やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

ミイラとチームラボとTeNQ、過去と未来と宇宙。

ミイラははしゃげない


東京で美術館や博物館に行くとき、土日だとめちゃめちゃ混むので、わざわざ平日に休みを取って東京に遊びに行きました。
www.tbs.co.jp
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ミイラ展です。上野の国立科学博物館
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中は撮影禁止。そうかー、最近の展示会は撮影OKが多いのに残念だなー。


と思いましたが、中に入って納得。だって、ミイラだもの。ミイラって、死体だもの。そりゃ撮影不可だわ。
中は、思いのほかミイラの現物が多い。恐竜の化石は「骨」だし「動物」だし現存しない半ば架空の生き物だからリアルな「生命」「死体」の印象はありませんが、ミイラは肌や髪の毛が残っているし人間だし、これは死体です。
はしゃげない。厳粛な気持ちで見るしかない。


また、ミイラについてはまだ学術的な研究がほとんどなく、「そうだったのか!」という知的好奇心をくすぐる記述はあまりありませんでした。
それでも、ミイラってエジプトのイメージが強いですが、全世界にあるのね。チリやペルーなどの南アメリカパプアニューギニア、ヨーロッパなどなど。乾燥した地域でしか作れないと思っていましたが、オランダの湿地帯でも作れていた。こういうのは屍蝋化でのミイラでエジプトのミイラとはまた別ものですが。


で、ミイラの本場といえばやはりエジプト。死んだあと、魂が戻ってこれるように体を保存しておくためにミイラを作るのです。
作り方は、心臓を除く内臓を取り出し、専用の壺みたいな入れ物に入れる、脳みそは耳かきみたいなもので掻き出して同じように入れ物に入れる。ああもう、書いているだけでぞわぞわする。これを仕事としてやっていた人がいるんでしょ?頭おかしくなっちゃうよ!
あと、魂が戻ってきたとして、心臓しかなかったら復活できないのでは?その辺は疑問視しないのかな?一応の理屈はあったのかな?


ミイラは漢字で「木乃伊」と書きますが、日本のミイラは「即身仏」の方がしっくりきますね。そして、日本のミイラはエジプトのミイラと違って「自らミイラになる」という部分がいちばん違う。
昔、少年ジャンプで本宮ひろ志の『ばくだん』というマンガがあって、僧侶がミイラになってたな、とか思い出しました。


もちろん湿っぽい展示ばかりではなく、映えるスポットもあります。
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自分の顔をミイラに変身させるプリクラみたいな機械。変身したあと、QRコードが出るのでそれを読み取ると自分のスマホにダウンロードできます。
これ、2種類変身できて、私がやったのはツタンカーメンバージョンだったのですが、正直ツタンカーメンが強すぎて自分の顔がよく分からない。あまり自分感がない。


というわけで、ミイラ展おしまい。見る前は恐竜とかマンモスくらいの気持ちで見に来たのですが、実際見るとそんな「楽しい!面白い!」という感じではありませんでした。もっと厳粛な気持ちで「そんな歴史が…。興味深い…!」って感じ。
ミイラの現物を見ることなんてめったにないので、お好きな方はぜひ。2月24日まで開催中です。
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そして出るといつもこのクジラ撮っちゃう。私のスマホに何枚このクジラはいるのか。


お次は、チームラボ。
チームラボは過去何度か体験したことあるのですが、今回は豊洲のチームラボ。お初です。
ese.hatenablog.com
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ここのチームラボは、水の中を歩く箇所があるため、入ってすぐロッカーで靴を脱ぎます。もちろん靴下も。
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入っていきなり水の流れる上り坂!
上りきるとタオルで足を拭く場所があります。ここ、一日で何枚のタオルが消費されるのだ!
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柔らかいブラックホール
ここ、巨大なビーズクッションがいくつも敷き詰められていて、一歩踏み出すとずぼーっと足が飲み込まれます。進むの大変。
写真にあるようにここで寝ている人多数。実際眠っているのでは?という人も多数。私も寝てみたかったのですが、混んでいて体を投げ出せるスペースがなく、泣く泣く断念。


この後は、ひたすら映えるスペースばかり。適当に写真を貼っていきます。
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あー楽しかった。お台場のチームラボは、恋人でも家族でも楽しめるけど子供連れの方がより楽しいかも。こちらも恋人でも家族でも楽しめるけど、恋人と来る方がより楽しい。気になっている異性と一緒に来たら告白→OK→チューまでは保証します!


まだまだ行くぞー。
www.tokyo-dome.co.jp
TeNQです。宇宙が好きだから。
ここは最初にプロジェクションマッピングの映像を見て、足下に広がる大きなスクリーンの映像を見て、その後展示室へ。映像コーナーは撮影不可なので写真ありません。
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ここも映えるスポットたくさんあったのですが、全然撮ってない…。説明文を撮っているだけの私のスマホ
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絞り出してこの程度…。


正直、TeNQはイマイチでした。プロジェクションマッピングのような技術ものは数年経つだけですぐに劣化する。プロジェクションマッピング懐かしいな、くらいの感覚でした。足下に広がる巨大なスクリーンも、これだったら国立科学博物館のシアター360°の方がいいな、と思ってしまいました。最先端や斬新を維持するのは難しい。
宇宙の展示は「きれい・すごい」のビジュアルやイメージの展示にするか、最先端の研究結果を分かりやすく披露する知識欲刺激にするか、のどちらかに振るべきだと思っていて、一般向け(常設展示)としては前者だと思うのですが、それだったらもっと工夫と改善・更新が必要だなー。宇宙はいつでも最新であってほしい。


というわけで、冬の東京旅。東京はいつでも楽しめる場所がいくつもあっていいなー。私の地元なんてイオンがいちばん賑わっているスポットだよ…。


チームラボって、何者? [DVD付]

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2013/12/19
  • メディア: 単行本