やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

残念ながら、宇宙人は「事実上」いない

ロマンは別腹


宇宙人(地球外生命体)はいるのか。はるか昔からの人類のテーマ。「生まれ変わったら男と女、どっちがいい?」「何でも一つ願いが叶うとしたら?」と同じく、永遠の議題。


結論を申し上げます。
宇宙人はいません。


この広い宇宙に、地球人以外に知的生命体はいません。寂しいですが、これが現実です。
ただ、タイトルに「事実上」と付けたのは、少しばかりの条件があるからです。


私たちが認知できる、コンタクトの取れる範囲に、宇宙人はいません。


より正確にいうと、こう。どういうことか。説明します。
①時間の壁
宇宙が生まれて143億年、地球が生まれて46億年、人類が生まれて200万年、文明が生まれて5,000年、天体望遠鏡が生まれて400年。そして人類が初めて宇宙に行ったのが50年ちょっと前。
宇宙の歴史に比べてなんと短いことか。つまり、人類が生まれる前に、もしくはここまで科学技術を発達させる前に、宇宙人はいたかもしれない。そしてその宇宙人は既に絶滅しているかもしれない。
逆に、この先宇宙人が進化するかもしれませんが、今の私たちにそれは分からない。認知できない。
これが時間の壁。


②距離の壁
太陽系の恒星は太陽ですが、それ以外で地球からいちばん近い恒星はケンタウロス座で4.3光年。光の速さで進んでも4年かかる距離です。もちろん現在の人類は光の速さで進むロケットは持っていませんので、現在の科学力では数万年かかります。
もしかしたらこの広い宇宙のどこかに宇宙人がいたとしても、コンタクトの取りようがないのです。会えないのです。
その宇宙人は地球人より科学力が発達しているかもしれませんが、光の速度を超えることはできないので、やはりどうしたって物理的な距離は大きすぎる。
いるかもしれないが、遠すぎて無理。これが距離の壁です。


というわけで、宇宙は広すぎるし歴史は長大すぎるので、万が一宇宙人がいたとしても私たちと出会うことは絶対にありません。宇宙人は「事実上」いないのです。


しかし、別の可能性も考えてみよう。宇宙人とはグレイのような人間っぽいやつだけなのか?


③思い込みの壁
私たちが生きるには酸素が必要です。もちろんその濃度も大事。気温だって高すぎず低すぎずでなければならない。
だからといって、そんな環境の星が見つからない=宇宙人がいる可能性はないと短絡的に決めていいのでしょうか。
宇宙は広い。もしかしたら酸素以外で生きることができる生命体がいるかもしれない。人類ならとても住めない過酷な温度環境が適温の生命体がいるかもしれない。どんな可能性だって排除してはならない。
また、知的生命体がいたとして、彼らの意思の疎通が私たちのような通信の仕方ではない可能性だってあります。テレパシーのようなものかもしれないし、超音波かもしれない。
このような様々な可能性を考えると、宇宙人がいる可能性はぐっと広がります。しかし、それらも時間と距離の壁に阻まれてしまうのですが。


結論。宇宙人はいるかもしれないが、私たちがコンタクトを取れる範囲(時間も距離も)にはいない。つまり、事実上宇宙人は存在しない。


ただ、ロマンは捨てちゃダメだ。映画ではどんどん宇宙人は攻めてきて欲しいし知らない間に潜入していて欲しい。『ムー』は毎回宇宙人目撃情報を載せて欲しいし鳩山由紀夫は宇宙人であって欲しい。


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