やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

岡村靖幸2018スプリングツアー「マキャベリン」@新潟 に行ってきました!感想(その2)

前回のあらすじ↓
ese.hatenablog.com
今回のツアーのMCは白石さんオンリーではなく、バンドメンバー持ち回りで行っているそうで、この日はベース横倉さんが担当。よこりーん。
「前回の新潟ツアーのときは、オフに佐渡島へ岡村さんと行ってきました」とのこと!岡村ちゃん佐渡行ったのか!私も何度も行っているので、言ってくれれば案内したのに。
その後よこりんが何かしゃべっていると、「おかしいなあ、困りました」と白石さん乱入!「横倉さん、困りました。岡村靖幸公式スナック『雪の宿』を持ってくるのを忘れてしまいました」
そう、「雪の宿」は「岡村靖幸の宿」として新潟では公式スナックに認定されているのです!(私が勝手に認定した)
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そしたら客席から「あるよ!」と声が。そして客席を伝わって白石さんの元へ。前回に引き続き、持ってきている人がいた!
さらに甘酒を白石さんに渡す強者も。
白石「岡村さんにお供えしますか」とステージの中央に置いてよこりんと一緒に二礼二拍手一礼。
「お礼と言ってはなんですが、私からも『サラダホープ』を」とスーツのポケットからお菓子を取り出す白石さん。徹子さんの頭から飴が出てくるみたい!
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ちなみに雪の宿は三幸製菓、サラダホープ亀田製菓の商品です。どちらも新潟の会社ですが、ライバルですよ!


で、このMCの後は『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』と決まっています。
この流れもこの曲ももう何度も聴いているのに知っているのに、やはりアガる。私がDATE1年ぶりということもあり、高揚するよねー。
ちなみにBメロの「苦くほほ笑むけれど」の「けれど」の部分、2番の「辛いことばかりならば」の「ならば」の部分、どちらもオリジナルどおりの高いメロディで歌っていました。うん、本当にもう何も心配する必要ないんだな。


で、この曲の後は『だいすき』と決まっています。
この曲の後半で、「僕は君のことをだいすきだっけね!」と新潟弁で言ってくれました!さすが高校時代新潟に住んでいた男。


ここで第一部終了。幕が引かれます。
待っている間はもちろん手拍子を続けるのですが、全然やらない人もいるんですよねー。あなたは次を見たくないの?じゃあ帰りなさいよ。次があることが分かっていても、手拍子で盛り上げてやるのがファンのすべきことだと思うのです。演者も人間、よりやる気にさせてパフォーマンスしてもらいましょうよ。


第二部は、スティービー・ワンダー『Superstition』でスタート!邦題は『迷信』です。
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この曲大好き!メロディだけでなく、どの楽器も主役になっているのがいい。ドラムもベースもホーンも全部いい。
そして岡村ちゃんはこの曲でも私たちに歌えと命じるのです。うう、この曲好きなのですが、何と読むのか20年以上あやふやなままなので、あやふやなまま「さぱーすてぃしょん!」とふがふが歌いました。


お次は『どんなことをして欲しいの僕に』!おおう!この曲って、最近のライブで歌ったことありましたっけ?
そして!ここで!エロスターイム!
そういえば、この日はここまでエロス要素はほぼゼロでしたな。それが!ここで!マイクスタンドを使ったお戯れを!「ねえ、ちょっと触っていい?もうちょっと触っていい?」と言いながらマイクスタンドをエロく触るのです。
まあ、私はおっさんなのでここで「萌える!」「濡れる!」とかはないのですが、会場は大爆発でしたよ。


続いて『Punch↑』。ここでもエロスタイムは確変継続中。「新潟ベイベ。もし戦争が起きたら僕に何ができるの?何もできない。そんなんだったら結婚して、新婚旅行行って、フランスとかノルウェーとかドイツとかヨーロッパ全土を回って、ハネムーンベイビーをつくったら、幸せが何か分かるかもしれない」
『祈りの季節』では「新潟、高齢化社会なの?」そうだけど、その言い方は新潟の地方問題みたいですよ。「新潟子供産んで!」主語がデカい!
この2曲、つなぎがとても上手くていつの間にか『祈りの季節』になった記憶がある。
ここでもエロスな動きをしていたんだけどなー、覚えてないなー。「そうか、ここはエロスパートなのか!」と思いながら見ていました。
そう、このツアーはセトリの曲目自体もいいけど、その置きどころもいい。踊るパート、盛りあがるパート、濡れるパート。考え抜かれているなー。


