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やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

最近読んだ本一言感想

書籍

ほぼ忘れているので「この本読んだぜ」という記録として


本は、ほとんど高速バスの移動中に読んでいます。家で読むとすぐ眠くなってしまうし家にいるなら予約したテレビ番組を消化しなければと思ってしまうので、結果読むのは移動中(パソコンやテレビのない環境)になっています。
さらに、高速バスに乗るということは舞台やライブを見に東京に行くということで、そうなるとついでに他のイベントや博物館などに行くので、帰ってきた後にブログに書くのはそちらが優先になってしまうのです。
で、帰ってきてしばらく時間が空くと、もうすべて忘れている。というか、読んでいる最中はなるほどなるほどと思いながら読んでいるのですが、読み終わった直後にすべて忘れるのです。
なので、ブログに書けない。でも、年末なので、読んだ本を供養するという意味でも感想だけでも書いておこうと思い、エントリを立てます。上に書いたようにすべて忘れているので独立したエントリにはなりませんが、「読んだぞ記録」として残しておきます。なお、本当に何も覚えていない本は除く。


日本をダメにしたB層の研究

日本をダメにしたB層の研究

B層」とは、「マスコミ報道に流されやすい『比較的』IQが低い人たち」です。これは小泉政権時代に自民党が広告会社(電通ではありません)に作成させた戦略における概念です。BというのはAより劣るということではなく、国民をABCDに分けたBに分類される層、という意味です。
もう少し具体的にいうと「構造改革に肯定的でかつIQが低い層」「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを指示する層」です。
この本はこの「分かったつもりで何も分かっていないB層」に焦点を当てて現在の日本(発行は2012年)のダメ出しをする本で、内容はその通りなのですが、いかんせん言葉遣いが攻撃的であり上から目線なので、読んでいて嫌な気分になります。
本書では小沢一郎橋下徹が槍玉にあがっていますが、彼らを批判する人間性や言葉遣いは、そのまま本書の批判に当たります。「バカ」と言う人に「お前の方がバカ」という反論は、生産性がない。


日本を救うC層の研究

日本を救うC層の研究

前作の続編。こちらは2013年初版。「C層」とは「構造改革に否定的でかつIQが高い層」のことです。
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しかし、本書はこのC層はこんなにすごいんだ、C層に期待だ、という内容ではなく、前作と同じく厳しい言葉を使いながら現代日本を批判している内容でした。
言いたいことは分かるけど、そんな言い方では誰もついてこないよ、その手法はあなたの嫌っている橋下徹と同じですよ、という感想でした。


経済成長という病 (講談社現代新書)

経済成長という病 (講談社現代新書)

本書の発行はリーマンショック後の2009年。そうとは知らずに買ったのですが、内容は現代にもきちんと通じる内容でした。というか、現代の日本を予測しているような内容でした。
人口減少が始まり、物質的な豊かさは満たされた現代に更なる経済成長は必要なのか?という内容で、読んだ直後はその通り!と思ったのですが、今は当時とは変わり、「経済成長は必要、現代の経済成長とは大量生産大量消費のことではなく、体験消費も含んだお金の使い方のこと」と思っています。
経済とはお金の流通のことで、モノを買ってお金が無くなった・モノを売ってお金を儲けたという「売買そのものの部分」のみではありません。「お金を回す」ことが大事なので、そういう意味では人口減少が始まったって経済成長はできるし、成長すべきなのです。そうでないと現在のインフラや公共サービスが維持できなくなるのだから。


もっと社会学的な本だと思って買ったのですが、「損したくない」と思っている人の愚痴日記でした。著者自身も自分のことを「貧乏くさい」と書いていましたが、まさにそんな感じ。読むと貧乏臭くなるので、読んで損した。


「ない仕事」の作り方

「ない仕事」の作り方

みうらじゅんさんは自分の好きなことを自由にやっているイメージがあったのですが、きちんとビジネスとして考えて行動している部分もあったのですね。あるものを好きになるために自分を洗脳したり、ブームになっているぞと思わせるために同時期にあらゆる媒体に自分で同じテーマで書くことをしたり。
「一人電通」なんて書いていますが、一人で電通をするのは好きと自由だけでは成り立たず、努力も計算も必要なのね。


