やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

「会田誠ミニミニ個展」に行ってきました! 感想

東京ではできない大甘太っ腹大盤振る舞い企画展ですな


新潟市に行く用事があったので、ついでにこれに行ってきました。
[新潟市 - 安吾賞 -Ango Awards-] 第8回 安吾賞市民交流事業
会田誠さんは、以前森美術館での「天才でごめんなさい展」を見たことがあります。そのときの衝撃が忘れられず、来てしまいました。
会田誠展「天才でごめんなさい」 に行ってきました! 感想 - やりやすいことから少しずつ


今回は3月14日~19日と期間は短いのですが、何と会期中本人が常駐しているのです!さらに無料!何だこの大盤振る舞い!しかも、一部を除いて写真撮影もOKとのこと。どこまで太っ腹なんだ!
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入ってすぐの机のところに会田先生の本が並べて置いてあるのですが、その机の下にある段ボールをごそごそしているおじさんがいます。と思ったら会田先生ご本人!ここは日常と非日常が混在している空間だ。
会田先生はその段ボールから「ビバナミダ」を取り出し、お客さんに販売がてらサインを書いていました。
あうあう。私は勇気がなく、話しかけることができませんでした。いくじなし。


会場は広めの会議室くらいのスペースで、会田先生の過去作品のコピー?写真印刷したもの?を洗濯バサミで留めて展示してありました。
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入ってすぐ。これはでかい。
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こんな感じで展示してあります。A4サイズです。
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「天才でごめんなさい」では撮影ができなかった「あぜ道」なども撮影可なんですよ!A4だけど。
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有名なものも、私が知らないものも。


この個展では、映像の上映もやっていました。
MIZUMA ART GALLERY : 展覧会・イベント
これで上映されたものと同じです。私はこれには行けなかったので、何ていいタイミング!俺得!
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内容は、「世界ウルルン発見」という架空のクイズ番組のフェイクドキュメンタリーです。
すげー面白かった!
タイトルの通り「世界ふしぎ発見」のパロディなので、途中問題が出題されます。その回答シーンは本家「ふしぎ発見」の映像を全面モザイクして早送りするのですが、徹子さんなんてすぐ分かるよ!笑った。
注意書きにあった「映像酔い」するような場面は見当たりませんでした。このモザイク早送り部分なのかな?それよりも途中う○こをドアップで映して中をほじくり出す場面の方が辛かったです。もちろんう○こは作り物なのですが、出来が良いので…。


会田先生が会場に常駐しているのは、作品を作っているからです。「天才でごめんなさい」展でも展示されていた「テレビゲームで敵エイリアンの代わりに美少女が撃たれる場面」の絵(タイトル分かりません)。
あの作品は縦2m×横10mくらいの大きなサイズだったのですが、その一番右端の部分はまだ未完成で、締切があるためにここで個展をやりながら描かなければならないとのこと。未完だったとは知りませんでした。そのパフォーマンスも含めて作品にするのが芸術家なのですね。
(この部分はさすがに撮影NGでした)


帰ろうと思い、再び入り口の著書コーナーに目をやると、何とさっきまではなかった「ビバナミダ」の会田誠自作POPが!これは貴重だ!買わなかったけど写真だけ撮りました。
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繰り返しになりますが、期間は短いけれど無料で撮影OKで本人常駐という甘すぎる企画なので、行ける方はぜひ行ってください!昼12時~夜8時という変則的な開館時間ですが、会田先生の生活リズムに合わせたものでしょう。なので、新潟市の人なら仕事終わりでも行けますよ!