「カッコよければなお面白い」という新たな伸びしろ
レキシ TOUR 2019「アナザーレキシ〜あなたの知らないレキシの世界〜」の川口公演(2日目)に行ってきました。
レキシですから期待と安心しかないわけですが、今回は「アナザーレキシ」ですから、どんな違う面が見れるのかとまた新たな期待を持って臨んだライブ。
今回は20列目。実際見たらそんなに遠くない。そもそも池ちゃんのアップを見に来ているわけではない。
開演前のBGMはスプリングスティーン、オアシス、ストーンズ、U2、ガンズ、レッチリなど、ロックど真ん中な選曲。そうか、今回はロックなのね。
以下、ネタバレありますので、まだ今回のツアーに行っていない人はまだ読んではいけません。何も知らずに体験した方が絶対に楽しい。
さあ、開演。
ステージ前に下りている幕に映像が投射されます。後ろにいるバンドメンバーもうっすら見えるちょうどよい見え・透け加減。
1曲目はなんと『Takeda’』!!のカッコいいメロディがついたバージョン!!
なんだこれ!カッコいいのに笑っちゃう。幕にはリリックビデオのように歌詞が縦横無尽に投影。なんだこれ!笑っちゃうのにカッコいい。
笑いながらもいい曲だなーなんて思い(「爪は強いよな」とかの歌詞なのに)、途中からはサカナクションみたいだなと思ってしまいました。価値観がおかしくなっている。
幕が上がり、『SHIKIBU』。池ちゃん、革ジャンです!バンドメンバーも全員グラサン。だってロックですから。
池ちゃんは歌い方もポージングもロックンローラー。マイクスタンド掲げるとか腕を広げるとか。まるでBOΦWYというかGLAYというかBREAKERZというか。ここで笑ってしまうのは氷室さんを笑ってしまうことになるのか。でも面白いから笑っちゃう。
そのままノンストップで『甘えん坊将軍』。おお、確かにレア曲やるのね。そしてちょっとロック寄りの曲だしな。
ここで最初のMC。何を言ったかもう忘れたけど、しばらくロックスター(しかも外タレ)の体裁でMCしていました。内容なんてないので覚えてないけど、ずっと笑ってた。覚えてないけど。
『Good bye ちょんまげ』おおー、これは本当にレアだ!ギターのリフ主体でロックな感じで、途中のホーンがレッチリっぽかった!
途中から「マゲ」のコール&レスポンス。しかもバンドの音も止める完全無音で「マゲ」。私たちは一体何をやっているのでしょうか。この「マゲ」のコール&レスポンスだけで5分以上やっていた気がする。みんな頭おかしい。
『KATOKU』は普通だった。そうか、これもロックっぽい曲だな。
続いて『妹子なう』。おお、この曲好きだけど最近やってなかったのでうれしい!
この曲は途中に「Don't look back 飛鳥」という歌詞があるので、無理やりオアシス『Don't look back in anger』に変換。ここ、だいぶ無理があった。
MCは覚えてなーい。革ジャンが脱げなくてスタッフに袖を引っ張ってもらってふわっと飛び出す、という小ネタをやっていたな。
今回はアナザーレキシということで、レキシ以外の曲も披露。
Eテレ『みいつけた!』に提供した『ひみつのヒミコちゃん』と、椎名林檎トリビュートで参加した『幸福論』。
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『ひみつのヒミコちゃん』は初めて聴いたのですが、ものすごくいい曲!子供番組なんてもったいないくらい。いや、子供のうちからこういう素晴らしい曲に出会えるのはとてもいいことだ。
『出島で待ってる』。この曲は音源でも大活躍だった間奏のフルートがとてもいい。
『どげんか遷都物語』はこんなにオシャレな曲なのに歌っているのは「どげんかせんと~」。このグッドミュージックと面白さのバランスがレキシの醍醐味。
『solt & stone』では蹴鞠changの怒濤のドラムソロ。めちゃめちゃカッコよかったよ!
