やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「立場が人をつくる」は本当

自分を作るのは自分だけじゃない


愚痴ばかりの文章です。


私は転職組です。前職ではまあまあ上の立場にいたので、日々部下や後輩の指導をしていました。
そして自分が上司であると、上司らしくあらねばならないと思って振る舞うのです。それは相談しやすい雰囲気(実際相談されるかは別として)とか、「知らない」とは言えないので何でも調べるとか、みんなが気付いていないことに気付いて伝えてあげるとか、そういったことです。


数年前、私は転職しました。今までの職種とは全く違う仕事です。だいぶ年齢が上になってからの転職なので、周りは年下が多いです。それは前職とも変わらないことですが、今回は「周りがみんな先輩」ということが大きく違います。


全く違う職種だし、「年上の後輩」はみんなが扱いにくいだろうから、私は基本全員敬語で話すようにしました。年下だって先輩だもの、何でも訊かなきゃと謙虚な姿勢で臨むようにしました。
年齢とかキャリアとか考えて敬語・ため口を使い分けるより全員敬語の方がよっぽど楽ちん。そして何より、「何も知らないから何でも訊いていい」「下っ端だから責任がない」「下っ端だから自分で考えなくてよい」という環境は、とても楽ちんでした。
ese.hatenablog.com
2013年にこういうエントリを書きました。書いてあることにウソはないし今も同じことを思っていますが、「その後」が違います。


最初は、新人とはいえ中年なので「何かしなきゃ」とは思うのですが、そもそもこの仕事の全体像が分からないので、下手に何か言っても全然的外れで役立たずでした。本当はそこで勉強したり諦めずにチャレンジし続ければよかったのですが、下っ端という立場に甘え、何もせず、何も考えないようになってしまいました。


それは、私の本来の性質なんですよね。面倒くさがりでチャレンジをしない。それが前職ではそんなこといっていられない立場だったので、何とか自分で考え自分で決めてきました。
それが、タガが外れたらこの体たらくです。


下っ端は確かに楽ちんですが、いつまでも新人でいられない。特に私はもう中年ですから。
いつまでもただ指示を受ける側・質問する側でもいいのですが、組織はそれを許してくれない。立場やキャリアに見合った能力が要求されます。偉くなるつもりはなくても、「普通」でいるためには努力は必要なのです。


「仕事」はもちろん嫌だけど、前職は自分の好きな分野だったので「会社は嫌いだけど扱っている内容は好き」というモチベーションで何とかやってこれました。
それが、今は仕事内容も好きではないので、本当にモチベーションがない。
とはいえ「仕事ってそういうもの」なので、それでもやるしかない。「置かれた場所で咲きなさい」は現実における真理です。
でも、好きでない仕事は単純にモチベーション上がらないし、書類を読んでも頭に入らない。五感で仕事を拒否している感じです。


というわけで、今は本当にダメ人間になってしまいました。
敬語は大切だし新人だから何でも訊くのは間違いないのですが、そればかりだと成長しない。敬語が「丁寧」から「ヘーコラ」になり、「質問」が「自分で考えない」になってしまいました。
たらればですが、最初からもう少し偉そうにしておけば、仕事に臨む態度も違っていて、その偉そうな態度に見合った中身にならなければならないと思ってその結果、成長も違っていたのかな。


私はもともとこういう人間ですが、前職の立場が無理やり自分を奮い立たせ、頑張らせていたようです。
「立場が人を作る」という言葉は真実です。それは上に上げればそれに応じたふるまいをするので、結果成長するという意味です。そして、下に下げれば下っ端メンタルになってしまうのです。
ここで立派な人は下っ端メンタルにならずまた上がっていくものですが、私は元来の怠け者で面倒くさがりが出てしまい、下っ端メンタルが染みついてしまいました。


1月にこういうことを書くのは「今年は頑張るぞ」という決意表明の部分も若干ありますが、4月の年度替わりで職場の環境が変わるまではこのままだろうなー。まだぐずっています。
今回は愚痴だらけのエントリになりまして申し訳ないです。


↑読んでいないので内容は分かりません。