やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

新車、祈祷、そして山伏。

車を買いました。本日納車で受け取ってきました。
大学生3年生の頃に親のお古の車を譲り受けたのに始まり、自分で初めて買った中古車、自分で初めて買った新車、そしてローンではなく一括で支払った新車。4台目の愛車です。
私は結婚式も披露宴もハネムーンも一戸建てもやっていないので、今のところ自身最高額の買い物です。
当初は現金で札束ボン!というのをやろうと思っていたのですが、いざ納車が近づくとそれだけの現ナマを持ち歩くのが怖くなり、またディーラーの方に数えてもらうのも悪いな、と思い、結局振り込みで支払いました。
そう思うと、城南電機の宮路社長はすごいなあ(これが分かるのはある程度以上の年代の人だ)。


さすがにいい車。走りが気持ちいい!でも今までの車よりでかいので、左前が全然見えない。今のところ、勘で走っています。
新車なので新車特有の匂いがします。乗った瞬間は「おお、新車だな!」と気持ちいいのですが、ずっと乗っているとこの匂いにやられて気分が悪くなってきます。なので窓を開けて走っています。ちょっともったいない気もします。


納車を終え、家に戻ると母が「祈祷頼んでおいたから行こう」と。いつの間にそんな手はずを。「御祈祷料」と書かれた熨斗袋まで用意してありました。中身はお前が入れろと。
せっかく予約までしてくれたので、一緒にご祈祷の場所まで行きました。助手席に最初に乗せる女性が母親とは。悔しがっても他に乗せる人がいないのでしょうがない。
神社とかお寺なの?と訊くと、「山伏だ」と。山伏ってこんなところにいるの?そしてあなたはなぜ山伏と知り合いなの?


着くと、普通の家。これが山伏の家?
どこに車を停めればいいのかな、と思っていたら中から「ザ・山伏」の格好をしたおじさんが出てきて誘導してくれました。山伏だ!
中に入ると、そこは確かにご祈祷の場所でした。神社やお寺の中のように本尊などが並び、鴨居には山伏の写真や表彰状がたくさん。本物なのですね。
母親とこの山伏は知り合いらしく、いろいろと世間話をしています。今日は近くの山の山開きで、それの神事を行ってきた帰りで、だからこの格好なのだと。「こんな正式な格好でやることはないんだよ。今日は特別」とスペシャル感を出してくれるのですが、じゃあ普段はどんな格好でやっているのかしら。
確かに正式というだけあり、頭襟や結袈裟や引敷もある、完全体でご祈祷をしていただきました。
f:id:ese19731107:20130706215423j:plainf:id:ese19731107:20130706215433j:plain
※この山伏は私が祈祷を受けた山伏ではありません。でも格好はこれでした。
(衣装の名前はこのページで調べました→山伏装束)


いよいよご祈祷の始まり。お寺と同じくチーンと鳴らす鐘(何ていうの?名前が分からない)はありますが、木魚はなく、その代わりに小さな和太鼓を鳴らしながら言葉を唱えていきます。
この太鼓が素晴らしかった!ずーっとフロアタムを4つ打ちをしながら時おり裏から入るスネア。和太鼓の音はリバーブもあるので、どんどんトランスしていきます。この太鼓さばきは大学時代の長友を超えたな!
「長友の太鼓がすごい!」と5年前に2chで話題になってたのが発見される | ニュース2ちゃんねる


お次は私と一緒に車の前でお清めの塩とお水。何やら文言を唱えて塩を撒くのですが、一応車に直接塩がかからないように撒いているようです。気を遣っていただき、ありがとうございます。その分お水はかけ放題。このお水は「神秘水」(だったかな?正式名称忘れた)という何やらパワーのありそうなお水。ペットボトルだったけど。
塩とお水を4輪と車正面に振り撒き、車の儀式終了。


その後再びご祈祷の時間があり、終了。熨斗袋をお渡しし、お守りを受け取りました。
安全運転と、いつか助手席に能年玲奈を乗せることを誓って。