やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

岡村靖幸 2017 SPRINGツアー『ROMANCE』金沢公演に行ってきました! 感想(その2)

エロス不足


前回のお話↓
ese.hatenablog.com
カーテンが引かれ第一部終了。続きがあることは分かっていますが手拍子は途切れさせないぜ。
で、この日はここで「アンコール!アンコール!」という発声があったのです。そもそもこのタイミングは第一部終了の「幕間」であって本編終了ではないので「アンコール」ではないのですが、そうでなくても「アンコール!」という発声にびっくりしました。もうこの掛け声って絶滅したと思っていたのに!


そんなことを考えている間に第二部開始。
聞こえてきた曲は、知らない曲だ!
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大江千里『MAN ON THE EARTH』でした!私はこの曲は知らなくて「ミスチル桜井さんっぽいメロディだな」と思いながら聴いていました。当たらずとも遠からじ、でいいですか?美メロですな。リズムもいい。
あとね、この曲ではアイドルみたいに左右にステップ踏みながら歌っていたのですが、それがかわいかった!聖子ちゃんか!


続いて『いじわる』。またイントロでは何の曲か分からない私。
エロス担当の曲ですが、今回のライブはこの曲に限らずエロス成分が少ない!というか皆無でした。カワイイ成分は多めでしたが、エロスも欲しいのだ!エロスを欲しているのだ、私は。


そして『ペンション』!おおお!これはレアだ。『カルアミルク』『イケナイコトカイ』『Lion Heart』は歌ってくれるし『友人のふり』は弾き語りで歌ってくれる(半分以上私たちに丸投げですが)。しかしこの曲は歌ってくれないのです。それが聴けた。うれしい!もちろん声もバッチリ。


ここでまた岡村ちゃんお休み。早くない?
2回目の白石さんタイムは最近おなじみのグッズの紹介。これ、大事なのは分かるけど、あからさま過ぎて冷めるんだよなー。昔みたいにオモシロトークだけでいいんだけど。
白石さん「あと1曲なんです」お客「やだー」白石さん「無慈悲な岡村さん、どうですか?」お客さん「カッコいい!」白石さん「横倉さん、困りました」よこりん「そこでカッコいいと言われるとこのくだりがグダグダになるんで空気読んでほしいんですけど」確かに!


で、白石さんタイムがあるということはこの次が本編ラストで、その曲は『SUPER GIRL』なわけです。ここも変わらないのね。
側転も華麗に披露。今回は私の見る位置が遠かったせいもあるのか、いつもの「どっせーい!」という感じ、もしくは森光子『放浪記』のでんぐり返し感がなく、スマートに回転してくれました。


さあ、ここは本当のアンコール待ち。ここでも「アンコール!」出た!なぜだ。
そして、ここでは毎回弾き語りは上手下手どっちかなーと予想するのが楽しいのです。今回はさすがに初日だから基本の上手側かなー、なんて思っていたらキーボードのセッティングもなくカーテンオープン。
ええ、弾き語りないの?と思っていたらセンターにアコギが。そう、今回はアコギでの弾き語りなのです。
岡村ちゃんはロングコート。背が高いっていいなーといつも思う。
弾き語りの内容は、



でした。自分で覚えていないので他力本願。正直、あまり面白くないぞ!他の公演に期待。
あとね、弾き語りはキーボードの方が自由度があるのでキーボードの方がいいと思うの。
そしてその後『家庭教師』をちょびっとだけ歌ってガーシュインの『サマータイム』へ。
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この曲、知っているけど何となく聴いたことある程度で、オリジナルをちゃんと知らないなー。どの動画を貼ればいいのか分からない。もっとふさわしいバージョンがあったら教えてください。


このまま『ちぎれた夜』。おお、この曲地味ですが佳曲なので好き。「花の名前」「おじいさん」「同じ証」は何の比喩表現なんだろう。


アコギを置いて立ち上がる岡村ちゃん。さあ、本当にラストです。『Out of Blue』以外で何で締めるのかしら。ドキドキ。
聞こえてきたギターのカッティングは『愛はおしゃれじゃない』!!!おおお、これか!確かにラストの盛り上がりと終わってしまう寂しさの両方を兼ね備えた曲だ。正解だ!
と感動ウルウルしていたら、「緊急警報!」のアナウンスが。えー、さらに『ビバナミダ』まで!
これがオーラスでいいのかしら。個人的には『愛おしゃ』で終わっていいと思うけどなー。『ビバナミダ』は「終わり感」がない。また盛り上がっちゃう。あ、「再見」がキーワードなのかも!それだ!


終わってしまいました。20:45。3時間弱でしたが十分十分。楽しく、びっくりし、感動しました。
とにかく今回はセトリの大きな変更が大ニュースです。これについては前回のエントリにも書きましたが、手持ちのカード(持ち曲)が限られている中で飽きやマンネリを打破するためにはとても大事な変化でした。「変わらないために変わる」ってやつですね。


私は今回遠かったので岡村ちゃんの表情や細かい仕草まで見えず、その部分のレポができずに悔しい。近くから見ていた人、詳細報告お願いします!遠目からですが、今回はエロスゼロ、可愛さ多め、レスポンス要求少な目、という印象でした。
2011年の復活以降「歌えるかな」「踊れるかな」というおっかなびっくり、「笑ってくれた」「笑顔が増えた」という喜び、「声が出てる」「ステップすごい」という安心、などの「心配→できているからうれしい」という安堵感はもうないのです。もう完璧なパフォーマンスを見せてくれるミュージシャン、岡村靖幸なのです。
で、これがうれしいような寂しいような感情なのです。「人は欠損に恋をする」というのは高須克弥さんの言葉ですが、まさにその通りで、完璧にできてしまうことが逆に物足りないと感じてしまっていました。それが飽きやマンネリにつながっていきます。
それが、今回の大英断で大きく動き、また岡村ちゃんのライブが進化したと感じました。アルバム『幸福』で復活以降の一応の集大成が完了したので少し停滞気味でしたが、また動き出したぞ。


初日に行けてよかった。素晴らしいライブをありがとう、岡村ちゃん
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本日のセトリ
1.聖書
2.彼氏になって優しくなって
3.ぶーしゃかLOOP
4.昼下がり(クレイジーケンバンド)
5.うちあわせ
6.カルアミルク
7.できるだけ純情でいたい
バンドインスト
8.5‼モンキー
9.ヘアー
10.ラブメッセージ
11.どぉなっちゃってんだよ
12.イケナイコトカイ
13.Out of Blue
14.揺れるお年頃
15.あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
16.だいすき
第2部
17.MAN ON THE EARTH(大江千里)
18.いじわる
19.ペンション
20.SUPER GIRL
アンコール
21.弾き語り~金沢ベイベ
22.ちぎれた夜
23.愛はおしゃれじゃない
24.ビバナミダ


禁じられた生きがい

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『青年14歳』の解禁はいつになるのだ…。