再びMCタイム、再びよこりん。グッズ紹介の時間。私、この時間好きじゃない。売らんかなはあまり前面に出さないでほしいなー。
途中から白石さんも入ってMCは続く。何しゃべっていたっけ?覚えてないけど、ちょっと長くない?と思いながら聞いていました。
そうだ、何かの流れで客席から白石さんに「フゥ~」という冷やかしがあって「それを岡村さんに言ってみましょうか」で「フゥ~」と言ったところ、白石さんから「ぬるいフゥ~ありがとうございます」というくだりがあったな。


「あと1曲」といえばもちろんこの曲『Super Girl』
この曲には「本当のダンスチャンスロマンスは自分次第だぜ」という歌詞があって、曲中岡村ちゃんも「自分次第だよ、分かってる?」と言ってくれます。ここ、以前は「いろいろあった岡村ちゃんが言う重み!」と毎回泣きながら受け止めていたのですが、最近は「そうだよね!」くらいの軽い感じで受け取れるようになってきました。何度も聴いて慣れてきたということもありますが、それ以上に岡村ちゃんが普通の活動を普通に継続してくれるのが普通になっているから。特別じゃなくなっているから。この言葉の重みが軽くなっていることの嬉しさよ!分かる?
あと、この曲は毎回岡村ちゃんの側転があるのですが、今回は背中向きで側転してくれたので、お尻がよく見えた!お尻!


さあ、アンコールです。手拍子手拍子。今回、手拍子のリズムを狂わす「妖怪アンコールずらし」が登場せず、皆さん素晴らしい手拍子を続けておられました。
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今回の弾き語りはアコギでユーミン『あの日にかえりたい』と安全地帯井上陽水『夏の終わりのハーモニー』でした。
岡村ちゃんはアコギの弾き語りでも絶対ローコードのみでは弾かないですね。そのコードの押さえ方、何?そしてバラードでもアルペジオではなくリズム重視の弾き方をする。
今回歌った2曲のうち、『夏の終わりのハーモニー』がものすごくよかった!キーを変えているのか分かりませんが、岡村ちゃんの今の声にどハマリ。中低音の倍音がめちゃ響き、まるでオペラ歌手のようでした。
弾き語りはこれでおしまい。あれ?新潟ベイベは?新潟ベイベは?あーん、残念。


続いてスティービー・ワンダー『All in Love is Fair 』。私、この曲知らないです…。
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そして『友人のふり』。おお!いつも弾き語りでしか歌わず、しかも3分の2を私たちに歌わせる岡村ちゃんが、久しぶりにバンド演奏でフルで歌ってくれた!


『愛はおしゃれじゃない』『ビバナミダ』でおしまい。ああ、この曲が始まると「終わっちゃう」と思ってしまうのはいいことなのか悪いことなのか。ラストの曲は毎回変えてもいいんだぜ。
『ビバナミダ』はラストが過剰で盛りあがる!投げキッスも会場中に振り撒いてくれました。もちろん私もキャッチしましたよ!


終わってしまいました。復活以降年2回ツアーをしてくれて私はほぼ毎回参加していたのですが、前回不参加だったためか、すげー良かった!やはり溜めてから出すと気持ちいい。俺は何を言っているんだ。
今回のツアーは前半のセトリが良すぎてもう泣いちゃった。号泣メーン!ですよ。その分中盤以降はやはり毎回同じ構成なのね。もっと裏切っていいのよ。
あと、最近のライブでは笑顔がよく出ていてとてもいい。岡村ちゃんが楽しいと私も楽しい。もっと前でもっとお顔を見たかったなー。


「人は欠損に恋をする」とは高須院長の言葉で、「アイドルは魅力が実力を凌駕している状態」とは宇多丸さんの言葉です。音楽的な才能はとてもつもなく巨大ですが、それを上回る魅力も持っている岡村ちゃん。それは「いつまでこの幸福が続くんだろう」という不安定さのせいもあります。それが、ここ数年完全に安定期に入っており、そういう危うさはなくなりました。それはもちろん歓迎すべきことでありがたいのですが、マンネリに近づいているのも事実。
去年の「『アウブル』ラストから外す事変」の大改革でフレッシュさを取り戻したので、今後も毎回驚きのセトリと構成にしてほしいな。ぜいたくなお願い。