140字の限界
日々生活していると、いろいろ思うことがあります。そういうのはブログに書くのですが、最近めっきり数が減りました。思うことはたくさんあるのに、ブログに書いていない。
これは、Twitterのせいです。もう少し詳しくいうと、Twitterと加齢の合わせ技のせいです。
Twitterはつぶやきですが、ブログは自分の考えをまとめた場所。Twitterの方が瞬発力あるし拡散されたときの爆発力はあるのですが、いかんせん即時性が強すぎて瞬間で消費されてしまいます。3日後にはもう過去の藻屑。
自分の考えをきちんと残すにはブログの方がいいのですが、最近あまり出来ていない。
もうね、面倒なの。
ブログを書くために事実を調べたり資料を読んだりするのが面倒なの。ある程度の文字数を使って自分の意見を書くためには下調べが必要だし、補助線をいくつも引いて調べた事実と自分の意見を紡いでそこから結論に至らなければならない。
それがね、もう面倒なの。
Twitterだと、私より頭のよい人の専門的な意見や分析があり、それを読めばもうそれでいいやとなってしまいます。これ以上自分に語れることはない。
そして、Twitterはその場で結論めいたことを書きやすい。そこで自分の言いたいことをつぶやいちゃうと、それを肉付けする作業が面倒だと思ってしまうのです。もう書いたじゃん。もう一回イチから調べて書くより、この140字の方が切れ味あるじゃん。
140字で語れることなんてほぼありません。面白ネタはそれでいいけど、もっと深い話題はもっと多くの文字数がなければ語れない。Twitterでつぶやいているのは「結論めいた感情の一部」でしかない。
それは分かっているのですが、それを完全版としてきちんと書くことを面倒くさがっているのです。
これがTwitter脳。さらに近年の加齢により、体力も集中力も情熱も全部下がっている。かくして、一瞬思ったこと(←考えたことですらない)を早押しゲームのようにつぶやいてガス抜きしておわり。
よくない。Twitterは趣味の情報も社会の情報も早く、多面的に教えてくれるので、とても有意義なツールです。でも、それに乗っかり続けると、140字内でしか物事を考えられない人間になってしまいそう。しまいそうというか、もうそうなってる。よくない。
Twitterを眺める時間も含め、どこかで縮小していかないと自分の現実の世界がどんどん小さくなってしまう。他人の言説をRTするのではなく、自分の意見をきちんと言語化することをもう一度やらないと、本当に考えられない人間になってしまいそう。
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