やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「モテキ」テレビドラマ版 感想

前々から見ようと思っていましたが、12話というボリュームに尻込みし、ずるずると今までスルーしていました。
そしてようやく見ましたが、面白い。監督の大根仁は私より5歳年上ですが、音楽の趣味がリアルタイムで私とマッチング。非リア充のメンタリティと合わせて共感するところ大!な作品でした。


主人公である藤本幸世と音楽・サブカルの趣味や「どうせ俺なんて」という思考パターンも含め、自分にダブらせながら見ていましたが、でも私とは違う。当たり前だけど。


なので、今から書くことはドラマの批評でも批判でもなく、「私なら」という戯言です。


まず、小宮山夏樹が「人生で一番好きだった女」と強調され過ぎるのが不思議。そもそもあんな「愛されゆるふわ系」は私みたいなもんからしてみたら「別世界の女」です。外から見る分にはいいけど、「好き」とか「付き合う」とかとは別ものな感じがする。暗黒時代の幸世にとっては外の世界に咲く花だったのかな。


続いていつかちゃん。
あれだけ趣味が合って一緒にいたら俺みたいなもんはすぐ好きになっちゃうけどな。なぜなかなか好きという感情に至らなかったのか。顔が地味だから?宿であそこまでいってやれないなんてあるんかな。
まあ、俺もロックインジャパンで似たような経験あるけど。


そしてメインの土井亜紀。
どの場面もいちばんステキで素晴らしい。ドラマでは野波麻帆が演じているからかもしれないけど、顔も好みすぎる。きれいでかわいくてエロい。向こうから声かけてくれていちいち気にしてくれて仕事もできる。ドラマのラストで幸世が地元に戻っている時になぜ頻繁に連絡しないんだお前は!何も欠点がなく彼女は何も悪くなく、幸世がひたすらダメな男。


序盤はあんなに入れ込んでいたのに、ラストにいくにつれてだんだん同意できなくなってきました。
自分と同一視しすぎるから?


まず、親友の島田が自分の初恋の相手(桜子先輩)と小宮山夏樹とやっていたことに腹を立てる場面。
確かに腹立つけど、島田を責めるのは筋違いじゃね?桜子先輩とは何もなかったし、小宮山夏樹だってお前の彼女じゃねーよ。羨ましくて悔しがるのは分かるけど、非難する大義名分はねーだろ。お前が勇気がなくて不甲斐ないだけ。


関係ないけど、幸世が桜子先輩に告白したのにびっくり。
フラレはしましたが、告白するなんて勇気も度胸もあるじゃん。これができるならあんなに腐った男にはならないはずだけどなあ。もっと向こうからモーションかけられてからフラレる、とかにして欲しかった。幸世は自分からは何もしない&トラウマになるようなフラレ方をする、ような。


そして小宮山夏樹が実家に居座る場面。
すぐ帰せ、すぐ。まだ3人の中でふらふらしている状態ならいざ知らず、土井亜紀と付き合っているなら、あんなビッチは疫病神以外の何物でもない。すぐ帰せ、すぐ。


その後土井亜紀から別れを切り出され、話の途中でスマホが壊れ、まだ何も決着していないのにすぐ諦めて自己完結。何も成長してないじゃん。自転車立ち漕ぎでウォー!じゃねーよ。30にもなって何やってんだ。


物語のラストでも何も解決&成長していないような気がするのですが、私の理解が足らない?
誰か教えて。


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「モテキ」映画版 感想 - やりやすいことから少しずつ
「モテキ」その後 - やりやすいことから少しずつ

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