僕がアンサーだぜ
YouTubeで『あの娘~』のギターの弾き方を見つけました。奥田さん、ありがとうございます。
あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう 奏法とtab譜 - YouTube
岡村ちゃんの曲は歌本にもほとんど載っていないし、載っていてもそのコードじゃない!のです。いや、コードに当てはめればそうなのかもしれないのですが、ローコードで弾いてもあの音にはならないのです。
そこでこの動画です。何と9フレットを使いながらの開放弦!なるほど。岡村ちゃんの「ややこしいコード感とキラキラしたコード感の両立」は、こういうことだったのですね!
ああ気持ちいい。毎日弾いています。次は『家庭教師』のレクチャーを受けたいな。参考書は僕のヒップ!っておっさんが男性に言うセリフじゃないけど。
さて、私が日々拝読しているブログの一つにhttp://freshboy1993.hateblo.jp/があるのですが、そこで岡村ちゃんの昔のインタビューが書き起こしされていました。http://freshboy1993.hateblo.jp/entry/2013/04/25/003944、http://freshboy1993.hateblo.jp/entry/2013/04/26/000212
岡村ちゃん、変わってないですね。
(↑もうブログなかった…)
特に後編の方では「モテ」「女の子」「青春」について熱く語っておりまして、これが童貞中学生が妄想する理想の青春そのものなのです。岡村ちゃんはインタビューをほとんど受けませんが、ずっと同じことを言っていますね。
雑誌のインタビューまで読んでいるファンは少ないと思うので(特に『家庭教師』以降はメディア露出自体が少ない)、ほとんどが曲の魅力のみでファンになっているのだと思っています。
もちろんメロディやリズムの良さもありますが、歌詞の魅力も重要な要素。岡村ちゃんの恋愛や青春に惹かれてファンになった人も多いはず。でも、岡村ちゃんの「好き」「彼氏(または彼女)」「青春」って、みんな「理想の妄想」なんですよね。
「あの娘の彼氏になりたいな」「青春しなくちゃまずいだろう」「諸君!今夜お前の実力をあの娘に見せてやれ」「ナンパできるようになりたきゃどうすりゃいい?」そして「好きだと言えないくせして子どもみたいに死ぬほど言ってもらいたがってる」。
『家庭教師』『いじわる』『聖書』の語りの部分なんて正にそう。童貞孔明のヤリチン語りです(ほとんど経験がないくせに偉そうに語る奴)。『Peach X'mas』なんて童貞たちが集まって残念会している歌でしょ?
あと、彼氏がいる女の子に対して「何も出来ない僕」というシチュエーションも多い。
もうひとつ、「~したい」という歌詞も多いですね。してない(というか「できない」)からこそ、したい。
というように、恋愛に対してはまるでダメな岡村ちゃん。そしてそんな岡村ちゃんを好きになっちゃうのはやっぱり「類は友を呼ぶ」、イケてない私たちなのです。
とはいえ、自分の周りに岡村ちゃんファンがいないので何とも言えないのですが、それでもこう思ってしまうのは、正に自分がそうだから。
そう、「僕がアンサーだぜ」。
- アーティスト: 岡村靖幸
- 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
- 発売日: 2007/09/05
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (63件) を見る