やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

ほんと今さら当たり前のことを書くけど、「Perfumeはスゴイ」

おじさんたちが心配


4月7日に石川・本多の森ホールで行われる「Perfume FES!!2014」に行ってきます。
NEWS|Perfume Official Site
この日はRHYMESTERと対バンなので行くことにしたのですが、私はPerfumeのことをよく知りません。
存在は知っていますしのっちが可愛いことも知っていますが、曲はあまり知りません。テレビやラジオなどでかかっているのを聞いたことがあるくらいで、アルバム通して聞いたことはありません。フェスでは見たことありますが、ワンマンは行ったことがありません。
でもせっかく行くのだから予習して行こうと思い、最近音源を聞いています。そして、去年10月にNHKで放送した「MJpresents Perfume×Technology」を今さら見て、興奮のあまり筆を執りました。(最近は「キーボードを叩きました」というのか?)
NHK-FMブログ:NHKブログ | NHK注目の音楽番組 | Perfumeと映像技術とのコラボレーションの進化を追う!総合テレビ11日(金)深夜放送『MJ presents Perfume×Technology』
というわけで、これから新参者が何も知らないままとっ散らかった文章を書きますよ。


Perfumeの音楽は、嫌いじゃないです。カッコいいです。しかし、私は4つ打ちダンスミュージックは「好きなんだけどそこまでのめり込まない」のです。単に好みの問題。なのでテクノもあまり得意ではない。電気グルーヴサカナクションも好きだけど、そんなに熱心なリスナーではありません。16ビートのファンクが好きなのです。
でも、この音がカッコいいのは分かりますし、これはライブでは盛り上がるだろうなあ、というのも分かります。さらにライブではダンスも照明も映像もあるし、好きな人にはたまらんだろうな、とも思います。
でもまあ、それくらいの興味です。それが、この番組がめちゃくちゃ面白く、より一層Perfumeに興味が出たし、ライブが楽しみになりました。


最近のPerfumeのライブには真鍋大度さんが演出に参加しています。
http://daito.ws/#5
プロジェクションマッピングなどの最先端の技術を「動いている体の衣装に投影」など、新しい発想を用いてPerfumeのライブで実現させています。
カッコいい。
バーチャルとリアルの融合、VR(拡張現実)と現実の融合。中田ヤスタカの音楽の世界が真鍋さんの技術によって具現化・可視化していく。最先端・近未来がここにある。
カッコいい。


この技術の進歩は見ているだけで楽しいのですが、今ではその素材をオープンにすることにより、私たち一般の人たちもその世界に参加することができるのです。そして、そこで作られた作品が、Perfumeのライブでまた使われる。素晴らしい融合と円環。
Perfume official global website


Perfumeの魅力についても考えよう。
音楽が素晴らしい、ダンスが素晴らしいのは言うまでもなく。そして、最近のこの高いクオリティのライブを見れば、もはや彼女たちは「アイドル」ではないですね。「アイドル」とは「できないこと・未熟なこと」が魅力の一部でもあるのですが、彼女たちはもはやその場所にはいない。プロフェッショナル集団のチームの一員、という感じがします。
しかし、しゃべると楽しいし可愛い。そのギャップも魅力の一部でしょう。
ああ、私は何を今さら当たり前のことを書いているんだ。


そんなPerfumeですが、彼女たちを見ていると「大変だな・可愛そうだな」と思うこともあります。
当たり前ですが太れないし、脚に青あざ作ることも蚊に刺されることも許されないでしょう。髪型の変更も勝手にはできない。「あー、そろそろ前髪ぱっつん止めたいな」と思ってもできないでしょう。そういう「アイコン」だから。まるでプリンセス天功のよう。
そして、あのダンスを踊れる技術。毎日何時間練習しているのでしょうか。以前テレビで「なりきりPerfumeダンスコンテスト」を見たのですが、彼女たちが優勝したグループと一緒に踊っている場面を見たらそのスキルの違いは一目瞭然。その曲だけをずっと練習してきて、さらに優勝したグループより、本家の方が圧倒的に上手い。本家なんだから当たり前かもしれませんが、やはりそのスキルはすごい。


どんどん進化していく彼女たち。ライブのハコも大きくなり、ついには東京ドーム2Daysが完売するまでになりました。そして海外進出も始まりました。
こうやって彼女たちが進化し続けていくのを見続けられるファンはうらやましいな。初期からのファンは大きくなりすぎて不満もあるでしょうが。
個人的には日本の活動はちょっと休んでいいので、もっと海外の活動に重点を置いてほしい。日本人で世界を制するのはPerfumeきゃりーぱみゅぱみゅしかいないと思っているので。
アジアでなく欧米に受け入れられるには、宇多田や久保田のような英米の音楽のコピーでは絶対無理。欧米人が黄色人種の曲なんて聴くわけがない。私たちだってジェロやクリス・ハートは「外人枠」で見ているように、(潜在的に)人種差別の残る欧米で外国人、それもジャパニーズが欧米の音楽で勝負しても勝てるわけがない。
欧米で勝てるのはPerfumeきゃりーさんのような日本独自のカルチャーだと思うのです。それこそがCOOL JAPANでしょう。


ちょっと恥ずかしくなってきたので、そろそろ止めます。
さて、もうすぐライブです。「Perfume FES!!」なので、もちろんPerfumeのホーム公演です。そしてPerfumeRHYMESTERの知名度・売上、どこを比べてもPerfumeの方が上。さらにサウンドはカッコいいし、ダンスも上手い。ライブでは照明も映像もばんばん使える。
対してRHYMESTERはおじさん3人がダンスもしないし歌も歌わない。照明も映像もそんなすごいものは用意できない。できるのは、いなたいラップをかますだけ。
これ、RHYMESTERに勝ち目はないですね。このライブに行くお客さんのうち、PerfumeRHYMESTERのファンの比率はどれくらいでしょうか。9:1くらいかな。
ああ、心配になってきた。でも、RHYMESTERはいつもこんなアウェイな場所で闘ってきて勝ち抜いてきた人たちです。その結果、現在ロックフェスに出られる数少ないHIPHOPミュージシャンになってきたのです。彼ら以外はKREVARIP SLYMEくらいしかいませんからね。
頑張れおじさんたち。


[MV] Perfume 「1mm」 - YouTube

[MV] Perfume 「Sweet Refrain」 - YouTube

Perfume MY COLOR - YouTube
「My Color」だいすき。