やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

RHYMESTERライブツアー「キングオブステージVol.11」 at ZeppTokyoに行ってきました! 感想(その2)

「キング・オブ・ステージ」以外に何ていえばいい?


前回までのお話。

RHYMESTERライブツアー「キングオブステージVol.11」 at ZeppTokyoに行ってきました! 感想(その1) - やりやすいことから少しずつ
さて、第二部開始。
JINさんの雄叫びで二人が呼び込まれ、「そしてまた歌いだす」!これは震災前にリリースされた曲ですが、震災後にまた新しい意味が与えられた曲ですよね。
続いて「Just Do It!」「不和Ride On」。ライドンは短縮バージョンでしたね。最後の寝てから起き上がるまでの部分、いっつも宇多丸さんの方が先に立つ。Dさんはぎりぎりまで寝転がっている。宇多さんは偉い。


ここでまたおなじみのミステリーコーナー。なぜかDさんがステージからいなくなります。
今回はラジオの体裁で、しゅうけいくんはADになっていました。スマホの普及により集計だけでは食べていけなくなって、宇多丸さんのツテを使ってこの業界に潜りこんだそうです。
宇多さん「このミステリーコーナーはやらせの疑惑があると言われていて憤慨」と言いつつ、リスナーからのメールは「佐々木士郎さん45歳」から送られてきていました。あと、「あんなに煽っておきながら一度も『ウェカピポ』を演っていない」とも。ライムスターの「ウェカピポ」、聴きたいような聴きたくないような。
ここで選ばれたのが「ビッグ・ウェンズデー」。この曲のリリックをJINさんが「歌詞朗読家」としてリリックの一部を「抜いて」読み上げます。

彼女の服にカクテルぶっかける
マジでメンゴ 許してチョンマゲ
飲み直さないか? バーかどっかで
シカトかよブス 来いや明後日

これはDさんのヴァース。宇多さんが「昔のDはブス率高いよなー」と言うとしゅうけいくんがなぜか反論。「違うんです。あえてそういう言葉を使うことにより自分を貶めているのです」
続いて宇多さんヴァース。

きっとあの子もトベトベツチノコ

これも昔の宇多さんっぽい歌詞だな!ちなみに「この意味知らない人」では客席の誰も手を挙げませんでした。みなさん正直でよろしい。
この曲終わりで「ブレックファスト・クラブ」に続くかと思いましたが、それはなし。残念。
他の公演ではどの曲やったのかな。


このおちゃらけたムードの中、流れて来たイントロは「Hands」。一気に空気が変わります。
曲終わりで宇多さん「『B-BOYイズム2』『キング・オブ・ステージ2』『耳ヲ貸スベキ2』を作り続けることもできたけど、そういうことをせずにリスクを取り続けたから25年続いているんですよ」いいこと言う!
と、落ち着いたムードになったと思ったらここから「B-BOYイズム」!最近はセットリストから外されることもあったこのクラシックの名曲がまた復活!途中の「見ろよこの晴れやかな顔」で毎回宇多さんはグラサンを外すのですが、今回はいつもより長めに外していました。グラサンなしの顔を何度も拝見しているとだんだんイケメンに見えてくるから不思議。


そしてまたピアノが登場。どの曲やるのかな~、と思っていたら「ザ・グレート・アマチュアリズム」!!今回のライブで、ここが一番盛り上がった気がする!跳ねる煽りなどなかったのに、みんな跳ぶ跳ぶ!この曲、JINさんパートがもうちょっと韻踏んでいるといいんだけどなあ(独り言)。
KanSanoさんのピアノも加えての「ゆめのしま」。熱くなりすぎて、Kanさんのピアノが入ってどう変わっていたのか分からなかったです。
そして大団円の「ラストヴァース」で本編終了。この曲、二人ともいいリリックだなあ!


アンコールで登場した宇多丸さんは「アンコールって既に予定調和になっているでしょ。それが好きじゃないんですよね。幕が上がると既にこうやって(腕を上げて人差し指を立てるポーズ)『それじゃアンコール、行くぜ~』とかね」と、女性ディーヴァを揶揄。「女性アーティストの方が言葉遣いが乱暴ですよね。『お前ら、狂っちまう用意はできているのかよ~』とかさ」。浜崎あゆみとかのこと?
アンコール1曲目は新曲「SOMINSAI」。そうです、あの奇祭「蘇民祭」がモチーフです。
f:id:ese19731107:20141130163656j:plain参考画像。
プロデュースはPUNPEE。すみません、私、彼のこと全く存じておりませんでした。
新曲はいい意味で「変な曲」。途中からPUNPEE本人も登場してラップしていました。ということは、次回作はフィーチャリングもあるのね。


PUNPEEが退場した後、宇多丸さんMC。「東京は、いろんなゲストを呼びやすくていいですよね。特に大人数だったり荷物が多かったりする人たちも」という流れで「東京スペシャル!SCOOBIE DO!」
「This Y'all That Y'all」の後、コヤマシュウさんのMC。「今日は宇多丸さんが『チケットの5倍は楽しませる』と言っていたけど、もう十分楽しんだでしょ。ここからは、プライスレスでお届けします!」
そして「ライムスターには嫉妬と憤りを感じています」のシュウさんの発言に「両方ネガティブじゃねーか」というDさんのツッコミ。そして宇多さんの「嫉妬と憤り。それを一言で言うと」という流れで「けしからん」!
やっぱり生バンドはいい!タイトでありながらグルーヴィーな演奏。さすがFUNKY4!
スクービーの4人は明日大阪でライブなのでこれから出発だそうです。そんなスケジュールの中、出てくれてありがとう!でも「音楽は素晴らしい」も聴きたかったよー。それは贅沢すぎる願い。
オーラスは「余計なお世話だバカヤロウ」で負の要素を発散して終了。たっぷり3時間の充実メニューでした!


