やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

RHYMESTER47都道府県ツアー@千葉LOOK に行ってきました! 感想(その2)

ライブ全編サビだけ!サビだらけ!


前回のお話↓
ese.hatenablog.com
ここから怒濤の後半戦。活動休止前のRHYMESTERをお見せしよう。
『オイ』
盛り上がらないわけないだろ!そしてこの日のエリートお客さんたちはもちろんかぶせ完璧!いやもう、ライブは演者だけでなくお客も含めて作り上げるものってのは本当ですね。何か「うねり」というか「波動」みたいなものを感じましたよ。


そのまま続いて『逃走のファンク』
この曲ライブで聴くの久しぶりな気がする。昔ロックインジャパンで聴いたなーとか思い出しました。
この曲、音源としてはそんな大好きではなく、何でシングルなんだろと思っていましたが(『WELCOME2MYROOM』の方が何でシングルなんだよと思います)、この日は完全に爆発していましたね。こんなにアガるのか!音源よりもライブで化ける曲。


さらにRun-D.M.C.『Walk This Way』のトラックで『We LOVE Hip Hop』
この流れでこのトラックでこの曲!だーかーらー、盛り上がるに決まってるだろ。途中宇多丸さんはスティーヴン・タイラーの「ウォークディスウェー↗!!」とシャウトしておりました。高音出るじゃない!


ここでMCあったはずだけど、もう何もお ぼ え て な い。
D「睡眠大事だよね」
宇「睡眠の曲作ろうかって話あったよね」
D「こうやってテーマだけある曲いっぱいあるよ」
宇「『死のブランコ』とかね」
D「タイトルだけ決まっていてまだ作ってない曲。29年前くらいに話し合ったけど、何を歌っていいか未だに分からない」
そうだ。この辺でDさんが上着を脱ごうとして、汗で脱ぎにくいため宇多丸さんが脱ぐのを手伝うというBLチラリという場面がありました。仲良きことは良きことかな。


『ザ・グレート・アマチュアリズム』!最近は後半の宇多丸ヴァースはカットされることが多かったですが、今回はフルコーラスで「社長さん~」も聴けました。まあ、この部分は全部私たちが歌うわけですが。


『肉体関係 part2』はやっぱアガる!(同じことばっかり書いていてごめんなさい…)
今回は「アナコンダ」はそのまま。「キスやポーズも」はやっぱり「フェラやポーズも」でした。ライブで「キス」と歌ったことなんて数えるほどしかないんじゃない?
後半の剣さんパートは宇多丸さんとDさんが分割してマイクリレー。そしてエンディングは「放置プレイ」でメンバー3人フリーズ!そのまま会場暗転!


暗闇の中3人は微動だにしないまま、流れてきたのは『ウワサの真相』
私は『ウワサの伴奏』で初めてRHYMESTERに出会ったので、この曲・このアルバムにはものすごく思い入れがあります。もちろんサンプリング元の『サンシャイン・オブ・ユア・ラブ』も好きだし。
曲中の出来事など何も覚えていない。


宇「世界中で、グループとして生き残っているのってマジで誰かいる?」
D「スチャくらい?」
宇「あとデラ・ソウルとか」
D「それくらいか」
宇「だから、もうずっとやります!」
いい宣言聞きました!


『Lights,Camera,Action』の後『B-BOYイズム』
『B-BOYイズム』なんてRHYMESTERの中でいちばんのクラシックでいちばんの盛り上がり曲ですが、実はこの日はそこまで爆発しない。他の曲が強すぎるから。この曲ですら並列にしちゃうほどこの日のセトリは鉄板で鉄壁。
そして本編ラストは『耳ヲ貸スベキ』
そうか。インディーズ時代の不滅のクラシックであり「血が騒ぎ出すこの世紀末」「来たるべき世代に託す祈り」「次の世紀に向けて生き残る元気」というリリックだもんな。これまでの歴史とこれからの歴史。これまでの軌跡と奇跡。これからの進化と深化。


というわけで本編終了。まだ19時前。早いし短いけど、濃い!
手拍子をしながら「帰りたくない」「フワフワ!」と『ブレックファストクラブ』のリリックとアホみたいな合いの手でアンコールを待ちます。
そしたら、すぐ出てきた!体感1分。実際もたぶん2分くらい。もっと休んでいただいていいんですよ。
グッズの紹介。47都道府県ツアー日本地図Tシャツは
宇「行ったところを黒で塗るんですか?」
D「最終的に単なる黒Tシャツになるよ!」
B-BOYイズムTシャツについて
D「これ、赤の色を細かく指示出して、真っ赤ではなくちょっと暗めの血の色っぽくしてもらった」
このあと、何かいろいろしゃべっているうちにアンコール1曲の予定がもっと増やそうか?という流れになり、結果『After6』『カミングスーン』
話の流れからするとたぶん『カミングスーン』が当初のアンコール予定だったのが、『After6』が急遽追加になった感じでした。わーい、得した。でも今後のツアーではこれがデフォルトになっているかもしれないけど。


ラストは3人が手をつないでカーテンコール、そしてハイタッチの嵐。3人とタッチできたー。うれしいー。
Dさんがブログ用にスマホを取り出してハイチーズ。
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終わってしまいました。時刻は19時過ぎ。2時間ちょっとで終わってしまいました。短いけど、濃い。ライブ全編がサビだけ、サビだらけの2時間でした。
良すぎて濃すぎて、でも物足りない。もっとやってくれてもいいんですよ。あと30分くらいやってくれてもいいんですよ。
そこで宇多丸さんの疲れや帰京時間をまったく考えない私からの一方的な提案。『耳ヲ貸スベキ』の後『And You Don't Stop』を歌って、そこからアルバムごとに1曲ずつ現代に戻ってくるのはどうかしら。


そして皆さん、この時間に終わるということは、相当な場所でも日帰りができちゃうぞってことですよ…!時間がなくて遠征は無理だと思っていた会場も、日帰りで参加できちゃうぞってことですよ。さあ、行きましょう。さあ、さあ!
RHYMESTERのことだからMCは当然毎回違うわけですが、たぶんセトリも毎回違うはず。各アルバムから1~2曲じゃ完全に物足りないわけですから、行けば行くほどあの曲もこの曲も聴けちゃうはず。さあ、さあ!
どの会場も小さいので、最後列でもアリーナ会場最前列より近いわけです。どの場所でも間近で体感できるわけです。さあ、さあ!
私もあと何度か行きます。ああ、もう楽しみ。


30周年、47都道府県ツアー開幕。これは伝説の幕開けです。メンバーの皆様、スタッフの皆様、ご自愛しつつ、毎回完全燃焼してください。そしてヘッズの皆様、ライブを作るのは演者とお客です。キングオブお客の一員として、自分も周りも楽しめるよう、完全燃焼してください。


今回のセトリ。普段はネットを徘徊してセトリを見つけるのですが、さすがに初日なので見つけられなかった。しかし今回はアルバムを遡るという構成だったので、CDの裏面を見ながら書くことができました。
1.待ってろ今から本気出す
2.Future Is Born
3.Back & Forth
4.Kids In The Park
5.Still Changing
6.The Choice Is Yours
7.グラキャビ
8.POP LIFE
9.ONCE AGAIN
10.オイ!
11.逃走のファンク
12.We LOVE Hip Hop
13.ザ・グレート・アマチュアリズム
14.肉体関係 part2
15.ウワサの真相
16.Lights,Camera,Action
17.B-BOYイズム
18.耳ヲ貸スベキ
~アンコール~
19.After6
20.カミングスーン