やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

RHYMESTER47都道府県ツアー最終日@埼玉 に行ってきました! 感想

俺たちはやったんだー!!


RHYMESTER47都道府県ツアーの最終公演、ヘブンズロックさいたま新都心に行ってきました。
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ここ、こんな国道沿いにあるのね。
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サンキューソールドアウト!


もともとこの公演は昨年4月の予定だったのが宇多丸さんの体調不良により延期となり、ツアー最終公演となりました。
私ももともとは行くつもりはなかったのですが、最終公演なら行きたい!と思い、Twitterを通じてチケットを譲っていただきました。ありがとうございます!


そして、最終公演なので私のこの愛と熱を伝えたいと思い、お手紙を書いてきました。
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入魂の封筒。
そのため、何としても入り待ちをせねば。
当日、朝イチで映画を見て、腹が減ったので昼食を食べたかったのですが、いつメンバーの皆さんが来るか分からない。不安なのでとにかく会場へ向かう。
着いたのが11:30くらい。既に待っている方がいて、一緒に待つ。寒いけど寒くないやい。
しかし、来ない。昼食食べればよかった。今から抜けて行くか?いや、その間に来るかもしれない。待つしかない。


13時頃、グラキャビ到着!
とりあえずDさんを掴まえてお手紙を渡す。これで今日のミッション完了!
しかし、今日の私はひと味違う。いつものビビリ・ヘタレじゃないぜ。「Dさん、背中にサインください!」とマジックを押しつけ、書いてもらいました。同じくJINさん宇多丸さんにも。
皆さん快く書いていただき、本当にうれしい。何ていい人たち!
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すぐに脱いできれいに畳んでカバンに入れました。
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あー、このポスターも今日で見納めかー。1年間お疲れさまでした!
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初日はこんなにきれいだったのに。1年間ありがとうございました!


さて、入場。今回は真ん中くらいの整理番号。
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このタペストリーも今回で見納めかー。


開演時間になってもお客さんの入場が終わらないので、10分ほど押してスタート。
今日は「過去→現在」の順行セット。順行と逆行の両方見ましたが、私はこっちの方が好き。なぜなら現在の方がいいから。最新曲が最高だから。「あの頃がピーク」ではなく、「いまだに最高更新中」なので、現在になるにつれていい曲レベルが上がるという素晴らしい構成。


この日のライブはナタリーの取材が入っていたのでセトリが分かってありがたい。
natalie.mu
いつも順行セットの場合は『B-BOYイズム』で最初のMCに入るのですが、この日は『ウワサの真相』までノンストップ。ここで私は把握しました。たくさんしゃべるんだろうな、たくさん曲をやるんだろうな、と。


最初のMC。
宇「追加公演入れて48箇所目。ついに同じセットリスト1回もないです!」
宇「そして今日、今回のツアーで1回もやっていない曲もやります。最後なのにリスクが高い!」
D「俺たち、アホだよね。ずーっと楽屋で練習してたもんね」


『肉体関係 Part2』でのご当地プレイは「西川口プレイ」「本番もあります」だった。笑いにくい!
ラストはおなじみ放置プレイ→しばし無音。
お次はWack Wack Rhythm Island』!わーい、この曲大好きだから嬉しいー。『ベストバウト』の1作目に入っていますので皆さん聴いてください。
この曲は間奏が長いので、間が持たない。そこで宇多丸さんが編み出した秘技が「自主的に踊れ!」でした。これ、いいね。皆さん縦に横に自由に踊っていました。


この後MCだったのですが、ほぼ何も覚えていない。
D「これまで22公演が最長だったのに、48回やってもまだ全然いけるね。ずっと楽しいもん」
宇「自分たちが飽きないように工夫してますから」
D「倦怠期の夫婦のように」
こんなところだけ覚えている私。


『ザ・グレート・アマチュアリズム』『HEAT ISLAND』というハードな曲に続いて『BEDZONE』!この落差!w
「自分の相撲!自分の相撲!」楽しくてくだらないリリックを叫ぶのは楽しいなあー。ごっつぁんです。
この緩みきった空気からでも、『オイ!』で立て直し、『ONCE AGAIN』で感動させるんだからRHYMESTERはエラい。


ここで「JINの部屋」。
「今日は最後だからどっちに転んでもいい」という決意の元、DJブースから前に出てきたJINさん。
J「前代未聞、『顔面コール&レスポンス』をしようと思います」
ということで、JINさんが「顔」をやったら、私たちも「顔」で返すというもの。
しかし、「顔」ですから、無音なわけです。しかも受けている私たちもどうしていいか分からないから、レスポンスできない。
J「全然ダメ!人類史上初なんだよ!月に降り立つのと一緒なんだよ!」
いや、違うと思いますけど…。
結局、単なるにらめっこをしただけのような謎の時間でした…。あっぷっぷー。


さあ、気を取り直してライブに集中だ。
『POP LIFE』『It's A New Day』『The Choice Is Yours』という、ポップでエモで熱い並び。
宇「『POP LIFE』は、絶対やる曲以外ではいちばんやっているんじゃない?」
そうなのか。私の行ったライブでは全部歌っていたのでこれも「絶対」の曲だと思っていた。アルバム『POP LIFE』の他の曲も聴きたかったなー。飽くなき欲望。
最近は年齢や立場もあるから、また物申したいモードだそうで。
宇「俺たちは毎回アルバムを出すごとにガラッと変わるから、またそのときに判断してください」
D「鼻息荒いなんとかさん(Zeebraのことですね!)は『この世から新曲なんてなくなればいい』なんて志の低いこと言ってましたけど、俺たちスローラーナーだから、次の方がもっとよくなるんじゃね?って思ってやってます」
いいこと言う!


