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好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

岡村靖幸 2017 SPRINGツアー『ROMANCE』金沢公演に行ってきました! 感想(その1)

初日、驚き、大英断


岡村靖幸ツアー『ROMANCE』の初回、金沢公演に行ってきました。岡村ちゃんのライブはいつも東京か新潟に行くのですが、今回新潟はなく、そしてこの金沢はツアー初日だったので、行ってきました。そしたら、初日に行けてよかった!という内容でした。


※セトリ等ネタバレ全開で書きますので、今回のツアー参加予定者はライブを見てから読みましょう。予習派の人も今回は何も知らずに臨みましょう!
岡村靖幸 live 2017 romance 初日セトリ ネタバレ - ラなウェイトレイン ~FX成績 ライブ観戦雑記~
セトリはこちらを参考にしています。それにしても、こんなに覚えていられるのかしら。メモしているのかな?


会場は金沢市文化ホール
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キャパは900弱なので、新潟でライブするときのりゅーとぴあとほぼ同じ規模。ホールなので足の疲れや開場時間を気にしなくていい。中年にはありがたい。
今回私は16列目で岡村ちゃんの表情はよく見えなかったので、その辺は他の人のレポを読んでください。


さて、開演時刻。定刻を3分ほど過ぎて客電落ちてスタート!
サンプリングを使ったヒップホップ風のオープニング。で、始まった曲は『聖書』!おおお!これが1曲目とは!曲後半のどんどん展開していくところもやってくれてうれしい。この曲、「岡村靖幸が音を司っている感じ」がしてとても好きなのです。
岡村ちゃん、声出ている!ステップの足さばきが素晴らしい!というか、もう「声が出ていてうれしい」「踊れていて安心」という時期は過ぎています。ここ数年は歌えて踊れるを前提として、それを上回るパフォーマンスと感動を与えてくれています。


2曲目は『彼氏になって優しくなって』。おおお、この曲が2曲目!
私、この曲大好きなんですけど、ジャジーな横ノリビートなのでライブではなかなか爆発しないんですよね。なので、ここに配置したのは大正解!
続いて『ぶーしゃかLOOP』。今回は以前のようなサイバー感がなかったのですが、アレンジ変わっていました?照明やメンバーの振り付けのせい?記憶が…!


ここで今回のカバー曲コーナー。今回はクレイジーケンバンド『昼下がり』でした。

CRAZY KEN BAND 昼下がり
(この映像は何…?)
私はこの曲は知らなかったのですが、「クレイジーケンバンドっぽいなあー」と思いながら聴いていたので当たってうれしい!
原曲とキーが違っているのか分かりませんが、岡村ちゃんの声にジャストフィットでした。中低音の倍音の魅力!


『うちあわせ』の後、『カルアミルク』。おおお、この曲がここに!
『カルアミルク』は毎回3曲目くらいに配置されるのが常だったので、今回はやらないのかなー、アップテンポの曲ばかりで疲れちゃうぞーと思っていたので、ここで歌ってくれてうれしかったです。アップテンポの曲だけでもこんなに歌い踊り続けられるということですから。
曲の後半で「ハーイハーイハーイハイハイ」と私たちがコーラスする部分があって、岡村ちゃんはアドリブでいろいろしゃべるのですが、私たちはコーラス役なので「ハイハイ」を続けなくてはならず、いいフレーズを言ってくれてもあまりはしゃがず「ハイハイ」を続けます。何だか「高度に訓練された岡村ベイベはどんなフレーズを言われてもコーラスを続ける」というフレーズを思いました。元ネタなんだっけ?


そしてお次は『できるだけ純情でいたい』。アルバム1曲目なので途中に挟まれるとまだ違和感があるな。この曲も後半盛り上がるので好き。
この曲のときだったかな?「金沢ベイベ、準備はできてるの?」と岡村ちゃんは訊いてくれるのですが、もう7曲目だよ!もちろんできてるよ!
あと、これもどの曲のときだったか忘れましたが、「準備はできてるの?」で私たちが「いえーい!」と応えると「何の準備ができてるの?」と追加質問。えーっと、何のと言われましても、岡村ちゃんのライブを楽しむ準備ですが…。
「マジで?」も何度か言っていたな。だから、準備できているってば!