ガキの使いやあらへんで」でおなじみガースーこと菅賢治さんの著書。菅さんはもう日本テレビを退職しており、今は独立して仕事をしております。
このタイミングで書かれた本なので、「あの頃は大変だったけど楽しかったなあ。ハッハッハ」くらいのゆるやかな好々爺テンションで書かれています。
これが、私にはちょい不満。もっとギラギラした内容の本を読みたかったのです。ダウンタウンが全国区になり天下を取ろうとしていたあの時代、「ガキの使い」では何が起こっていたのか、日本テレビがフジテレビから視聴率1位を奪った当時のテレビ業界の話など。
でも、退職された今からの目線だと優しくて、当時のギラギラ感やドキュメント感がない。その辺を読みたかったのに。


1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)

1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)

これは、今年の音楽業界についての予言書です。宇多田ヒカルの復活、盟友椎名林檎との共闘、天才aikoの保守的なブランディング、最前線で闘い続けた浜崎あゆみ、そして本書のメインではありませんがSMAPのこと。
当時読むよりも今読んだ方が熱い。これ、今のことじゃん!と思いながら読めます。本書ラストの「終わりの始まり」について、震えて読め。


プリンス論 (新潮新書)

プリンス論 (新潮新書)

発行は2015年。もちろんこの頃はプリンスが亡くなるなんて思ってもいませんでしたので、単なるプリンスファンとして購入しました。
プリンスは、インタビューにも応じず徹底的にプライベートを隠すことにより自己ブランディングを高めていった人です。それをわずかな肉声や近しい人たちの証言を元にプリンスというミュージシャンの人間性にも迫った本です。ストーンズの前座でお客にヤジられて泣いちゃった話や「ウィーアーザワールド」ドタキャン事件などを知ると、そういうコンプレックスから自分を守るためのガードとしての神秘性だったのでしょう。
しかし、それ以上に音楽的な分析が素晴らしい。西寺さんも現役ミュージシャンですからね。「ビートに抱かれて」にはベースが入っていないというのは、本書を読むまで気が付きませんでした。確かに初期は音がスカスカしているのですが、こんな荒業を使っていたとは!
その他、ヒットさせるために曲調やテンポや歌唱法も変えていたとは。プリンスを知らない人には入門解説として、知っている人にはより深い音楽談義として読むことができます。

【プリンス】世界的歌手のプリンス生前の曲3選


コミュ障のはしくれとして買ったのですが、これは女性向けの内容だったなー。私とは合わない。
あと、辛酸なめ子さんはスピリチュアルな人だったことを忘れていて、この両面で私は苦手でした。同じコミュ障がテーマで女性でも、光浦靖子さんだったら違う内容だっただろうなー。


文章上手いのでスラスラ読めます。ただ、「ひとつのテーマを新書一冊分に膨らませる」という「新書あるある」のため、少し内容は薄め。
ポジティブで何でも「やってみる」が彼のハートを鍛えた。ラストはあるある教の教祖になっていました。
私はRGについては数年前のテレ東の年越し番組で、それまで大人気だったHGが一発屋として落ちてきて、その当時はHGのバーターであり嫌われ者だったRGがこの番組で大活躍したことで司会の東野幸治が「人生すごろくやー!」と言ったのがとても印象的だったので、その話を入れてほしかったなーという気持ちもあります。


以上、記憶のある限り書きました。来年は読んですぐ書こう。そして小説(フィクション)をもっと読もう。
映画やテレビは勝手に映像を映してくれるのでこちらは見るだけ、Twitterはわずか140文字の短文。しかし本は自分で読まなければ進まないし短文ではないのでトータルで文意を掴む必要がある。なので、本を読むというのはとても能動的で頭を使うエンタメなのです。2017年はもっと本を読むようにしよう。