楽しかった。楽しかった!
オリジナルアルバムのツアーだと前半の流れは何となく読めるのですが、ベスト盤ツアーだと全く読めず、あの序盤の「クライマックス曲連打」にやられてしまいました。
その後も緩急ありながらもずっと楽しいし上がりっぱなし!陳腐な表現ですが、これぞキングオブステージですよね。王者なのに「もっと楽しませるには」を絶えず考えて、実行する。「今の地位に安住しない」「過去を振り返らない」「今を更新する」なんてこともよく使われる定型句ですが、まさにそれを実践しているのがこのおじさんたちですよ。
宇多丸45歳、Mummy-D44歳、DJ JIN41歳。このおじさんたち、最新が最高ってどういうことだよ。


今回は、二人ともライミングが完璧でした。歌詞を間違えないというレベルではなく、歌詞の乗せ方のグルーヴとかエモーションが本当に素晴らしかったです。CDの録音物よりも良かった。たまにYouTubeでカラオケでラップしている人がいますが、ああいう「上手い素人」とは雲泥の差。これがスキル!イルなスキル持つトリオだぜ。
あと、ライブ前半、Dさんは顔をしかめたりしきりに水を飲んだりして何だか具合が悪そうに見えたのですが、その後のブログを読むと別にそういうわけではないようですね。
starplayers
Dさんのブログ。↑
取り越し苦労でよかった。単なる加齢か老化か。
そう考えると、宇多丸さんの元気さは本当に素晴らしい。曲間は基本的に宇多さんがずっとしゃべっているし、客の煽りや動きもDさんより多い。Dさんは水泳行ったりジム行ったりと体力づくりをしていますが、宇多さんはどうしているんだろう。以前DVDの副音声では「何もしてない」と言っていましたが。


さて、札幌のライブで今回のツアーは終了ですが、すぐ次にまたイベントがあります。
R 25 RHYMESTER 25th. Anniversary with FUNKY GRAMMAR
どうですか、このメンツ。ライムスター以外では集められませんよ。そして、まだ「and more」があります。ライブ中宇多さんも「これが発表になったらすぐ売り切れちゃうので、今のうちに買っておいてね」と言っていましたが、果たして誰でしょう。FGクルーで名前が出てなくて出ちゃったら売り切れちゃう人…。RIP SLYMEでしょうね~。
つーか、このメンツで一夜限りのスペシャルイベントなのに、まだ売り切れていないってどういうことだよ。リップが出るかどうか関係なく、「行くっきゃない!」でしょ。


ありがとうRHYMESTER。次のアルバムも期待しています。そして「致命的な大ヒット」にも期待しています。今さら「致命的」になんかならないから、おびえずに売れてくれ!


ナタリーから拾ったセトリ。しかし、まだツアー中なのに完全ネタバレしていいのか?ナタリーよ。
01. アカペラ+スクラッチ
02. Walk This Way
03. 午前零時
04. ONCE AGAIN
04. The Choice Is Yours
05. K.U.F.U.
06. サバイバー
07. Come On!!!!!!!!
08. ちょうどいい(Piano session with KAN SANO)
09. It's A New Day(Piano session with KAN SANO)
10. POP LIFE(Turn Tables and Piano session with KAN SANO)
11. After The Last
12. そしてまた歌い出す
13. Just Do It!
14. 不和Ride On
15. ビッグ・ウェンズデー
16. Hands
17. B-BOYイズム
18. ザ・グレート・アマチュアリズム(session with KAN SANO)
19. ゆめのしま(session with KAN SANO)
20. ラストヴァース
<アンコール>
21. SOMINSAI feat. PUNPEE ※新曲
22. This Y'all That Y'all(session with SCOOBIE DO
23. けしからん(session with SCOOBIE DO
24. 余計なお世話だバカヤロウ



そしてまた歌い出す / RHYMESTER - YouTube

RHYMESTER / just do it ! - YouTube

付和 Ride On - YouTube

Rhymester feat. MAKI THE MAGIC - ビッグ・ウェンズデー ...
MAKIさんいるバージョン。みんな若い!

PV Rhymester B BOYイズム - YouTube
これもみんな若い。いろんな人が出ていますが、何人分かる?

アマチュアリズム・レボリューション21/モーニング娘。にライムスター - YouTube
これは一般の人が作ったマッシュアップなのですが、上手い!

RHYMESTER / ゆめのしま LIVE - YouTube

ラストヴァース - RHYMESTER with Bank Band LIVE - YouTube
ap bankフェスでの生演奏バージョン。

Rhymester This Y'all, That Y'all feat.SCOOBIE DO ...

RHYMESTER / 余計なお世話だバカヤロウ - YouTube

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