前回までのお話↓
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さあ、いよいよ岡村靖幸です。さらに前まで進む。5列目くらいまでは来れたかな。
昼間のうちに撮った写真を貼っておこう。
開演前の煽りのVTRで翔やんは
ちょっと前に岡村さんから連絡がきて「ちょっと相談したいことがあって」って。「岡村靖幸に相談されることって何だろう?」って思っていたら「セットリストってどうやって考えてます?」俺に訊く?って思って。
俺からしたら長嶋茂雄に呼び出されて「どういう風にミートしてる?」みたいな。これが「俺たちの岡村ちゃん」なんだ、って思って。
と言っていました。確かに以前翔やんはそういうツイートしていましたね。そのとき翔やんがどのようなアドバイスをしたか分かりませんが、それが前回のツアーでの「『アウブル』をラストから外す革命」につながったわけです。感慨深い。
その後も煽りVTRでは「となりのカリスマ」「できるだけ純情でいたいターザンボーイがラブメッセージを届ける」と上手いキャッチコピー連発。
あの人こそ永遠の16歳(シックスティーン)ですよ。いや、永遠の17歳(セブンティーン)かな。俺の永遠の1コ上。いちばん青春のど真ん中の17歳。例えばあの人がバスケ部の先輩で、俺たちが『先輩、ナイッシュ!』みたいな。
翔やんは上手いなあ。
岡村ちゃんのぶーしゃかTRACY #氣志團万博2017 pic.twitter.com/weIw9pUnUP
— 師岡とおる (@more_rock) 2017年9月18日
岡村ちゃんのイラストはこちら。私は最初映画『シン・シティ』のイライジャ・ウッドかと思ったのですが、『ディック・トレーシー』でした。
こっちではなく
こっちでした。
さあ、開演!雨は止みませんが、もう関係ないぜ。
と思っていると「ぴちょん、ぴちょん」と雨音のSEが。この状況に合う!おお、ということは『できるだけ純情でいたい』ですな!
ステージ下手から登場した岡村ちゃんはいつも通り緊張や高揚のそぶりは見せず、素のままでセンターへ。そしてデンスとステップを決める!
この日は雨なのでデンスの量は少なめでした。危ないもんね。途中くるっと1回転ターンするときも少し躊躇しながら「いっせーの、えいっ!」と回った感じがしました。
あと、ボーカルも完璧というわけではなかったです。『でき純』の前半のキーが低いのもあるのでしょうが、あまり強く聴こえない。途中から問題なくなりましたが。
「氣志團ベイベ!」「準備はできてるの?」できてるよー!
でもね、フェスなので、みんなが知っている曲で始まる方がいいと思うんだよなー。自身のこだわりよりも一見さんへのアピールの方が大事だと思うの、フェスでは。『ぶーしゃかLOOP』とかいいと思うけどなー。
もうひとつ書いておかなくてはならないことがある。この曲では視線も指先も、何度も私を見て指してくれたんですよ!いや、妄想ではありません、事実です。もう何度も。「え、また私?」と思うほどに。「あれ、私今日すっぴんだったかな」「帽子の被り方変?」とか頭おかしいこと思うほどに。でも事実なんだからしかたない。
2曲目は『カルアミルク』。早い!と思いましたがフェスだもんね。短縮バージョンでいかないと。
これはよかった!この曲ではワンマンでやる「ハイハイハイ」のコール&レスポンスはなし。それでいい。フェスだから。
この曲でも私を見てくれたなあー。いや、妄想ではありません。
ここで白石さんのMCタイム。早い!フェスだから。
「岡村さんの心の声をお届けして四半世紀、マニピュレイターの白石です」と珍しくカミカミで自己紹介。そして他のバンドメンバーも紹介。
ここで、キーボードの富士子さんをスクリーンに映したとき、休憩中のメガネなし靖幸が!これは貴重!普段ワンマンのライブではスクリーンないし、照明も落としているのでお顔は見えません。これは貴重!会場からも「キャッ!」と声が一瞬上がりました。
「ここから20分ノンストップでいきますが、大丈夫ですか?」もちろん!そして20分ノンストップなの!歌ってデンスしてノンストップなの!
お次は『愛はおしゃれじゃない』。この曲の一般的な知名度は分かりませんが、ライブで見ると映えるアンセム曲に成長していてとてもよい。
あと、この日のライブではメガネ外しが多くてとてもよかった。雨でメガネが曇っちゃったから?それだったら雨ナイス!
エロ仕草は少な目。指を口に入れて投げキッスは何度もありましたが、指を入れるだけでキッスしなかったりもあったのでもっとキッス欲しかった!
『ビバナミダ』のイントロではおなじみ『スペース☆ダンディ』の声優さんの声が入るのですが、岡村ちゃんお初の人の「まさか諏訪部さんの声が聞けるとは!」というツイートを見たので、やはりアニメタイアップって大きいんだなーと再認識しました。
あと、このイントロのキメのデンスの際、ネクタイがスーツから飛び出して慌てて入れようとして上手く入らず、ええい後ろにやっちゃえ、いやダメだという一瞬の躊躇の後無事ネクタイをスーツに収めたのを私は見逃さなかった。
『ビバナミダ』は、聴くたびに「優秀な曲だなー」と感じます。Aメロはキャッチーだけどメロディ音程は低め。Bメロはサビのような盛り上がりがある。で、普通Bメロはサビの盛りあがりのために抑えたメロディにするのですが(サビへのジャンプ台)、こんなに盛り上げてどうするんだろうと思っているとサビで転調するという離れ業!これで更なる盛り上がりエンジンに点火ですよ。上手くできている曲だなー。
『ビバナミダ』終わりでオベーションのギターを渡される岡村ちゃん。ということはお次はもちろん『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』!
このイントロのキラキラ感は本当にエバーグリーン。ポップスの魔法がかかっているなー。
Bメロの「誰もがもう諦めて苦くほほ笑むけれど」の「けれど」の部分、「寂しくて悲しくてつらいことばかりならば」の「ならば」の部分、きちんとオリジナルの高いメロディで歌っていました!
この次はもちろん『だいすき』。フェスだからこういう鉄壁のベタセトリがいいのです。
曲の後半で花道をずんずんと歩く岡村ちゃん。花道でも歌と演奏のリズムばっちり!ユニコーンのとき民生やABEDONがモニタースピーカーなくて音が遅れて聞こえてしまうので音ずれして困ると言っていたのに。岡村ちゃんのリズム感どうなってるの?また惚れる!
花道の先頭で「ぼくは、氣志團ベイベが、だいすきです!」と宣言&ターン!みんな惚れた!
この花道タイムのとき、スクリーンに大きく映る岡村ちゃんを見るべきか生岡村を見るべきか迷い、結局どちらも中途半端になってしまった。
よかったです。雨のせいでデンスは少な目でしたが、一見さんにも届くパフォーマンスだったと思います。これで少しでも刺さった人は、ぜひワンマンに来てください。うちの岡村、こんなもんじゃないから。うちの靖幸、もっとすげーから。幸せにしかしねーから。
岡村ちゃんだけでこんなに書いてしまった。次回達郎さんと米米CLUB、そしてフェス全体の感想を書いておしまいにします。
- アーティスト: 岡村靖幸
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2016/01/27
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