やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

RHYMESTER30周年企画「飲みーティング」に行ってきました!(その2)

未来に期待しかない!


前回あれだけ書いたのにまだ半分くらい。記憶も気力もヘトヘトですが、ここで書かないと自分がすべて忘れてしまうので頑張って書く。
前回のお話↓
ese.hatenablog.com


続いては『ウィークエンドシャッフル』
質問は「マイクの順番は?」でしたが、明確な答えはなかったような。同じグループは分けるのと声やスタイルが似ている人は分ける、くらいだったかな。
J「ラッパーが多くてミックスが一日では終わらなくて大変だった」
宇「こんな歌詞のために?」
と「チンチンブラブラ」(MCUヴァース)部分を指す宇多さん。その他にもひどい歌詞を指摘してゲラゲラ~な時間でした。


『マジックアワー』
宇「俺らにしては珍しく『フラッシュバック、夏』と『Walk This Way』が同時にできていて、アルバム『POP LIFE』のシングル候補曲になったんだけど、もったいないから割り振ろうって話で『フラッシュバック、夏』は夏に出そうぜって待ってたらあの震災があって。もう『終わった…!』って感じだったんだけど、それでもやっぱりこの夏を盛り上げるサマーソング作ろうよってことでミニアルバムになった」
この曲はドタンビートだそうです。ドタンビートって何?
J「リズムが正確じゃないビート。コンピュータで作るズレがグルーヴを生むっていう」
J「自分が作るときはキメの部分はリズムをしっかり打って、それ以外で揺れを出すというやり方にした」
リリックについて。
宇「遊泳禁止ってリリックは、あのときはそういう場所多かったでしょ。海の家がやってないとかも。だから、これは被災地の近くの場所なんだよね。でも、そんな場所でもきれいな夕日を見れる日もあるでしょ、っていう俺としては震災ソングなの」


『雨上がりの夜空に35』
清志郎さんが35周年でトリビュートを出すからやってくれないかということで始まったプロジェクト。RHYMESTER側は『ファンからの贈り物』『つきあいたい』をやりたいって話だったけど、レコード会社から「もっと有名な曲で」と言われてこの曲になったとのこと。
D「林檎さんの『本能』と一緒で、俺らがやりたいって言ったわけじゃないからね」
宇「元の歌詞を書き出してみると、全部サビ。どこも取れねえ」
オリジナルの音はシンセが多かったりライブバージョンだとホーンが入っていたりして、HIPHOPに合わない。そこで、宇多さんは「これはT-REXの『GET IT ON』を日本に置き換えたものじゃないかって思って」とそちらの音像を参考にしたそうです。
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なるほど。こうして並べてみると違いや流れが分かりますね。
リリックは、どこも削れないので「増し増し」(宇)で行く方向へ。
宇「清志郎さんは、人をまったく緊張させない」
D「かわいいんだよね」
その後、「夜のヒットスタジオ」のあの映像を見たりしてゲラゲラ~。


『ロイヤル・ストレート・フラッシュ』
メジャーデビュー1発目のシングル。
D「メジャーに行くってことで『頼む、1曲だけ魂売ってくれ』みたいなこと言われると思ってたよ」
宇「冗談抜きでそういう人いたからね」
曲の成り立ちについて。
J「『前略』のトラックを聴いたときに、宇多さんが「『ロイヤル・ストレート・フラッシュ』だ!」って言ったら、Dが『それだったらもっとハネさせるトラックになるから俺に任せてくれ』って」
よく覚えているなあ。そして、この3人のコンビネーションの良さ!
Dさんのリズムのイメージ元はこちら。Showbiz & A.G. 『Silence of The Lambs Remix』。
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(28秒からの部分!)
このアッパーなイメージで、ビートを4つ打ちにすることによりカジノ!エンタテイメント!にしたとのこと。Dさんさすが。
この頃、宇多さんは「HIPHOP反抗期」。「ザ・HIPHOP」特有のファッションが嫌で細身の格好ばかり、アイドル好きなままでカッコいいラップしてやるぜと尖っていたそうです。
宇「今、アイドル好きなままでラップやってます、みたいなのは普通じゃん。まあ、道引きましたよね」(自分が先駆者で道を作ってやったという自慢)


曲解説はこれでおしまい。ここで2回目の休憩。


ここから第2部。ってもう4時前だけど。「メンバーのみんなが今ハマっているもの」
まずはJINさん。既に呂律が怪しいです。「昨年の12月から本格的にピアノを習い始めました」
娘が習っている先生がジャズ畑の人なので、それだったら自分にも役立つかなと。まだ全然弾けないけど、あの曲の構造はこうなっていたのかーという答え合わせの日々。人前で弾くかどうかは別として、作曲に役立ったらなと思って練習してます。


