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スキマスイッチ×ライムスター対バンライブに行ってきました! 感想(その3)

サービス精神


前回までのお話↓
ese.hatenablog.com
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アンコール待ち。やはりアンコール待ちの拍手はだんだん速くなって崩壊してまたその半分のリズムから再生する。これは全国どこでも、誰でもこうなってしまうのでしょうか。何でなんだろ。誰か調べて。


再び舞台に登場したスキマスイッチRHYMESTERの5人。お揃いのツアーTシャツを着ています。
宇多丸「圧力に負けて出てきてしまいました」
Mummy-D「いやでも、まだマイクを持っているだけでトークだけかもしれないよ」
大橋「せっかく出てきてくれたのにトークだけ?」
D「だって、トークばっかじゃんこのライブ。転換のときのあれ何?」
大橋「あれは、セッティングチェンジの間に、ただお客さんを待たせるっていうのもアレなんで」
D「セッティングチェンジより全然長えじゃん!」
宇「途中まで聞いていたけど、途中で無駄だなって思ってやめちゃった」
大橋「無駄って!」
D「あとさ、全員で同じTシャツ着てきたらダメじゃん」
宇「ドリフの体操コントみたい」
大橋「このTシャツ、この会場限定なのに着ている人少ないじゃん。どうして買わないの?」
宇「これだけモノがいいから、お高いんでしょう?」
大橋「(スタッフに)いくら?4,500円?それは高いな!」
宇「何でそういうこと言うの?皆さん、これからのセッションタイムを見れば買いたくなりますから」
大橋「あ、ということはセッションやってくれるんですね」
宇「しまった!」
しゃべっている人や言い回し・語尾などはうろ覚えなので違っているかもしれません。大橋君の天然っぷりとちゃんとフォローする宇多丸さんの優しさがにじみ出る会話でした。


というわけでセッションタイム。演奏する曲はもちろん『ゴールデンタイムラバー』
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スキマスイッチファンも、さすがにこの曲は予習済みのはず。どうですか、生でもCDと同じでしょ(それは大橋君も同じくですが)。生であのラップを実際にやっているんですよ。
いやー、これは盛り上がった!盛り上がったぞ!


しかしこれでは終わらないセッションタイム。音源でコラボしたのはこの1曲のみですが、あとは何をやるのかなー。
大橋「今回のツアーに参加してくれたアーティストのの皆さんに『re:Action返し』というのを毎回やっておりまして、対バンしてくれたアーティストさんの曲を僕らが一緒に歌うというのをやります」
えー、他のバンドならカバーで一緒に歌えばいいですが、今回はラップですよ、HIPHOPですよ。どうすんの?
ここでバンドメンバーも登場。
宇「僕らはドリフの体操コントで、バンドメンバーは24時間テレビみたい」
確かに!上手い!
f:id:ese19731107:20170625172936p:plain(会場限定Tシャツ)
f:id:ese19731107:20170625172948p:plain(ツアーTシャツ)
演奏する曲は『The Choice Is Yours』。宇多さんが曲名を言っても全然響かない会場。うむ、それが現実。
この曲のサンプリングの元ネタはマーク・キャパニの『I Believe in Miracles』で、世間的にはジャクソン・シスターズがカバーしたバ-ジョンが有名。というわけで今回はこの曲のジャクソン・シスターズバージョンをバンドが演奏して、それをRHYMESTERと大橋君が歌うという3つのマッシュアップになります。
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宇「さらに曲の後半では大橋卓弥によるHIPHOP風のコール&レスポンスがあります」
大橋「頑張ります」
D「いや、俺らのコール&レスポンスよりよっぽど難しいことやっているじゃねーか」
確かに。


ヴァース部分はライムスの二人が原曲通りのラップをかまし、サビ部分とその後の原曲部分を大橋君が歌うという構成。歌詞は足元のモニターに貼ってあったのかな?目線がずっと下でした。
大橋君のコール&レスポンスはどんなだったかな。覚えていないということは普通に上手くいったんだろうな。


さらにもう1曲!全力少年
この曲のイントロで再びメロディのコール&レスポンス。
大橋「やっぱり新潟は歌上手いな。じゃあ、宇多丸さんからもコール&レスポンスを」
宇「やだよ!」
大橋「やだよってなんすか!」
D「自分に返ってくるんだよ」
仕方ないので宇多さんもやるのですが、低音デスボイスでのコール&レスポンス。逃げたなー。
宇「この程度のおどけ芸しかできません」
宇多さん、本当にメロディ弱いな。カラオケだと何を歌っているんだろ。


この曲ではライムスの二人はマイク持ってうろうろしているだけ。手持ち無沙汰だなー。
と思っていたら、大橋君の「もっとラップ聞きたいよね?」というフリから『スタンバイチューン』をラップ!元曲よりだいぶBPM速いですが、見事ラップをかますマイクロフォン#1&2!素晴らしい!
しかしこの曲のリリックは別に『全力少年』とリンクしているわけでもないし、Dさんパートは「半ライス」とか「三杯酢」なんていうリリックなわけで、なぜこの曲をチョイスしたのかは不明です。まあ、速すぎて一見さんには何を歌っているか分からなかったと思いますが。
http://j-lyric.net/artist/a004a57/l00df25.html
歌詞はこちらです。↑
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ラストでJINさんのDJ暴れ太鼓。手でスクラッチ、肘でスクラッチ、ついには顔(頬)でスクラッチ!面白い!(でもやはりJINさんはいつもちょっと長いんだよなー)


この日のことは宇多丸さんがラジオでも語っておりました。
miyearnzzlabo.com


というわけで大団円。スキマスイッチRHYMESTER、そしてバンドメンバーが白と黄色が交互になるように並んでカーテンコール。
楽しかった!
全然客層の被らない2組が対バンライブを行い、盛り上がる。たぶんどちらのファンももう一方のライブをよいと思ったのではないでしょうか。対バンとして理想的な盛り上がりでしたね。
いきなりHIPHOPファンにならなくてもいいので、「HIPHOPダサい・怖い・恥ずかしい」という印象さえ取れれば私は満足です。そして『フリースタイルダンジョン』に出ていない人でも素晴らしいラッパーはたくさんいますよ。その中でもRHYMESTERHIPHOP初心者でも聴きやすいトラックとラップとリリックです。まずはレンタルでもいいので聴いていただければ…。


スキマスイッチのお二人、バンドメンバー、RHYMESTERの3人、スタッフの皆様、そして素晴らしいお客さんたち、皆さんありがとうございました。皆さんのおかげでとてもいいライブになりました。


アンコールセトリ
1.ゴールデンタイムラバー
2.The Choice Is Yours
3.全力少年(途中『スタンバイチューン』あり)


re:Action(通常盤)

re:Action(通常盤)

The R~The Best of RHYMESTER 2009-2014~

The R~The Best of RHYMESTER 2009-2014~

↑ライムス初心者にはこのベスト盤が入門編として良いと思います。