やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「ワールドハピネス2013」へ行ってきました! 感想(その2)

後半戦


テイトウワさん。
90年代にGEISHA GIRLSを坂本さんとやったり同時期のHEY3のエンディングテーマに使われていた人、というイメージです。
あのポーズは今は横山剣さんのものですが、元祖はこちらですよね。
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(比べたら、右手と左手、手の位置など、結構違うのね)
音はとても好き。気持ちいい。でも、基本DJなので歌うわけでも演奏するわけでもない。しゃべりで煽るわけでもないし、サングラスの無表情は楽しいのかすら分からない。せっかくこんな野外ライブなんだから、もっとはしゃいでいいのに。
途中ゲストボーカルが登場しても、誰だか分からないし、そんなに歌モノじゃないのであまり飛び道具な感じがしない。
もったいない。音は間違いなく気持ちいいのに。深夜のクラブではいいのかもしれませんが、この昼間の野外フェスでもそれに見合ったパフォーマンスをして欲しかったです。

Towa Tei(テイ・トウワ) - Luv Connection - - YouTube


柴咲コウ
何だかシャーマンみたいな衣装で登場。
顔は言うまでもなくきれい。優しく柔らかい表情が多かったので、見つめられたら石になるあの目力は控えめでした。でもきれい。
歌も上手い。女優の余技ではないですね。今井美樹とか松たか子みたいになるのね。
彼女の曲は何も知りませんが、「最愛」はいい曲だ。私、福山雅治はバラード以外音楽の才能はあまりないと思っているのですが、でもやっぱりバラードは上手い。コード進行もメロディもこんなにベタなのに、いい曲!

最愛 by柴咲コウ - YouTube


トクマルシューゴ
バンドの編成って、普通ドラム、ベース、ギター、キーボードなどですが、彼のバンド編成はおもちゃの笛、おもちゃの打楽器、アコーディオンなど。面白い。曲もメロディはよく分からないのですが、このメンバーのアンサンブルが面白い。
歌詞やメロディでなく、バンドの演奏全体として面白い、素晴らしい演奏でした。でも、これじゃ売れるのは難しい。キャッチーやフックももっと意識して欲しいです。


salyu×salyu
普段のsalyuとどう違うの?と思っていたら舞台上には4人のsalyuが登場。みんなショートカット。salyuって、ショートにしてからすげえ可愛いよね。
このプロジェクトはJ-POPではなく、彼女たちの声を楽器として使う音楽でした。サビなど明確なメロディや展開のない曲なのに聴いていられるのは、あの声と歌唱力があるから。
そしてsalyuの隣にいるのはゴッドタン「マジ歌選手権」でダイノジ大地さんのラップで歌を歌うヒロコさんじゃないですか!会場にいる人はどれだけ気づいたかな。
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ダイノジ大地 一緒に行こう - YouTube


GREAT3。
片寄さん、ハゲ止まっていますね。若いころに禿げる人はなぜ途中で止まるんだろう。髪型でごまかしているのかな。それとも科学的な力が働いているのか。
今回は高橋幸宏さんのバンドで高桑圭さんがいたのでもしかしたら合体するかな、と思っていましたがしませんでしたね。堀江さんはいるのに。
活動再開してからは全く追いかけていなかったので、あまりノスタルジーもなく聴いていました。もっと感動すると思っていたのに、意外。

GREAT3/LittleJの嘆き - YouTube
やっぱり私はこの時代なんだな。


大貫妙子さんとKIRINJIはご飯食べていたので見ていません。そして熱中症再発したし。
民生さんはバンドでなく、弾き語り。どんな場所でも対応できるフレキシブルさは素晴らしい。あの声と歌唱力があれば、弾き語りでも十分場も間も持たせられる。
「マシマロ「イージュー★ライダー」「さすらい」など、やって欲しい曲はやってくれる。ありがたい。でもまだ「息子」「The STANDARD」「スカイウォーカー」など、やって欲しい曲はいっぱいあったんだけどなあ。時間が短くて曲もMCも物足りない!

奥田民生 - さすらい - YouTube


レキシ!
やっとここまでたどり着きました。もう日は沈みましたがまだ暑い。なぜか夕方熱中症が再発した私は何とかここは立ち上がり、叫んで笑って踊りました!
この日はスチャダラもsalyuもいたのでコラボしてくれると思っていたのに、何もありませんでした。でも、池ちゃん単体で十分素晴らしかったし、面白かった!
「きらきら…何?ほら、見上げてごらん、きらきら…、曇っとるやないか。きらきら…、星?ううん、武士。武士って何?見上げて、きらきらで、武士。武士って何?どうかしてるよ」
ああ、こんな文字起こしじゃ全然伝わりません、面白さが。
「大奥~ラビリンス」に続いては「ラストの曲です」!早っ!3曲だけ!?
ラストはやっぱり「狩りから稲作へ」!
後半でいろいろ引っ張っていると足元に赤ランプが点灯し始めました。「やばい、もう終われのランプが」と言いながらもそこからがまた長い!そして楽しい!
私、このエントリ通じてゴッドタン「マジ歌選手権」のことを何度も引き合いに出していますが、レキシこそその最高峰。曲の題材も歌詞もアホらしいですが、いいメロディでいい演奏なんだからいい曲なんです。笑いや面白を超えた、いい曲なんです。「マジ歌」もここまでたどり着いてほしいなあ。
そんなことを考えていてもまだ終わらない。「高床式」「ネズミ返し」のコール&レスポンスがいつしか「劇団四季」になっている。池ちゃんの握る拳もグーでなくネコだ。
そんな面白と感動のレキシも終了。楽しい、寂しい。

レキシ / きらきら武士 feat. Deyonna - YouTube

レキシ 狩りから稲作へ - YouTube


この後、大トリの「Theおそ松くんズ」だったのですが、体調を考慮してここで退場。残念ですが、これ以上連れに迷惑はかけられない。


このフェスは、会場構成や配られるレジャーシートや出演アーチストなど、他の夏フェスとだいぶ違いますね。大人のためのフェス。陽射しは大人には厳しい殺人光線でしたが…。
ただ、飲食店の数が少なく、なのに被っているメニューが結構あり、そこが不満でした。もっと麺類など汁物が欲しかったです。夕方には売り切れるブースも多かったし。
あと、アーチストの時間が短すぎ。15分から長くでも30分。なので曲も多くやれないし、MCもほぼなし。もうちょっとアーチスト絞ってもいいので、もう少ししゃべりも含めて見たかったです。
でも、でも楽しかった!体調不良は完全に私の対策不足。来年は万全の装備で臨んで完全燃焼するぞ!
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