やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

白票・無効票を投じるあなたへ

ばかだなあ(しみじみと)


新潟県知事選挙が行われ、森民夫氏と米山隆一氏の事実上の一騎打ちの結果、米山氏が当選しました。
今回の選挙では投票率53.05%、投票者数103万1,408人、無効1万8,109票。約1.8%が無効票です。


そもそも、無効票とは。

1.所定の用紙を用いない場合
2.候補者の氏名(比例の場合は政党名)以外を記入した場合
3.候補者の氏名(比例の場合は政党名)に他事記載をした場合(候補者の職業、身分、住所又は敬称の類又は政党の代表者、本部の類に限り有効票)
4.一枚の用紙に所定数(通常は一票)を超えて候補者の氏名(比例の場合は政党名)を記入した場合
5.候補者の氏名(比例の場合は政党名)を自書しない場合
6.候補者の氏名(比例の場合は政党名)を確認し難い場合(無記載の場合は白票)

無効票 - Wikipedia


無効票にも「意識的」「無意識的」の二種類があります。
「無意識的」とは
●読めない
●間違い(今回だったら「森隆一」「米山民夫」等)
などのことです。
他人に読み取ってもらうための投票用紙になぜ読めない文字を書くのだ。老人なのかいたずらなのか分かりませんが、老人であっても、上手くなくてもいいので読める字を書きましょうよ。いたずら書きをする人は、何のために投票に来たのでしょうか。
間違いも分からない。投票台には各候補の名前が書いてあります。なのに間違えちゃう人は日常生活を円滑に送れるのでしょうか。心配になります。


「意識的」とは
●おふざけ(「ちんこ太郎」等)
●確信犯(「橋下徹でなければ日本は変えられない!」等)
●白票
などのことです。
おふざけも確信犯も、単なる「無効票」になるので、その渾身のギャグも意思表明もまったく意味がありません。その意思も意図も汲み取られることなく死票となるのです。何の意味もない。


白票を投じる人は「この候補者の中には自分が任せたいと思う人がいない」という思いで投票しているのかもしれませんが、それってまったく意味ないですから。上にも書いたように単なる死票です。
こんなサイト(意見広告です)があるのを見つけました。
mirai-senkyo.com
このマンガの中では白票が投票数を上回っていますが、そんなことありませんから。百歩譲ってそうだとしてもその大量の白票は単なる無効票としてカウントも忖度もされず、ただ死票として消えていくだけです。


投票は、最高の人を選ぶものではありません。だって最高の人なんてまず立候補してくれないから。AとBの政策は自分と近いがCの政策は自分と反対だ、という場合もあるでしょう。別の候補者も別の政策で自分の意見と違う場合もあるでしょう。
それでも、誰かが当選するのです。であれば、最高でなくても最善、次善の候補を選びましょう。もしくは当選させたくない人を消して消去法で選んでもいいです。とにかく、誰かを選んで投票しましょう。
白票を投じれば完璧マンが登場するわけではないのです。選挙権を得ている大人であればこんな当たり前なことは分かっていると思うのですが、無効票の数を見るとまだ夢見るおこちゃまも少なくないようです。


繰り返します。白票はまったく意味がありません。それ以外の無効票もまったく意味がありません。全て単なる死票です。せっかく投票するのだから、より良い人、より悪くない人に投票しましょう。


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