やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

映画「プレステージ」 感想

AVメーカーの方じゃないです


公開当初は「映画で手品の話をされても、映画だから何でもできるじゃん」と思い、全く興味がなかった本作ですが、「ダークナイト」でクリストファー・ノーランにはまり、今更ながら過去作を見ています。


お話は、クリストファー・ノーラン監督お得意の隅々まで手の込んだ編集と哲学的な語り口で、一度見ただけでは全てを把握しきれない内容と魅力に溢れています。
隅から隅まで、全てのシーンとセリフに意味がある。もう一度見直して、それぞれの意味を噛み締めながら見るとなお美味し。
ネタバレはいちいち書くとキリがないので、こちらをご覧下さい。
プレステージ | :映画のあらすじと詳しい解説、批評
本当に隅から隅まで解析・解説されています。お見事。


というわけでもう書く事がない。なので、私の気になった些細なことをいくつか。
クリスチャン・ベイルマイケル・ケイン。この二人が出ているとどうしても「バットマン」シリーズを思い出しますよね。調べてみると「ビギニング」→「プレステージ」→「ダークナイト」という時系列。これ、公開時に劇場で見た人は常に「バットマンの、プレステージの」という邪魔な情報が頭をよぎっていたのではないでしょうか。
もうひとつ。マッドサイエンティストニコラ・テスラですが、あれ、この人、デヴィッド・ボウイじゃん!びっくりと興奮で最初の部分のセリフ全部見落とした。
気難しい科学者という役にぴったりですね。しかもこのテスラは実在の人物で、ウィキを見るとイケメンです。その点でもボウイは合っていますね。


これを見る前に「フォロウィング」を見たのですが、こちらは何だか眠くなってしまい、ちゃんと見ていません。すみません。
この「プレステージ」も前半、キャラクターの顔と名前が一致せず眠くなりそうでしたが、後半盛り上がってきて、私の考えは合っているのかな、と答え合わせの気持ちで見ていました。結果は合っているところも想像を超えるところもありました。


それにしても、「プレステージ」って「偉業」という意味なのですね。そうか、あのメーカーも偉業を成し遂げていたのか。でもあのメーカーの女優はみな同じ整形顔だから、そそらないんですよね。パッケージはいいので借りてくると、またこの顔か・またこの乳か、と思ってしまうのです。
どうですか、みなさん。



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