RHYMESTERは偉い
RHYMESTER47都道府県ツアーの40本目、京都磔磔でのライブに行ってきました。
元々は行く予定のなかった今回。Twitterで皆さんとやり取りをしているうちにいつの間にか高速バスや宿の手配をしてしまった。Twitter恐るべし(Twitterのせいではない)。
とはいえ、私はこのツアーにもう4回も行っているのです。もう十分じゃないですか。たくさん見たでしょ。もう十分じゃないですか。
そうなんです。そうなんですけど!また見たいのです。もっと見たいのです!
そして気づけば京都。
埋まってきたよー。もうすぐ終わっちゃうよー。
終盤戦なので貼り方も雑になってくるよねー。
入り口のホワイトボード。Eが足りないよねー。ライブハウスのスタッフですらこの程度。RHYMESTER、もっと頑張らないといけないねー。
さて、入場。
ここのキャパは350。それなのに私のチケットはG。どういうことだ。Aから順に入場していく人たちを羨みながら寒空の下Tシャツで待つ。
結局、ほぼラストの入場となりまして、入ったら
でかい柱!Dさん見えない!
仕方がないので宇多丸サイドに集中しようとしましたが、正面にでかい男!何も見えねえ!今日はJINさんの頭だけ見て過ごそう…。
さあ、開演!
磔磔は舞台の左右に楽屋があるわけではなく、客席後方に2階へ続く階段があり、その向こうが楽屋なのです。つまり、ステージに立つには客席を通って行かなければならない。宇多丸さん曰く「プロレス的な入場方法」です。
下手を通っていくので、そこにいるお客さんは演者に触りたい放題。まあ、RHYMESTERのお客さんは民度が高いのでそんなにひどいことはしないわけですが。
1曲目は『待ってろ今から本気出す!』!
おお、今日は逆行セット(現在→過去)なのね。個人的には初日千葉以来。
ese.hatenablog.com
つーことで、私たちもいきなり本気出す!
『Future Is Born』『ゆれろ』とアルバム『ダンサブル』からの曲を立て続けに披露。千葉と同じ逆行セットなのにもうセトリが違う!私の記憶力が揺れる!
『ゆれろ』好きなのでうれしかった!昆布のように揺れろー!
ここで最初のMC。
D「今日はウェイ度が高いですね」
ウェイ度って何?
D「今日のセットリストは、2年前のここでのセットリストを出して、今回の滋賀のセットリストと明日の大阪のセットリストを出して、どれとも被らないように作ってあるから」
すげー!
宇「偉いだろ。だから今日の感想は #RHYMESTERは偉い で呟くように」
偉い!
『ガラパゴス』『The Choice Is Yours』ときて、再びMC。
宇「バカにはバカと言っておかないと。俺たちは害虫駆除業者だから」
宇「何もないところから雑草を取って道を整備して舗装してきて、そこを最近の若者はオートチューンで『ふふ~ん』ってやってるから」
口の悪い宇多丸さん。
『It'a A New Day』は何と今回のツアー初めての披露だって!確かに、これはアルバムツアーでは重要な曲だけど、こういう満漢全席なセトリでは外しちゃうよな。でも、私はこの曲好きだからとてもうれしい。ちなみにこの曲はテンポがゆっくりだから歌いやすいかなと思ってカラオケでチャレンジすると、宇多丸パートで撃沈します。
『POP LIFE』『ONCE AGAIN』はこれまでのツアーで絶対にやっている気がする。アルバム『POP LIFE』からもっと他の曲もやってもいいんだぜ。『Hands』以外で。
曲終わりのMCで「今日のお客はエリートだからもっと(ラップの被せの部分)振ってもいいですか」という宇多丸さんに対し「もっと!」の会場の声。ヘイヘイ、バッチコイだぜー。
ここでJINの部屋。
途中までは「3分しゃべって30秒分の情報量」という「何か言っているようで何も言っていない」いつものJINトークだったのですが、後半で大きな動きが!
昔話でDJサンコンさんのバースデーライブでRHYMESTER『Hey DJ JIN』のリリックをもじって「DJサンコンPlay That Song/その逞しさまるで男根/また次のゴールはオマンコン」とラップしたそうです。エロい!というかヒドい!こんな直接的な下ネタリリック、あかんよ。
頭を抱えるMC二人。
J「いや、入り待ちのお客さんから下ネタリクエストをいただいだんで」
と意に介さず、「だってこんなお土産もらったんで」と取り出したのは「ちんこ団子」。
本当にこんな団子あるのね!ちなみに鹿児島名物だそうです。
このヒドい下ネタで思いがけず盛り上がったJINの部屋。そして、ここからライブの空気は変わっていくのです…。
『オイ!』は久しぶりのフルで披露!うれしい!続いて『けしからん』!ライブで見るの久しぶり(というか、記憶にない。生で見たことあったっけ?)