ここで岡村ちゃん一旦退場。バンドメンバーのインスト&各メンバーのソロ回しです。
今回のインストではマイアミサウンドマシーンの『コンガ』を演奏していました。
www.youtube.com
(↑私は完全に忘れていたのですが、フォロワーさんに教えていただきました。Twitterって素晴らしい)
メンバーのソロ回しはどなたもカッコいいのですが、今回ギタリストが前回のツアーに引き続き田口さんという若い男性で、彼のギターソロがカッコよかった!1曲目の『聖書』でもソロ弾いていましたが、そのときのテレキャスよりこのときのストラトの方がいいな。


岡村ちゃん再登場。紺色のスーツ。ちょっとパツパツ感あり。
『5!!モンキー』の記憶は何もない…。『ヘアー』は何となく曲の衝撃が薄れている感じがしたのですが、単に私が慣れちゃっただけ?でもギターのフレーズが何か違ったような気がするんだよなー。何が違っていたのかは分からないけど、少し違和感があった。


『ラブメッセージ』は音源のベースぶいーんという始まりではなく、違う演奏があってこの曲が始まったので、「あれ、次の曲何だろ。あれ、まさか?もしや?」というドキドキワクワクでの始まりだったので多幸感あり!でした。


『どうなっちゃってんだよ』はライブでは毎回このアレンジ?何度ライブに通っても歌いだすまで何の曲か分からない私。
『イケナイコトカイ』は声出ていた!100点満点!後半の「ノウホウタイム」は以前ほどくどくなく(くどいけど)、笑っちゃうほど過剰でもなく(過剰だけど)、ちょうどいい塩梅でした。


そして、ここで事件が起こります。
また分からないイントロから、あれ、このフレーズってあの曲のイントロじゃないの?いやでも、あの曲はラストと決まっているし岡村ちゃんがアコギを弾いて1ヴァース歌うという不文律があるはずだが…。
と思っていたら音源通りのイントロが演奏されました!そう、『Out of Blue』なのです!!!
えーーーーー!!!!!私は呆然として手拍子したり手を上げたり一緒に歌ったりできませんでした。曲ラストの「マイガールマイガール、フォー!」もスルー。
デビュー曲であるこの曲をライブのラストに配置するというのはもう何年も変わらない「絶対の曲」だったわけです。それを変えるという大英断。岡村ちゃん、よく決断してくれました。
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今回のセトリについてはいろいろな人に相談したようで、やはり迷ったり悩んだりしたんだろうな。この曲の置きどころを変えるというのは大きな決断ですから。
でもね、大成功ですよ!岡村ちゃんはキャリアは長いけどオリジナル曲は100曲に満たないくらいしかないので、それを年2回のツアーで20曲以上演奏するとなると、曲かぶり問題はどうしても発生してしまいます。その中でライブの構成やキラーチューンの配置が固定されていると、それは「マンネリ」「飽き」になります。
もちろん寅さんのように「偉大なるマンネリ」も必要ですが、私個人は正直「いっつも同じだな」と思っていました。だから前回のツアーは不参加だったのです。
それが、同じ曲であっても置きどころを変えるだけでこれだけ新鮮になるのですよ!手持ちのカードで楽しくやろう(©真心ブラザーズ『情熱と衝動』)。


興奮冷めやらぬ中、お次は『揺れるお年頃』。揺れているのは私の心だよ!
あ、でも、この曲やるのね。アルバム『幸福』の中でも地味なアルバム曲というイメージだったので、アルバムリリース直後は演奏するとしてもその後はやらないのかなーと思っていたのですが、前回のツアーでも演奏していたので岡村ちゃんお気に入りなのかしら。


ここで白石さんタイム。
会場の周りに用水路が流れていて、それをベースの横倉さん(よこりんはダイビングのライセンスを持っているそうです)に入れとムチャ振りした白石さん。よこりん「膝くらいしか水ないよ!」
あと何をしゃべったか忘れた!私の記憶力!海馬!前頭葉


で、ここは鉄板の『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』『だいすき』の流れ。ここは崩さないのね。崩してもいいんだぜ。でもやっぱり破顔一笑多幸感幸福感ドーパミンエンドルフィンドバドバ分泌なので抗えない。


第二部の前に一旦切ります。もう4000字に迫ってきたので。続きはまた次回!