ここで恒例の渡さん(元気出せ!遣唐使)とのイチャイチャタイム。
●「君に急接近」「ジャノメの湯名人」「チャーシューメン」「ジャッキーチェン」
●YMO『ライディーン』の替え歌(というか、この曲はインストだから新たに歌詞を乗せたというべきか)で「あなた・わたし」(これだけで『ライディーン』を歌う)
他にもいろいろやったけど覚えてないなー。
紆余曲折ありつつ、始まったのは『君がいない幕府』から『憲法セブンティーン』のメドレー。
曲終わりで再び幕が下りる。『レキシトアソボ』が演奏され、幕には歌詞の弾幕。ここ、バンドメンバーのソロ回しがあってとてもよかったです。
そして青葉市子さんの語り。いろいろな映像が出る中、一瞬池ちゃんの子供時代の写真が映ったな。「もっと変わりたい?」「変わらなきゃダメ?」「あなたは誰?」「あなたは、武士」
幕が上がり、『きらきら武士』!池ちゃん袴姿!結局いつものレキシ!まあ、この曲やらないわけにはいかないもんな。
『KMTR645』のイントロが流れて一旦ストップ。
「イルカはもう卒業です。アナザーレキシだから」とイルカ封印を言い渡す池ちゃん。えー!イルカポンポンしたいー!
ここでどういう流れだったか、THE BLUE HEARTS『リンダリンダ』歌ったな。アレンジもそのままだったような気がする。
で、結局イルカ登場して『KMTR645』!やっぱりイルカ必要だよねー。しかし私の席までイルカ流れてこなかった。くそう、20列目め。
そしていよいよ『狩りから稲作へ』。
みんながライト付き稲穂を掲げると、池ちゃん「すごーい、セカオワのライブみたーい」。確かに!
それにしても、この新型稲穂は今回のツアーからで、今日は2日目。それなのに客席の7割くらい持っていたんじゃない?稲穂の普及率すごい。
「稲穂の夜(15の夜)」「見えない稲穂見ようとして(天体観測)」を織り交ぜつつ、やっと始まる。
途中のネタは覚えていない…。特別なことやらなかったかな?
しかし、曲の終わりかけ(まだ脱線中)に池ちゃんが機嫌を損ね(ここの流れ忘れちゃった)、ステージから去ります。バンドメンバーも後を追う。『ごっつええ感じ』の桂三枝さんのネタみたいなやつ。
誰もいなくなったステージにスクリーンが下りてきて、怒りながら楽屋に戻る池ちゃんが映し出されます。
楽屋にいたのはやっつん(やついいちろう)。おなじみのグダグダなやり取り(だから覚えていない)の果てに、「そうか、バンドメンバーにこれを着せればいいんだな」とセーラー服を取り出す池ちゃん。どうしてこういう流れになったんだっけ?
そして流れてきたのは『セーラー服を脱がさないで』!!!!
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池ちゃんはもちろん、バンドメンバーも全員セーラー服!前回のツアーではDA PUMPをやったメンバー(カッコよかったよ)が、今回はこれか!!!
くだらない。くだらないぞ!(全力で褒めてます)
そういえば、まだ曲の途中だった。『狩りから稲作へ』に戻り、ちゃんと終わらせる。結局イントロからここまで何分かかったんだろ。映像の部分入れたら20分くらいかかったんじゃない?
ラストは『LOVEレキシ』。おお、1stアルバムからレア曲!「ドはドーナツ、レはレキシ、ミは帝、ファはファンキー」という歌詞、とてもレキシを表現していると思うのです。楽しさと歴史と音楽性。
きれいに終わったと思ったのに、本当のラストは再びおニャン子クラブで『じゃあね』を流しながらメンバー退場。レキシの曲はどうした!
終わってしまいました。あー、楽しかった。
今回はアルバムツアーでなくアナザーレキシということで、いつもと違う構成になっていたのがよかったです。レア曲と王道の案配もよい。レキシ初体験の人から常連さんまでみんなが楽しめるライブになりました。
「ロックのフリして」というお約束はもちろん面白かったですが、それ以上にステージ前の幕に映像を投影する演出がとてもよかったです。カッコいい。そして面白い。
セトリはこれを見ながら書いたのですが、私の見た日と曲順が違っているので私の記憶で並べ替えました。なので、私の書いているセトリも違っているかもしれません。
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