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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

チケット転売問題をもうちょっと考えた

やるかやらないかだけではないのか


今年の8月に「私たちは音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します」という意見広告が新聞に載りました。
www.tenbai-no.jp
あれから数か月たちましたが、何か進展ありましたか?何か動きはありましたか?私が知る限り、何も動いていないように思えます。


そのとき槍玉にあげられたチケットキャンプは、何か変わりましたか?何も変わっていないですよね。そもそもチケットの転売は法律違反ではないので、強制的に規制することはできません。なので、チキャンへの批判はモラルとか倫理とか感情的なものになるのです。
これって、ブックオフが流行ったときの新刊書店の対応に似ていますね。結局あの当時、ブックオフへの批判はどう着地したのかな。


私も今年の5月にこの問題についてエントリを書きました。
ese.hatenablog.com
年末になりましたがこの問題について何も動きがないので、内容はかぶりますが、もう一度この問題について書きます。


この問題の解決策は2つ。「転売の規制」と「転売の内製化」です。
まず、転売の規制について。

●チケット販売規約に「公式が認めた方法以外で入手したチケットでは入場できません」と明記
●チケキャン等にここで売買されたチケットは無効となるので出品を拒否するよう要請
●会場でのチェック
●転売の仕組みを構築

この4つで解決できないか。何か問題・抜け道はあるか。


転売自体を法規制するのは難しいですが、売る側が「こういう売り方で売ります」と決めるのは自由のはずなので、そこで「公式が認めた方法以外で入手したチケットは無効」と謳うのはOKなのでは。
会場でのチェックは、小さいライブハウスだと難しいかなー。何とかならんかな。


それでもやむを得ない事情でコンサートに行けない場合も出てきます。入場時のチェックで「顔写真と照会」とかだと他人に譲渡ができない。それもまた問題です。高額転売などのあくどい転売でない場合の対応も考えなければなりません。


続いて転売の内製化について。

●転売価格は「チケット価格+発券時の各種手数料+転売サイトの手数料」とする。
●発券前なら発券方法(払込番号等)をサイトに入力→そのまま発券。
●発券後はチケットに何かしら番号を記載しておき、それを入力→この時点でこのチケットは無効となり、転売で購入した人は新たに発券手続きを行う。

この仕組みづくりは興行側ではなくぴあやイープラスなどチケット発券側が構築するのがよいと思います。各事務所でそれぞれ仕組みを作ると面倒だし弱小事務所は手間も経費も賄えないでしょうから。
そして、これを主流にするには上に書いた「公式以外の転売を認めない」を徹底しなければ意味がない。


もうひとつ、チケットの価格差問題についても考える。
現在、一般的なコンサートのチケットは最前列でも最後列でも同じ価格です。そりゃないぜ。同じ価値のわけないのに。だから前方席のチケットは高額で売買されているのです。
なのに演者側は「チケットの価格にも演者の思いが込められている」とか青臭いことを抜かすのです。その臭い口は転売問題の対策をしてから言え。


舞台は、S席・A席・B席などにより料金違います。音楽でもクラシックは同じように席によって違います。ポピュラーミュージックでも洋楽は違うことが多いです。なぜ日本の音楽だけ価格差をつけらられないのか。
それは、JASRACへの著作権支払いのせいです。この金額はチケットの価格に比例するのですが、これが加重平均でなく単純平均なのです。なので、高い価格を設定すると支払いの金額が増えてしまうのです。
アホか。じゃあすぐこの仕組みを改正しましょうよ。そうすれば「前方いい席・でも高い」「後方遠い席・高くない」が実現するんでしょ。なぜやらない。
しかし、そもそもチケットの一部を高く設定してJASRACへの支払いも増えたとしても、高く設定した以上に支払いも増えるものなの?そこまで暴利取るのかな?詳しい仕組みが分からないので何とも言えない。


BiSの解散コンサートで導入された「1円チケット」はこの仕組みを上手く利用していますよね。実際はチケットが売れなくて投げ売り的な売り方だったのかもしれませんが。この仕組みを理解した上の手法だったのかな。
でも、この手法は使えますよね。「終演まで入場不可」とかのムチャな制限つけて売ればいい。関係者が買ってもいいし。それでJASRACへの支払いを減らせるなら簡単じゃないか。


「前方いい席・高い価格」は興行側も儲かるし、見る側も優越感がある。高額転売で買うより安いし後ろめたさもない。
いいことずくめのようだけどなー。能天気すぎる?


私は詳しいことは分からないので、何か実現できない理由があるのかもしれませんが、それにしても何も動かない。8月に声を上げて4か月。結局何も変わらずに2016年が終わります。やるかどうかだけではないのか。
2017年にはよりよいライブ環境が提供されることを期待します。