やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「水道橋博士のメルマ旬報フェス」に行ってきました! 感想(その2)

水道橋博士のメルマ旬報フェス」に行ってきました。今回はラストの岡村ちゃんの部分を書きます。
前回のエントリ→「水道橋博士のメルマ旬報フェス」に行ってきました! 感想(その1) - やりやすいことから少しずつ


水道橋博士・西寺豪太・渡辺祐(たすくと読みます)、そして岡村靖幸渡辺祐さんは博士との対談で司会というか、岡村ちゃんの通訳をしている人です。たまに「タモリ倶楽部」に出ている人です。
上手に博士・豪太さん、下手に岡村ちゃん・祐さんという並び。当然博士が話を振るのですが、岡村ちゃんは祐さんに向かってしゃべる。さらにマイクを左手に持っているので、祐さんの方(右側)を向くとマイクが声を拾わない。あなた、何十年もマイク使う商売しているんでしょ。
以前博士と登った高尾山の話では頑なにバテバテだったことを認めない岡村ちゃん。負けず嫌いだな!
何か話題を振ると「近藤さん(事務所の社長)が言うので」「近藤さんと一緒に」「近藤さんがOKなら」と、岡村ちゃんは近藤さんに首ったけです。
「メルマ旬報」で岡村ちゃんの文章連載はハードルが高いので、博士は岡村ちゃんが撮った写真を掲載するという連載を過去に提案したそうです。岡村ちゃん自身も「そう、それ、何でなくなっちゃったの?」と話が立ち消えになったことを残念がっていました。博士曰く、「いや、近藤さんに伝えたら『岡村は写真1枚選ぶのにえらい時間がかかるので、無理です』」とのこと。さすが近藤さん、分かってらっしゃる。でも、岡村ちゃん自身はやりたがっていたので、近く実現するかもです!


先日のポール・マッカートニーの公演を岡村ちゃんと一緒に見に行った博士は、ある恐怖を抱いていました。
先日出演した「オトナの!」というテレビ番組で、ギターを持った岡村ちゃんが突然アドリブで歌い出し、さらにそれを自分に振ってきたことがありました。人前で歌ったことなんてない博士は、ものすごいプレッシャーだったそうです。さらに、岡村ちゃんといえばディスコで周りの客を引かすくらい唯我独尊で踊る男。そんな岡村ちゃんと一緒にライブを見に行って、突然踊りだし、さらにダンスを無茶ブリされたら、という恐怖。
結果的にじっと落ち着いて見ていたそうですが、「さもありなん」というエピソードですね。
そのポールの公演は「ポール、水飲まなかった」「ポール、脇汗かかなかった」という感想でした。確かに岡村ちゃんのライブは「汗まみれのスター」ですからね。


「自分が死んだら」という話題で、若い頃は「自分が死んだら国葬になると思っていた」岡村ちゃん。どんな自意識!
あと、あんまり大した話題ではないですが、最近のお気に入りはオニオンスライス、セブンイレブンのツナと玉子のサラダ、ドレッシングは焙煎ゴマかすりおろし野菜という情報もいただきました。


その他、気になった発言をいくつか。
「自分は実るほど頭を垂れる派です」スタッフに対しても怒らない。どうしてもというときは「そういうのは悲しいな」と言う。
「変わりました、僕は」←いい発言!
「また僕のインタビューみたいになってません?僕ばっかりしゃっべってません?」←あなたが主役ですから!
時事放談みたいにしたかったのに」「選挙は行かないっす」「髭、伸びないんです。文豪とか板垣退助みたいにしてみたいのに」


ノンフィクションやドキュメンタリーが大好きな岡村ちゃん。そういう話題になると途端にしゃべるし声も大きくなる。それを指摘されると「声高に言うといいことあるんですよ。(作品を)送ってもらえる」。まあ、お金の問題じゃなくて手に入れるのが難しい作品もたくさんありますしね。


いよいよラスト。祐さんから「今年の活動の展望でお伝えできるものは?」「ないですね(きっぱり!)」。←今日一番はっきり言った!


いやー、いまさらですが、やっぱり岡村靖幸は変人だなあ!


さて、ようやくお待ちかねの弾き語りタイム!
今回はキーボードではなく、ギターでの弾き語りです。傍らにリズムマシンを置き、自身で操作。
「始めます」とかも一切なく、いきなりスタート。「いざ弾くぞ」とか「緊張」とかが全く見えない、トークの時と同じテンションのままシームレスに歌に入るんですね。変人だから。
「メルマ旬報~、メルマ旬報~」と即興で始まり、そのまま「あのロン」!客席でも控えめに「ジャーンプ!」という声や手を挙げる様子があります。私を含め、どれくらいのテンションやはっちゃけ具合になればいいのか分からない。
「ジャンピングジャックフラッシュ」に続いて、何と「若者たち」!「君の~ゆく~道は~」というあれです。でも、歌詞は「若者たち」ですが、メロディもアレンジも譜割りも全く違う、岡村オリジナルの「若者たち」でした。

若者たち/ザ・ブロードサイド・フォー(実演) - YouTube


岡村ちゃんのギター弾き語りって、ほとんどローコードで弾かないですよね。常にコードとリズムが同居している感じ。あの押さえ方って、ちゃんとコードネームあるのかな。オリジナルなコードフォームなのかな。ジミヘンみたい。
時間は短いながらも濃密な弾き語りタイム終了。ギターを置き、退場しようとしてキョロキョロ。小さく手を振り、またちょっと歩いてキョロキョロ&手を振り振り。水道橋博士が登場するなど、何か段取りがあったのかな?分かりませんが、あの大男のおじさんが、何であんなに可愛いんだ!手を振るときはへそのあたりの高さで手首だけを振り振りですよ。女子か!


エンディングで出演者が再度全員集合したのですが、岡村ちゃんはいません。もうー、社交性はついても協調性はないのか!
ここでマキタスポーツ酒井若菜も登場。何もしませんでしたが、わざわざ来る律義さは偉いなあ。


というわけで完全終了。第1回目なのでいろいろ問題点はありましたが、とても充実した内容でした。6時間という長丁場も物足りないくらい。しゃべるのが本職でない演者さんが多く、その辺の盛り上げ方や演出の仕方は次回の課題ということで。
また、音楽面がもっと多くてもよかったな。トークと音楽を分けるか?
まだまだ改良できる点はたくさんありそうです。ということは、次回以降の方がもっと楽しいかも。年1回くらいのペースで開催して欲しいです!
水道橋博士・西寺豪太さんを始めとして演者・スタッフの皆様、ありがとうございました。
そして岡村ちゃん、ツアー以降も今年の予定をよろしくお願いします!


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