これを聞いて「俺のギターはホコリをかぶっている」とDさん。
息子にギターを習わせているんだけど、ほぼマンツーマンだから月謝が高い。なので息子が習ったことを自分が吸い上げなければもったいない。
宇「どんな動機だよ!」
D「プロのミュージシャンには頼みにくいじゃん」
ずっとループミュージックをやっていた身としては、アコギを持つとフォークがいちばん気持ちいい。コードの展開に夜中弾きながら泣けてくる。このコードが切ねえー!
しかし、1年経ってコード覚えてきたけどその先の単音弾きとかはできないので、そこで止まっている。
D「なのに岸社長に『Dには数年後弾き語りやってもらいます』なんて言われているんだよな」
聴きたいけど、GAKU-MCみたいになったら嫌だなー。


Dさんは「ジジイ観察の話」。
D「うちの近所にはジジババがたくさんいるから観察し放題なんだよ」
宇「ジジババサブスクリプションじゃないですか」
2つ話をしてくれたのですが、たぶんノーツイート案件なので書きません。どっちも面白かったです。『すべらない話』に出られるよ。
キーワードだけ。犬の散歩、はい論破、バス、スマホ、文庫。


宇多丸さんは「競技用の銃の話」。
元々銃好きの宇多さん。でも、それは「形を愛でる」と「銃の歴史」についてのガンオタ。撃つこと自体には興味なかったのが、ある人から競技用の銃をもらったら楽しくなって家で撃ちまくっている。


第3部は「未来」。人生相談とRHYMESTERにやってもらいたい曲について。
ここはたぶんノーツイート案件が多いので、あまり書けない。というか覚えてない。もうメモする手が止まってきた。
●「10代のラッパーをフィーチャリングしてほしい」
宇「若いからすごいわけではない。どうせすぐ歳を取る。若いから偉いわけではなく、才能のある人がすごいんだよ」
●「お酒についての相談(内容忘れた)」
宇「酒はドラッグなので、飲む酒の種類によって酔い方は変わる。翌日の残り方も」
そうかー。私はビールと梅酒と焼酎と日本酒しか飲まないので全然成長しない。洋酒全然飲まないし知らないなー。
●「ギャラの割に合わなかった仕事」
これはノーツイート案件。
●「ラブソングを作ってほしい」
D「これは難しいよ。まずね、男二人でラブソングはなあ…」
私も反対。RHYMESTERにそれは求めていません!
●「緊張してしまう」
D「緊張はするよ。レキシ池ちゃんだって『帰る帰る』って言ってるからね」林檎博のときのことかな?
宇「ベボベこいちゃんも直前までずっとギター練習していて『今キャンセルしたらいくらかかります?』って言ってたよ」
●「どんなときに自分の老いを感じるか」
J「亜鉛イソフラボン、内転筋が大事」
宇「いや、対策じゃなくてどういうときに老いを感じるかってことですけど」
J「亜鉛イソフラボン、内転筋がね」
JINさんベロベロじゃないですか!会話が成立してない!
●「しゅうけいくんの行方は」
D「最近はしゅうけいくんなくても成り立つようになったから、しばらく登場しないんじゃないかなあ」
私のTwitterアイコンなのにチッタ倉庫で眠っているだけなのね!


その他、作りかけの新曲についてと、ツアーのセットリストについて少し語ってくれました。
宇「セットリストはね、画期的ですよ。このやり方があったかと!」
どんなの?楽しみ!
ラストはメンバーそれぞれの「今聴きたい曲」をYouTubeで流す。メモしてないのでもう忘れた。
そしてJINさんによる一本締め。さすがにこの時間なのでシンプルに締まった!


5時終了予定だったのが、大幅に予定を延長して5:50終了。



さすがに5時を過ぎた頃には私も少し眠くなりましたが、ずーっと面白かったです。深夜に5時間もあったら途中ダレると思っていたのに、ずーっと面白かったです。ただし、古い中華料理屋みたいなイスだったのでケツがツラかった。


Dさんのブログによると、次回もあるようです!ただし来春?宇多さんのラジオがあるからスケジュール自由に組めないけど、ツアー先での夜中でもいいですよ!
starplayers.jp
読まれなかった質問がたくさんあったし私の質問ももっとあったので、Dさんブログでもう少し答えてくれてもいいんですよ…。


あー楽しかった。ライブはもちろん楽しいですが、こういう特別なイベントは楽しいなあ。第2回を期待して、ツアーに参加します!
2回合計で1万字超えました…。


待ってろ今から本気出す

待ってろ今から本気出す