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榊いずみ25周年記念ライブに行ってきました! 感想

いい曲、いい歌詞、いい声、いい歌


榊いずみさんの25周年記念ライブに行ってきました。
榊いずみさんは、橘いずみさんです。結婚して榊さんになりました。
私は橘いずみさんは世間と同じく『失格』で初めて知り、そこからいろいろ聴いてきました。いずみさんは歌詞が評価されますが、個人的には歌詞はもちろんですが曲も素晴らしいし歌唱力も素晴らしいし声が私の好みだしと全方位でファンでした。とはいえ、ライブに行ったことはありません。
そして、時の流れとともに徐々にフェードアウトしてしまい、最近の活動は追いかけていないというのが現在の状況です。


最近、あいみょんを知り、彼女も橘いずみと同じく歌詞が評価されるけど曲も歌も声もいいよなーと思って聴き直したらやっぱりよくて、そしたらライブをやるというじゃありませんか。
これも何かの縁。初めてのライブに行ってみよう!
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今回はライブがあることを知ったのが遅いので、整理番号Bでした。でも入ったらそんなに広くないのでだいぶ後ろでもそんなに遠くない。ライブハウスありがとう。


1曲目は『永遠のパズル』。
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声が出ている!CDと同じだ!小さいボディの赤いアコギがいずみさんによく似合う。
いずみさんの声は強い。張りとか艶とかもあるのですが、それ以上に「鳴り」がいい。楽器としていい声をしている。あんな小さい体なのにどうしてこんなに響くんだろ。
この曲では途中裏声(ファルセット)部分があるのですが、そこもすごくよく出ていた。いやほんと、鳴りがいい。
あと、この曲の後半で歌詞を畳みかけるところがあるのですが、ミスチルの『名もなき詩』に似てますよね。でもこの曲は1994年、ミスチルは1996年です!


いずみさんはライブ中ずっとアコギを弾いて歌うので、ずっとスタンドマイクから動きません。私の立っているところからはちょうど男性数名が邪魔になって、いずみさんのお顔が見えない!ライブハウス痛し痒し。
ドラム・ベース・エレキギター・キーボードの編成だったら、アコギのコード弾きはなくても成立すると思うけどなー。もっと動くお姿が見たかったわ。


お客さんは、男性が多い。皆さん当時から追っていた人たちなんだろうなー。
そんなに熱狂しないのね。サビで手を上げたりする人もいますが、会場全体の熱!みたいな感じではないです。私が普段行くライブでは真心ブラザーズに近い感じ。みんなじっくりと自分の中で燃えている感じ。
たまに「歌って!」と催促されることもありましたが、いずみさんの曲は歌詞が難しいのですぐ出てこず、ちゃんと対応できずにすみませんでした。


数曲やって最初のMC。「いずみです!榊でも橘でもどっちでもいいじゃんか!」その通り!
私、普段ライブレポを書くときはネットでセトリを探してそれを元に記憶を手繰って書くのですが、今回は見つけられない!ナタリーとかで書いてくれないかな。
というわけで、細かい記憶がないのでざっくりと書きます。


ライブはとてもよかったのですが、個人的にはギターの演奏がイマイチだったと思うのです。私だけ?
『1982年の缶コーラ』のリフ、全然キレがない。その他の曲もフレーズもソロも何となくリズムが悪い。グルーヴ感がない。私だけ?


今回のライブではABEDONと中村中がゲストとして出ることがアナウンスされており、私は前座っぽく出るのかなと思っていたのですが、途中にゲストとして出るのですね。考えたら当たり前だ。


まずABEDON。いずみさんの呼び込みを受けたABEDONは舞台の袖から顔だけを出し、いずみさんを窺う。そして出てきて花束をプレゼント。「お花も25本にしておいたから」紳士!
この日のABEDONは白いTシャツ(トレーナー?)に水色のジャケットに紺のマフラーをしていたのでヨン様みたいでした。
ABEDONは前日北海道でユニコーンのライブだったのですよ。それなのに駆けつけてくれるありがたさ!
私はABEDONといずみさんがどのような関係なのか分かりませんが、兄と妹というか若い頃一緒に闘った(遊んだ)同志というか、そういういい距離感の関係を感じ取りました。
ABEDONとは2曲歌ったのですが、ハーモニーの混ざりがとてもいいですね。声の相性がいい。それにしても、ABEDONがこんなにカッコよく、こんなに歌を歌える人になるとは昔の阿部Bを思うと感慨深いぜ。


もうひとりのゲストは中村中さん。中さんは以前舞台で見たことがあります。
ese.hatenablog.com
このときの演技はとてもよく、また曲中の歌もとてもよかったです。
登場した中さんはとても美しく、とても男前で、とてもいずみ愛に溢れた人でした。カッコいい。
『愛してる』で泣き、『真空パック嬢』で殴られました!


本編ラストは『太陽』。今回のライブを行うにあたり、ファン投票でセットリストを募ったところ第1位に輝いた曲です。この曲って、明確なサビがどこなのかよく分からないけどずっとエモい。
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いずみさんの曲ってこういうAメロもサビも一緒みたいな曲が結構ありますよね。それってJ-POPの構造を考えるととても不自然な形です。だって、導入部といちばんの盛り上がりが同じなんて変だもの。それを成立させているのは、Aメロからいきなりいいメロディなのはもちろん、歌詞やアレンジで彩ることによりサビの機能も持たせる構成の妙もありますね。


アンコールのラストは『サルの歌』。
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私、いずみさんの曲ではこれがいちばん好きです。サビで一瞬ファルセットになる部分がたまらん。「自分を責めた」とかの部分。自分でアコギで弾いていても泣いちゃうのです。
で、この曲はバンドメンバーがみんなはけて、ギターの人の演奏のみで歌うのですが、ここでもギターがいまいちなのです。この曲は元々アコギ1本に近いアレンジで、イントロのフレーズも素晴らしいのですが、それが弾けていない。えー、プロなのに弾けないの?とっても残念でした。


アンコール含めて3時間。いずみさんの歌はずっと素晴らしかった。あの「鳴り」はラストまでずっと響いていました。高性能だなー。
今回のライブでは3分の1くらいは知らない曲だったのですが、どれもとてもいい曲でした。ライブ初聴で「いい!」と思えるのは、やはりメロディが優れているからです。
彼女はまだお子さんも小さいしご主人の仕事も忙しそうなので、あまり表だった活動は多くできなそう。であれば、他人への楽曲提供でもいいですよ。この素晴らしいメロディメーカーをもっと世間に知らしめましょう!
いずみさん、25周年おめでとうございます。これからも名曲をたくさん聴かせてください。


Family Tree

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どんなに打ちのめされても

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太陽が見てるから

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十字架とコイン

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ごらん、あれがオリオン座だよ

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