ここで、お客さんの中に「けしからん」扇子を持っている人がいた!しかも最前列だったのでDさんに拾ってもらい、皆さんに披露。なんつー偶然!『梯子酒』はやりませんでしたが、その倍以上の元を取ったぞ。
『ザ・グレート・アマチュアリズム』『肉体関係 part2』とアゲ曲連発。本日の出会いは「京都の老舗のライブハウス」でした!そしてご当地プレイは「八ツ橋プレイ」「しっとりしている」でした。くだらねー!w
放置プレイで十数秒放置された後、『ウワサの真相』!逆行セットだとこの流れ、いいね!
さっきのJINさんのトーク、そして『けしからん』『肉体関係』のリリックもひどいので、MCも下ネタに流れがち。詳細覚えていなくて悔しい。
『Lights,Camera,Action』はオリジナルとは違う、アナログレコード2枚使いの「演奏」で魅せてくれました!
『B-BOYイズム』は言わずもがな!温まりきった、つーか燃えさかった客席はさらに爆発!
本編ラストは『耳ヲ貸スベキ』。
楽屋へ帰るのも、再び客席の中を進まなければならない。磔磔、大変だな。
アンコール待ちは、今日だから「偉い!」コール。そしてRHYMESTERの3人はすぐ出てきた!体感1分。Tシャツに着替えるだけでほぼ休んでないよ。ほんと、偉い。
あ、そうだ。この日のDさんは額にバンダナ(手ぬぐいなのかな?)をしていたのですが、アンコールでは別の手ぬぐいをしてきました。これはお客さんにもらったそうですが、いつも手ぬぐいをくれるお客さんが今日は持ってきてなかったので、「あれ?今日はないの?」と言ったらわざわざ買ってきてくれたんだって!まさにキングオブお客!そして差し入れの強要をするMC!w書いていて思い出した。
グッズの紹介で、「もっと要望があればまた作るよ」という宇多丸さんの発言から「もっと!」と叫ぶ会場。最前列の男性に「もっとエロい感じで」と無茶ぶり→「もっと…(吐息)」と応える男性。この流れ、素晴らしかった!この日のライブは「ちんこ団子」と「もっと」がMVPでした!ライブは演者だけでなく、お客さんも含めて作り上げるんだなーと再認識。
アンコールは『Come On!!!!!!!! 』!!!
このザ・ヒップホップ!ド直球で「カッコイイ」しかないこの曲!このツアー、この会場、このセトリで聴けるうれしさよ。
クライマックスのDさんアカペラもバッチリ決まって最後の大爆発!
本当のラストの曲は『カミングスーン』。順行セットだと『ラスト・ヴァース』だけど、逆行セットだとこちら。『ラスト・ヴァース』のエモい感じもいいけど、エモすぎ・湿度高すぎとも思うので、『カミングスーン』の爽やかな感じで終わるこっちもとてもいい。
終わってしまいました。あー、楽しかった。今回は遠くて柱&長身男性により視界もイマイチでしたが、それでもやっぱり楽しい!セトリやMCもその日限りですが、この日この場所でしか起きない事故やハプニング、そしてお客さんの熱によりライブの空気は変わっていく。それがやっぱり楽しい。それも、「あの日の方がよかった、この日はよくなかった」ではなく、どの日も違った種類でどれもサイコー!なんだから、最高でしょ!
出るときに初めて気づいたでかい提灯。
この日のライブは、ライブ自体のよさももちろんですが、Twitterフォロワーの皆さんと交流したり入り待ちしたりメンバーと触れあったりと、前後も含めて最高でした。Twitterのみんな、ありがとうーーーー!!!!!
この日のセトリ。千葉のセトリを見ながら修正していったのですが、もしかしたら抜けや曲順違いがあるかも。千葉に比べて2曲少ない??
1.待ってろ今から本気出す
2.Future Is Born
3.ゆれろ
4.ガラパゴス
5.The Choice Is Yours
6.It'a A New Day
7.POP LIFE
8.ONCE AGAIN
9.オイ!
10.けしからん
11.ザ・グレート・アマチュアリズム
12.肉体関係 part2
13.ウワサの真相
14.Lights,Camera,Action
15.B-BOYイズム
16.耳ヲ貸スベキ
~アンコール~
17.Come On!!!!!!!!
18.カミングスーン