やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

サザンオールスターズ ライブツアー2015「おいしい葡萄の旅」東京ドーム 感想(その1)

全体の流れ編


サザンオールスターズのライブツアー2015「おいしい葡萄の旅」に行ってきました。私が行ったのは5月23日(土)東京ドームの1日目です。


東京ドームということは、5万人くらいいるわけでしょ。入退場の方法やらグッズ販売やらトイレやら、運営大変だなー。開演は18時なのに、開場は15:30、グッズ販売は11:30からやっているんですよ。どんな規模や!
私はグッズを購入する予定もなかったので、余裕こいて17:30くらいにドームに着きました。
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会場周辺もサザン一色です。さすが。
この時間でも、まだ入場には長い列ができていました。えー、15:30から入場やってるのに?まあ、私のようにこの時間に来る人が多いからなんでしょうが。
サザンのチケットは「座席指定券引換券」であり、これだけでは自分がどの席になるのか分かりません。ということは、アリーナ最前列もありうる?
で、座った席は
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やっぱり後ろ!上に吊るされた葡萄のオブジェと同じ目線!まあ、過去のサザンのライブに比べれば、横長の分、距離はそんなに遠くないかも。


18時ジャストに開演。こんなジャストに始まるライブ見たことない。
1曲目は「Tarako」!サザンの1曲目は毎回ミドルテンポであまり盛り上がり過ぎない曲を持ってくることが多いのですが、それにしてこんなマイナーな曲を1曲目とは!
2曲目「ミス・ブランニュー・デイ」!この曲は8ビートの最高峰のひとつだと思っています。
続いて「ロックンロール・スーパーマン」!前作「キラーストリート」ではアルバム曲にはもったいないキャッチーな名曲が3曲目で登場!
まあ、サザンの曲は名曲があり過ぎるので、どの曲をどこに配置しようと「え、もうこの曲が!」になってしまうのですが。「ミス・ブランニュー・デイ」も同様。


ここで最初のMC。「東京ドームに10年ぶりに戻って参りました」と桑田さんは仰っていましたが、東京ドームでライブ出来るミュージシャンなんてほんのわずかしかいないし、そこに「戻って来た」なんて言えるのは、さらに一握りしかいない。サザンって、本当に大きい存在ですね。


ここから今回のアルバム「葡萄」からの曲をまとめて演奏。
ちょっと固め過ぎでもったいない気もしましたが、そうしないと他の曲と印象が凸凹しちゃうからかな。
「ワイングラスに消えた恋」では、原さんがセンターで歌います。しかも振りつきで、間奏中にはダンサーとダンスを踊るシーンまで!原坊、カッコいい!ちなみにこの曲の間は桑田さんは指揮者としてステージ上にいました。この曲の間くらい、袖で休んでいればいいのに。


ここから懐かしの曲コーナーです。
「よどみ萎え、枯れて舞え」。この頃の曲は、歌詞自体の意味はあまりないのですが、言葉とリズムとメロディが一体化していて、さらに桑田さんのボーカルのグルーヴとも相まって聴いていて気持ちいい。
さらに「顔」「Happy Birthday」「死体置場でロマンスを」「Computer Children」とアルバム「KAMAKURA」から連打!


MC。ドローンって何?SNSもついていけない。まだ私はガラケー。といった内容でした。途中「ドローン」と言いながら手を挙げてくるくる回すのがウケて「柳沢慎吾」も付け加えて(慎吾さんのパトカーのネタみたいなので)何度もやっていました。


「おいしいね~傑作物語」をやってくれて個人的に嬉しかったです。この曲は「産業ロック」「業界不惑(ファックと発音しています)」などちょっときな臭い歌詞も入っているのですが、曲としては名曲です。
しかし、調べたらこの曲は「みんなのうた」のカップリングでオリジナルアルバム未収録。今は廃盤になったベストアルバム「HAPPY」にか入っていないのか!どこかで日の目を見ることを願います!


「Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)」、この曲も好き。これが入っている「YOUNG LOVE」というアルバムも好き。
「(The Return of)01MESSENGER ~電子狂の詩~」は、シングルとしては不発でしたが、今改めて聴いたら、いい曲でした。アルバム曲として入っていれば光る曲だったかも。
この次に「ブリブリボーダーライン」!こんな変な曲やるなんて!今回のツアーは本当に振り幅が大きい!


ここから再び「葡萄」より「道」「栄光の男」「東京VICTORY」「アロエ」!徐々に盛り上げるこの曲順。素晴らしい。
「東京VICTORY」では入場時に渡された腕時計型のリストバンドが光り出しました!会場全体が光る演出は、こういう大会場だから映えますね!
アロエ」のシンプルでど直球な歌詞とメロディと四つ打ちのリズム、この曲こそサザンの現役感を表す1曲だと思っています。私のような昔からのファンはしっとりした曲も大好きなのですが、この「アロエ」でまた子どもも含めた若い人たちにアピールできたことはとても大きいと思っています。


さらにこのままノンストップで「マチルダBABY」「エロティカ・セブン」「ボディ・スペシャルⅡ」「マンピーのG★SPOT」とクライマックスが続く!
死ぬ!死んでしまう!幸せすぎて!
今さら言うことではありませんが、サザンはヒット曲がいっぱいあるなあ。こんなにクライマックスのアゲアゲ曲連打なのに、まだあの曲もこの曲もやっていない曲いっぱいあるんですよ。どうなっとる!
「マチルダBABY」「ボディ・スペシャルⅡ」では炎が出るし爆発もある!金かかってるわー。
あと、「マンピー」が以前ほど直接的なエロ描写の演出がなくてよかったです。たまに「直接的すぎてちょっと引く」というときがあるので。
ちなみに、このクライマックスのブロック、ノンストップですよ。「おいしいね~傑作物語」からだから、何と12曲休みなし!桑田さん、あなた59歳ですよ。どんだけタフなんですか。


ここで本編終了。
幕間にダンサーたちによる寸劇がちょっとあって、またすぐメンバー登場。もっと休んでいていいのに!
アンコール1曲目は「匂艶THE NIGHT CLUB」!まだこれがあったか!無尽蔵か!
ピースとハイライト」「みんなのうた」と続いて「蛍」で本当にラスト!
「蛍」の前には最後のMCで「また東京ドームに帰ってきていいですか?」と嬉しい発言も。
時計と見ると21:30。何と3時間半!36曲!幸せと感謝と尊敬と感動しかない至福の時間でした。


終演前の全員集合写真。


この写真でいうと、右上のあたりにいますが、もちろん見えません。5万人ってすごい数。


いやー、素晴らしかった。
今回のセトリは、だいぶ攻めていましたね。古い曲の中でもだいぶマイナーな曲が多めで、コアなファンも喜んだことでしょう。知らない曲でも歌詞が画面に出るのでノリやすいですしね。
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ライブ全体の感想や桑田さんについて書きたいことがまだあるので、それは次回のエントリでまとめて書きます。


セトリ↓
1.Tarako
2.ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
3.ロックンロール・スーパーマン~Rock'n Roll Superman~
4.青春番外地
5.彼氏になりたくて
6.バラ色の人生
7.Missing Persons
8.平和の鐘が鳴る
9.イヤな事だらけの世の中で
10.はっぴいえんど
11.天井棧敷の怪人
12.ワイングラスに消えた恋
13.よどみ萎え、枯れて舞え
14.顔
15.Happy Birthday
16.死体置場でロマンスを
17.Computer Children
18.栞(しおり)のテーマ
19.あなただけを ~Summer Heartbreak~
20.真夏の果実
21.おいしいね~傑作物語
22.Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)
23.(The Return of)01MESSENGER ~電子狂の詩~
24.ブリブリボーダーライン
25.道
26.栄光の男
27.東京VICTORY
28.アロエ
29.マチルダBABY
30.エロティカ・セブン
31.ボディ・スペシャルⅡ
32.マンピーのG★SPOT
アンコール
33.匂艶THE NIGHT CLUB
34.ピースとハイライト
35.みんなのうた
36.蛍