やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

IPPONグランプリ7

実力者のみでお願いします

7回目となるIPPONグランプリ
今回の出演者は有吉、バカリズム、ジュニアのレギュラーともいえるメンバーに加え、日村、又吉、小木、そして初登場組の小藪、飯尾、山里、吉村でした。
このメンツを見て、誰もが吉村に不安を覚えたことでしょう。そして、それは現実のものとなりました。


この番組は大喜利なので、笑いに対して真面目・正直です。
一般のバラエティ番組の中では「スベリ芸人」というのも輝く場合があります。しかしこの番組においては「スベる→IPPON取れない」とそのままの効果しかもたらしません。そしてこの番組が笑いに対して真面目・正直だからこそ、そういう「テレビ的にはOK」な笑い・芸人は不要なのです。
私は、純粋に面白い大喜利を披露してくれる芸人を見たいのです。


まずAブロック。
有吉、日村、小藪、飯尾、ジュニアの5名。
正直、日村はこの大会に向いていないと思っているので、設楽がよかったな。また、番組的にはダークホース的な飯尾ですが、内村プロデュースの昔から大喜利は上手かったので、それが世間に伝わればいいなと思っていました。
始まってみると、日村は思ったよりよかった。0ポイントもありましたが、スベる感じでは無かったです。
そして飯尾がハマっていた。松っちゃんにもハマっていたので今後につながるかも。あの見た目と前に出ないキャラで損していますが、相方が怪我で療養中の今、飯尾頑張れ。
決勝進出者はジュニア。爆笑ではなく、「上手いな」という感じでした。
有吉は爆発力に欠けた。サドンデスの「DT浜田の足りない要素→妻」は面白かったけど。


続いてBブロック。
バカリズム、吉村、山里、又吉、小木の5名。
ここで吉村はスベるスベる。私だったらとうに心が折れていたほど、ひどい出来でした。
山里は期待していたのにイマイチ。ツッコミだから自分で生み出すのは苦手なのかな。何だか萎縮している感じ。
当然というか、決勝はバカリズム。又吉が爆発しているように見えて、しれっとポイントを取っていく。うまいなあ。


そして決勝。
前回のホリケン・ナベアツのグダグダ決勝とは全く違う、実力者同士の対決になりました。
両者の回答はどれも素晴らしかったですが、決勝は各問題がサドンデスのため、ラストはジュニアが一気に決めました。
正直、個人的にはこの答えは満足するものではありませんでしたし、バカリズムの答えも見たかったのですが。


番組としては大満足。
やはり実力者の戦いはどの世界でも素晴らしく見ごたえがある。
次回は吉村のような「小学生枠」は止めて実力者だけにしてもらいたいのですが、番組的には凸凹があったほうがよいので、次も誰かこの枠で登場するんだろうな。


※この文章は2012年4月に書いたものです。