さようならチャンピオン
「範馬刃牙」がようやく完結しました…。あんなオチでいいのでしょうか…。
感情的にならずにはおれませんが、なるたけ簡潔に、なるたけ冷静に感想を書こう。
戦犯は誰かといえば、担当編集者です。このオチを認めたんだから。納得できないオチであれば断固拒否して休載させればよかったのに。もしくはまだ続けさせるとか。
とにかく、「あと5週!」などの決定的なアオリを出す前に、全て決めて、書かせて、編集部がOKとするラストを出させるまでは明確な完結を宣言するべきではなかったと思います。それを板垣ひとりに任せるからこんなことに…。「先生~、打ち合わせと全然違うじゃないですか!」なんてアオリ入れてるんじゃないよ。そうさせないのが編集の仕事でしょ。
確かに格闘漫画によくある「強さのインフレ」により、勇次郎は強くなりすぎました。それでも、そのインフレを打ち破らないことにはこの漫画は終われなかったはず。
勇次郎圧倒的な強さ→刃牙の背にも鬼の顔が!→五分の戦い→それでもやはり勇次郎強し、危うし刃牙→母の幻影→少年漫画の「謎のパワー」をもらい勇次郎に勝つ→父を超えた
みたいな、ベタな展開が良かったなあ。
板垣は「一寸先は闇」「キャラが勝手に動く」という描き方がある種魅力でもあったのですが、さすがにこの大河のラストまで反射神経のみでは…。
いやほんと、ピクルとか烈とかはいいんです。この漫画の主題・命題をこんな雑に終わらせたのが許せないのです。
実はヤクザは嘘でゲームの内容でした。奇面組とか嘘で夢オチでした。に匹敵する内容だと思うのですが…。
強さは味噌汁の塩加減による
格闘漫画のオチがそれでいいのかー。すごい戦いを目の当たりにしてガンが治ればいいのかー。そもそも治るのかー。
書こうと思えばいくらでも。でもこれ以上は恨み節になるのでもう止めよう。

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