ばし、再び会場へ。
会場に着いたときはオジロの終わりかけだったのですが、今のオジロはバンド編成なのね。やはりバンドだと音圧があって演奏がエモイ。しかしその分トラックに比べるとキレが少ない。どちらを取るかですが、今のオジロにははまっているようでした。フロウもメロディアスだったし。


MONGOL800。インディーズでアルバム200万枚売ったバンドですよ。この日の出演者の中で圧倒的に一番売れている!なのにそんな感じがしない!
しかし私は、モンパチを通っていないのです。知っているのはみんながカラオケで歌う曲たちだけ。私はファンキーな音楽が好きなので、8ビートの音楽は積極的に聴いてこなかったのです。なのでパンクは全く知りません。
スタート前の場つなぎMCは宇多丸・サ上・R-指定のラッパー3人。
R「僕、上野さんにはフリースタイルバトル負け越しているんですよ」すると会場から「見たい見たい!」との声が。
サ上「これからライブがあるのに、もし負けたらどうなる!地獄だろ!」確かに。
そして呼び込みは宇多丸さんからR-指定にフリースタイルで次のバンド名に着地するようにというムチャ振り(先輩の言うことは絶対!)。で、もちろんMONGOL800にみごと着地!


「あなたに」と「小さな恋のうた」以外は知らない曲(ロイ・オービソンプリティ・ウーマン」のカバーもあった)でしたが、パンクなのにピース。タテノリなのにカチャーシーが起こる現場。さすがモンパチ。
会場の大合唱も、確実に今日イチの声。やはり「みんなが知っている」というのは強い。私だって歌えるもんな。
個人的な好みなのですが、ボーカルがベースを弾くバンドはやっぱりグルーヴが足りないなあ。スティングくらいだな。
「Two Shot」はやりませんでした。確かにあの曲はモンパチではなくHUMANBEATSの曲だもんな。


再び場面転換では宇多丸さんDさんJINさん。みんな働き過ぎ!
お次のlecca姉さん(姐さん?)の紹介で宇多さん「曲の間も絶え間ない教育的指導がありますから」。そして「またおなじみのおじさんが出てくるかもしれませんから」Dさん「初めて見たように盛り上がるように」。
あの、出てくることは予想していますが、そんなあからさまに言わなくていいのでは?皆さんサービス精神がありすぎ。分かってはいても「サプライズ感」も出してよ。


lecca。私はパンクだけでなくレゲエも聴かないのです。あのレゲエのリズムが身体に合わない。でも、lecca姉さんやRYO THE SKYWALKERなどのラガマフィン系はラップに近いので結構好き。
で、教育的指導が入る入る!何て言っていたかはもう忘れましたが、確かに厳しい教育的指導でした。強制的に前向きになっちゃうしライブも盛り上がっちゃう。
何か、正しくて美しいけどちょっと怖い感じが能町みね子さんに似ているなー、と思ったのですがいかがでしょうか。
あと、ダンサーのお姉さんが80年代からタイムスリップしてきたかのようないでたち(髪の毛も化粧も衣装も)だったのですが、何か意図があるのでしょうか。
そしてもちろんライムスの3人登場!
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ここまでは想定内。というか、RHYMESTER自身が言っちゃっているからな。
そしたら、その次の曲(もっと後かも。セトリ分からない)のイントロで一部のお客さんがざわつく!「この曲をやるのは武道館以来です」と始まった曲は「First Sight」。
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ここでも三浦大知!これは想定外!こういうサプライズだよ、宇多さん!いやー、大知ファンは驚きつつめちゃ嬉しかっただろうなー。
このフェスは「人間交差点フェス」なので、様々なミュージシャンのコラボも見どころのひとつ。過去にRHYMESTERが共演・客演した曲を披露するのも楽しみなのですが、三浦大知君がゴス黒沢さんやleccaとのコラボ曲を歌ってくれるのはサプライズ感もあってとてもよかったです。出演者同士の「交差点」!


さかいゆうの前説では坂間大介と三浦大知のだいちゃんコンビ。
ステージ上でDさんに「一緒にやりましょう」と公開プロポーズする大知君。「そういう頼み方、ダメなんだよ」「普通に大人として怒られた」
Dさん「何であんな動いているのに音程がブレないの?特に低いところはマジ辛くない?」とみんなが思っていることを訊いてくれました。大知君「根性です」。それだけじゃねーだろ!謙遜しちゃってコノコノ!


さかいゆう。歌声はもちろん天下一品唯一無二。
登場するなり「私が噂のさかいゆうだー!」と叫んでキーボードを弾きはじめるさかいゆう。あれ、こんなキャラだったっけ?
私は数年前にあるイベントでマイケル・ジャクソンの「ロックウィズユー」のサビ部分のフレーズを「ひとりその場多重録音」でコーラスを足していくという離れ業を見たことがあります。ひとりでその場で多重録音して、そのままハモる。何だこの人は!と思った記憶。
途中のMCでは「インディーズで活動していた頃、宇多丸さんがラジオで僕のことを取り上げてくれて、それがきっかけで今の事務所(オーガスタ)の人の耳に入り、デビューすることができたんです」といういい話を披露。そうだったのか!宇多さんはフックアップが惜しみないなあ。宇多さんの優しさは五臓六腑に染みわたるで(「笑ってはいけない24時」の藤原の口調で)。
ここでRHYMESTERを呼び込んで「マジックアワー」やってくれるのかな?と思いましたが、残念ながらなし。そうかー、残念。


サイプレス上野とロベルト吉野は、休憩していてちゃんと聴いていません。ごめんなさい。でもぼんやり聴いていただけですが盛り上げとサービス精神がハンパない感じ。こちらはプリンス・オブ・ステージですな。
途中宇多丸さんを呼び込み「マスターオブお家芸」、そしてオジロザウルスの曲(曲名分からず)をMACCHOとラップしていました。こういう「交差点」、いいぞ!


長くなってきましたが、もう少しお付き合いを。
ゴスペラーズ。いきなり「ひとり」!ヒット曲&アカペラ&コーラスというゴスの最強のカード。フェスのような一見さんの前で威力を発揮する1曲ですな。
続いて「SING!!!!!」「1,2,3for5」。彼らのルーツがR&Bなのは当然ですが、J-POPも歌謡曲も取り込んだ音楽性は楽しい。ダンスもするし。平井堅みたい。
シャネルズの「ランナウェイ」の後半で何と宇多さんDさん登場!ここで出てくるとは思わなかった!これぞサプライズ
ラップさせれば最強の二人なのに、メロディを歌わされると急に「素人のど自慢」みたいになるのは何故だ。
そのまま「ポーカーフェイス」。
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去り際に「クオリティの高い歌を見たか!」と捨て台詞を吐いて退場する宇多さんでした。
MCで村上さんは「今の事務所の人が『いいコーラスグループいないか?』と言っていた時に宇多丸さんが『すごいのがいますよ!』と僕らのことを紹介してくれたんです。それでデビューできた」と語っていました。宇多さん、ここでも!号泣メーン!


さあ、いい感じに陽も落ちてきていよいよトリのRHYMESTERです!
力尽きたのでここでおしまい。また明日。


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