やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

ペニオク詐欺加担騒動について思うこと

芸能人はイメージ稼業


ペニーオークションでの落札詐欺事件に芸能人が多数関わっているようで、最近ヤフコメが大賑わいです。既に何名か名前が出ましたが、今後更にたくさんの名前が出てくるでしょう。そして今後出てくる名前も含めて、全て2流以下の芸能人であることも間違いないでしょう。
この事件についてはそのサイトが悪質だったかどうかを知らなかったとしても、落札していない商品を落札したと言って「便利です」「お得です」と宣伝をし、その結果謝礼をもらっているのであれば、その時点でアウトでしょう。
ただ、宣伝としての書き込みだったため、詐欺に直接加担しているかどうかは微妙ですし、「芸能人」なので、逮捕にはならないでしょう。


でも、私はここでちょっと考えてしまうのです。
そもそも、芸能人の仕事ってこういうことじゃないの?


たいして旨くもないものを食べて「美味しい!」と言い、台本に書かれている通りのことが起きてビックリ絶叫し、自身としてはイマイチだったとしても「面白い作品です」と言い、使うこともない健康器具の広告で「私のオススメ」なんて写真を使われたり。
通販番組なんてそれの最たるもの。欲しくもない商品を見て「欲しい」「素晴らしい」「便利」「安い」と褒めちぎる。
それが彼らの「お仕事」なので、今回の依頼があったときも疑うとか調べるなどはせず、単なる日頃の仕事の一環として書き込みをしたのではないでしょうか。
ただ、事務所を通していないバイト仕事であり、ブログという半プライベートな場所でのステマという点ではやはりグレーというかアウトでしょう。


私は芸能人になりたいなど思ったことは一度もありませんが、子どもや若い子が華やかな一面を見て憧れるのは理解できます。
でも、テレビの仕組みやお約束事や「営業」などを知っていくと、「芸能人」という仕事はそんなにおいしくも華やかにも思えなくなっています。
私の住んでいる地方都市にもパチンコ屋の営業でそこそこ名前の知れたタレントが来たり、土日の午後にやっているような地方物産巡りロケ番組なんかを見ると、「自分の意志や意見なんて出せないんだろうな」と思ってしまいます。
パチンコ屋の営業に来るようなタレントなら「自分はパチンコ断固反対」でもそんなことは言えないんだろうな、とか。
メジャーなCMですら、「本当にこの人はこの商品を使っているのだろうか」「この銘柄を飲んでいるのだろうか」「この商品やブランドが好きなのだろうか」と思ってしまいます。
でも、それこそが「芸能人」だと思うのです。
芸能人とは「ブランド」「イメージ」「信用」なので、その人自身の意見はどうでもいいのです。
渡辺謙を起用すれば信用できる気がするし、きゃりーぱみゅぱみゅを起用すれば安物の服でもおしゃれに見えそうだし。


ですので、今回の件でそんなに芸能人を責めないでほしーの。
というか、そもそも芸能人のブログを見ている人って何が楽しいの?彼らは毎日ブログをアップするのが仕事なので、ネタがなくて「今日の私服」「今日の昼飯」「今日のネイル」なんかの写真を載せていますが、何が面白いの?
ダイノジ大谷さんのブログなど、読み物として純粋に面白いブログもありますが、今回の件で名前が挙がった人たちなんてみんなつまんないでしょ?全く読んだこともなく完全に偏見ですが。


それならば私のブログを読んでくれ、と言いたい。てへぺろ