やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

さようなら、ドラゴンクエスト

こんにちは、老後


私は子供の頃セガユーザーだったので、ファミコンは持っていませんでした。中学くらいまでは熱心なゲーマーでしたが、高校に上がるころにはもうゲームをしなくなっていました。
そんな私ですが、ドラクエは別。ファミコンを持っていないのにドラクエは1からプレイしていました。ファミコン本体ごと友達に借りていたのかな?覚えてない。
ドラクエ4は、大学受験が終わって暇になったので友達から本体ごと借りてプレイしていたのですが、なかなか終わらず「明日、大学のある街に引っ越し」というギリギリまでプレイして何とかクリアして友達に本体とソフトを返した思い出があります。


なので、その後もあまりゲームとは縁がありません。ゲームボーイで「テトリス」を狂ったようにやったのと(これも本体持ってないのにどうやって遊んでいたのかな?)、大学時代に友達の家で毎日「桃太郎電鉄」をやっていたくらい。
そんな私ですが、ドラクエは別。ドラクエ7はプレステ本体を友達に借りてプレイし(借りてばっかりだな)、8をやるためだけにプレステ2を買い、9をやるためだけにDSを買いました。5・6も買ってプレイしました。ドラクエ25周年記念盤はソフトだけ買ってWiiは友人に借りてプレイしました。
ドラクエはひとりでやるものだという勝手な信念のもと、オンラインだった10はスルーして(9だって一度もすれ違い通信しなかった)、いざ11を待つ日々。


今年の3月くらいだったかな、NHKでドラクエ30周年の特番がありました。楽しい、懐かしい、ワクワクする。
このときはまだ11の発売日は決まっていませんでしたが、いてもたってもいられず、もう一度9をプレイしようと久しぶりにDSの電源を入れました。
ワクワクするオープニング。いざ冒険スタート。まずはツボやタンスを探索だ。フィールドではスライムを撃破だ。町の人々から話を聞き、怪しいところはくまなく調べろ。
あれ、面倒くさいぞ…。


何だか億劫です。戦うのに何ターンもかかるのもいちいちツボやタンスを調べるのも町の人に話を聞くのも面倒だ。
どうしたことだ。ドラクエができない体になってしまったぞ。
これがスマホ脳なのか、これがTwitter脳なのか。地道な作業を面倒に感じてしまったのです。ドラクエは物語序盤のどうのつるぎ時代がいちばんわくわくするのに。


というわけで、翌日私はドラクエとDSをGEOに売ってしまいました。これは青春を卒業することでも大人になることでもない。老人になり始めたのだ。細かい作業ができない、新しい刺激を受け入れられない。完全に老人です。
堀井雄二さんをはじめ、すぎやまこういち先生や淡路恵子さんはずっと青春なんだよなー。うらやましい。