お次は『グラキャビ』。何度も聴いたし好きな曲だけど、このツアーのこの最終日で聴くこの曲は、さらにいくつもの意味が乗っかってさらにエモい。
そして『Still Changing』!この曲は宇多丸ヴァースがどこもパンチラインすぎる。いまだに全盛期!


さあ、ラストスパート。
『Back & Forth』『Future Is Born』『待ってろ今から本気出す』!アガるしかない、燃えるしかない、飛ぶしかない、爆発するしかないこの畳みかけ。
ここで私は見逃さなかった。『Future Is Born』のとき、Dさん涙目だったよね!?それを見て私も泣く。おっさんになると涙もろくなるのだ。


ここで最後の声出し。
宇「これまでどの会場でもマックス100のところ、300までしか要求しなかった。でも最終日、埼玉は既に300出てる。となれば、1000出せますか!」
さすがに物理の法則を無視した無茶ぶりなのに、出た!!!!!!1000出た!!!!!!俺たちはやればできる!
『待ってろ今から本気出す』では「ヘイヘイヘイ~!」「リーリーリーリー!」を両面に描いた扇子を掲げるお客さんがいて、それを見つけたDさんが扇子をもらってステージ上で私たちにも見せつけてくれました。お客さん、嬉しかっただろうなー。RHYMESTERのお客さんはセンスがいい。これは駄洒落ではない。


アンコール待ち。
お客さんのひとりが「RHYMESTER!」「ナンバーワン!」と声を出す。そしたら、少しずつ会場中が「RHYMESTER!」「ナンバーワン!」のコール&レスポンスが起きてきた!何だこれ、アンコール待ちなのにまた泣きそうじゃないか。
宇「アンコールの要求って各地でいろいろあるけど、勝手にコール&レスポンスって初めてだよ」
D「ありがとう!」
宇「今回のツアーで集客が不安な会場もあったけど、実際ちゃんと埋まったし、次につながるライブができたと思うし、やっぱりライブはいいよね」
宇「大きいキャパでやる良さもあるけど、それだったらライブハウスで数やるよ、って思ったね」
宇「ライブをやっている限りは続けていけるって確信した」
言い回しはあやふやですが、いい発言出まくりでした!


アンコールは、まずマクガフィン
私は生で聴くのは初めてなのでうれしい!しかし、Dさんヴァースでいきなり歌詞飛ばす!その後は持ち直してあの最新の3連フローを聴けてうれしい!
岡村ちゃんパートは私たちが歌うのですが、思った以上に覚えていなくてすみませんでした。もっと聞き込みます!


ここで、毎回会場に置いてあった日本地図が運び込まれ、最後のステッカーを貼る儀式。あー、ついにコンプリート!
続いて群馬でもらった達磨に目を入れる儀式。しかし、低くて見えない!JINさんが目を入れた後、掲げてくれました。ビフォーアフター分からないけど、感動!


そして本当にラストの曲は、このツアーを締めくくるに相応しい『働くおじさん』!俺たちはやったんだー!美酒に酔うときがきたー!
曲のラストではスタッフひとりひとりの名前を呼んでくれて、これはスタッフの皆さんうれしいだろうなー。


さあ、最後の最後はもちろんJINさんによる1本締め。
これが、いつもの「分かっている話を最初からする無駄な5分間」がなく、思いがけずすんなりと締めることができました!
終わってしまった。
終演20時。ほぼ3時間!曲数が特別増えているわけではないので、つまりはMCが長かったわけですが、ダレることなく濃密で感動的な3時間でした!


あー、終わってしまった。
今回のツアーは毎回どこでもそうでしたが、この日のライブは特にお客さんの働きが素晴らしかったです。マイクロフォンNo.1宇多丸、マイクロフォンNo.2Mummy-D、ターンテーブルNo.1&2、マイクロフォンNo.3DJ JINに続いて、マイクロフォンNo.4は完全に「キングオブ客席」でしたね!


それにしても…
平日毎日3時間の生放送ラジオのメインパーソナリティを務め、それ以外にもいくつもテレビ番組のレギュラーを持ち、さらに放課後クラウドのような延長戦も行い、その合間に原稿書いたりリリック書いたりレコーディングしてたんでしょ?
毎回のライブを振り返るブログを毎回あのボリュームで書き、トラック作って客演してプロデュースしてソロで曲を発表して、今年はもちろんパラリンピック仕事も控えているんでしょ?
毎週ツアーで全国を回りながら、その合間を縫って別スケジュールで全国のクラブでDJをして、もちろんトラック制作もしているんでしょ?
RHYMESTERの3人、皆さん働き過ぎ。ありがたいけど働き過ぎ。今年もたくさん会いたいし新しい企画や新曲も楽しみだけど、休んでいいですよ!私たちはこの1年、たくさんの愛と熱をいただきました。いくらでも待ちます。休養と制作に専念していただいて結構です!


なんて書きながら、既に1月17日の飲みーティング、3月28日のクラシック総選挙が楽しみな私であります。
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終演後、会場の外に置いてあったので撮影。全部埋まったねー。感無量。


この日のセトリ(ナタリーより)
(あれ?『20世紀~開け心~』は1曲目カウントではないの?)
01. 耳ヲ貸スベキ
02. B-BOYイズム
03. ウワサの真相
04. 肉体関係 Part2
05. Wack Wack Rhythm Island
06. ザ・グレート・アマチュアリズム
07. HEAT ISLAND
08. BEDZONE
09. オイ!
10. ONCE AGAIN
11. POP LIFE
12. It's A New Day
13. The Choice Is Yours
14. グラキャビ
15. Still Changing
16. Back & Forth
17. Future Is Born
18. 待ってろ今から本気出す
<アンコール>
19. マクガフィン
20. 働くおじさん