やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

人間ドックに行ってきた

もっと麻酔して


人間ドックに行ってきました。健康診断は毎年受けていますが、人間ドックは初めて。今回はエコー検査、胃カメラMRIが初体験となりました。


検尿、採血、レントゲン、血圧、身長・体重・体脂肪・腹回り測定、視力・聴力検査、心電図など毎度おなじみの項目は流れ作業のように進み、まずは最初の初体験、エコー検査です。
妙齢の女医さんが腹部にローション、いやゼリーを塗り、機械で身体をまさぐって、いや検査してくれるのです。これがくすぐったい。もともとくすぐったがりなので、「力抜いて」「おなか膨らませて」と言われてもなかなかできません。
そして、この女医さんが何だかエロイ。おなかを動いていたらさりげなく下腹部まで機械を滑り込ませるし、先生は私のベッドの横に腰かけて機械を当てているのですが、途中横向きになってから体勢を戻したら思いっきり先生の腰かけ部分と密着。あれ、さっきは当たってなかったのに、体勢を戻したら当たるとは…?
その後首筋のエコー検査。同じように首筋にローション(ゼリーだってば)を塗り、機械を当てていくのですが、これが何だか気持ちイイ!まるで痴女が首筋に舌を這わせているような感覚。私はずっと目をつぶっていましたが、女医さんが私を甞めてくれていると脳内変換しながら検査を受けていました。その時のテーマソングはもちろんどぶろっく。「もしかしてだけど、俺に気があるんじゃないの?」
まあ、もちろん何かあるわけはなく、つつがなく終了しました。


さあ、次は最大の難関胃カメラコーナーへ。
胃カメラは口と鼻の2種類があるのですが、鼻の方が楽だと聞いていたので鼻コースを選択。看護師さんから全体の流れの説明を受け、まずは点鼻薬みたいなものを鼻にシュッシュと吹き付けられます。鼻をかみ、鼻の通りのいい方を胃カメラルートに決定します。そして麻酔を鼻にIN。看護師さんが鼻の奥にぐいぐいとスポイトを突っ込んできます。うう、この時点で苦しい。しかし、これを過ぎれば麻酔で痛みも不快感もなくなるはずだ。
しかし、数分経っても麻酔っぽくなりません。いや、ちょっとなっていますが、痛みも感覚もちゃんとあります。こんな状態で鼻から喉に異物を突っ込まれたくない!
とはいえ、何分初めてなもので、これが普通なのか麻酔不足なのか分からないのです。そして私はそんなことを言い出せないわけです。


というわけで、自分的には全く不完全の状態でいざリングイン
鼻にスポイトを挿したまま検査場のベッドに横向きになります。そしたら目の前に吉村卓(各自検索)みたいな先生が現れました。
吉村先生(本当は違う名前だったと思いますが、名前を確認する余裕がなかった)は、私の鼻スポイトを慣れた手つきで抜き取りゴミ箱へ放り、始めまーすと低いテンションで告げました。


入りました。違和感ありまくりですが、鼻腔内はまだいい。問題はこの先、喉以降のエリアです。看護師さんが背中をさすりながら「リラックスしてくださーい。力抜いてくださーい」と言うのですが、そんな余裕はない!「このモニターで状況見れますのでどうぞ」だから、そんな余裕はないってば!
ついに胃カメラは喉を通過し、胃への旅をぐいぐい進んでいきます。私は本当に苦しくて、息ができません。息をするためには…、ゲロゲロゲロ、吐くしかない。さすがに前日夜から飲まず食わずなのでそんなに出ませんが、それでも唾液と胃液をこぼしながら息も絶え絶えに呼吸をし、早く検査が終わることだけを願っていました。もちろんモニターなんて見る余裕はありません。
私があまりにもデロデロこぼすので、吉村先生は「はい、ちょっとゲップ我慢してね」と言うのですが、そんな余裕ないってば!
ようやく終了。顔の下には唾液こぼし用の布が置いてありましたが、私がこぼしすぎたため容量オーバーになり、検査服の肩口まで濡れてしまいました。受付で新しい検査服をもらって着替えようとしたところ、下に着ていたTシャツまで濡れていました。
ああ、辛かった。苦しかった。本当に鼻の方が楽なの?鼻でこんなに辛かったら、口はどんな苦しみが待ってるの?もう胃カメラなんてしないなんて言うよ絶対。


さあ、最後の関門、MRIです。
胃カメラ後の朦朧とした状態のままMRIコーナーに通され、説明を受けます。大きな音や振動がするとか閉所恐怖症の人は危険とか言われましたが、さっきのあれに比べれば何が辛いことありますか!何でも来い。
大きな音が出るのでヘッドホンをさせられ、顔の周辺をプロテクターで覆われ、いざMRIの旅に出発。ヘッドホンからはヒーリングっぽいピアノの調べが流れてきます。
機械の中は確かに狭いですが、目をつぶってしまえば狭いのかどうかも分かりません。私はその辺気にならないし。
大きな音は確かにしますが、そんなに気になるほどではありません。普段もっと大音量のライブハウスに出入りしていますしね。で、その音なのですが、振動音や動作音ならしょうがないと思うのですが、ピピピピピというどう聞いても「効果音」もあって、これは何の意味があるのかと思いながら寝ていました。
20分くらい入っていましたが、途中眠りそうになるほどリラックスして体験できました。何も怖いことはありません。


お昼の時間になり呼ばれて行くと、とても豪勢な昼食が待っていました。まるで旅館のようなお膳です。さすがに写真は撮れませんでしたが、献立の紙だけくすねてきました。
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前日から何も食べていないのを差し引いても、とても美味しかったです。


午後は、検査結果をもとに先生の診察がありました。申し訳程度に聴診器を当て、検査結果を見たという義務を果たして、診察したという結果を残すために「うん、問題ないね」。わずか3分。まあ、私自身あらゆる数値が正常なので本当に問題ないのでいいのですが。


その後、本日最後のミッションである脳ドックです。
エコー検査とMRIで撮った画像をもとにいろいろ説明してくれるのですが、問題なしとのこと。そりゃそうだと思いながらちょっと安心。
それにしても、最新の体内画像はすごい。首の頸動脈の状態を360度ぐるりと見ることができるし、脳内の画像もピンポイントで拡大できる。ハリウッド映画みたい。
脳内の画像は、切り取る箇所により仮面ライダーに見えたり、脳自体が笑顔に見えたりして面白い。Twitterに上げたいな、と思い画像データをもらえないか訊きましたが、もちろん却下。そりゃそうだ。


以上で全部終了。とにかく胃カメラが辛かった。もうしない。ブログのネタになるとしてもしない。しないんだからね!ツンデレではなく、ダチョウ倶楽部でもなく、しないんだから!