トム・クルーズがアップを始めたようです
映画「X-ミッション」を見てきました。公式サイト↓
wwws.warnerbros.co.jp
この映画は「ハートブルー」をリメイクしたものですが、私はこちらは見ていません。
別の映画を見に行ったときに本作の予告編を見てノックアウト。物語や脚本はどうでもいい。このアクションは映画館で見なければならない!と思って行ってきました。
感想「アクションはすげー!物語はひでー!」
(以下、ネタバレあります)
オープニングで大自然の中を走り回るモトクロスバイク。これだけでもすごいのに、ラストは崖を飛び越えてほんの数メートルしか広さのない岩場に着地。キンタマ縮み上がるよね!
で、この後いろいろあるのですが、ストーリーはどうでもいいんだ。脚本に文句をつけるとそれだけで本エントリは終わってしまう。
私は元々アクション映画は「すごいアクションがあればいい。脚本はどうでもいい」と思っているのですが、それを思いっきり拡大解釈するとこうなります。
でもいいんだ。元々そのつもりで見ていたので、そこは評価を下げるポイントでもないしツッコむ部分でもない。これだけのアクションを見ることができたので満足です。
でも、そう思うとエクストリームスポーツのYouTubeを見るだけでいいのでは、という気持ちもある。うむむ、確かにそうだけど、それを言っちゃあおしめえよ。
モトクロスバイクの次はスカイダイビングで自然落下しながら一緒に落としたお札の束の塊をナイフで解放!このシーンに限らずですが、どうやって撮影しているんだろう。一緒に落ちながらカメラ回しているの?カメラ回す人はカメラのプロなの?スカイダイビングのプロなの?
お次はサーフィン。巨大な波を乗りこなすぜ!このシーン、大海原の真ん中でこの部分だけ大波が発生しているのですが、実際もそういうものなの?周りは凪で、そこだけ大波ってあり得るの?まあ、それはいい。ここで重要なのはお姉ちゃんのプリケツだ。
どんどんいくよ。次は切り立った山頂からのスノボ滑走。さらにムササビスーツでの滑空。死んじゃうよ、死んじゃうよ!
このムササビスーツのシーンは、岩を山頂から落として落ちるまでに6秒かかるので「6秒以内に風を掴まなければ死ぬ」なんて言う。そんな気軽に言わないで!
Xミッションにも出てくるこのスポーツ考えた人頭おかしいよね。風に乗れなかったら死ぬみたいなこと劇中で言ってるんだけど、あのさ、どうやって練習するの?最初からうまくいかないと死ぬスポーツってなんなん? pic.twitter.com/nV7ukpfWri
— manhemohankuyu (@manhemo) 2016, 2月 21
ほんとこれ。
山を爆破してモトクロスバイクで逃げるシーンは、さすがに落ちてくる岩はCGだよね?
いよいよクライマックス。今まで落ちたり下りたり飛んだりしていましたが、お次はロッククライミングです。しかも素手&命綱なし!このシーン、さすがに命綱をして、それをCGで消しているよね?そうだと言ってくれ!そうでないと私のキンタマが!
やっと登りきったのに、ここから滝つぼダイブ!しかも後ろ向きで自然落下とそれを追いかけて勢い余って落ちてしまう2パターン用意。キンタマが!
お笑いウルトラクイズの滑り台バンジージャンプを思い出しました。
お笑いウルトラクイズ!1 滑り台バンジージャンプクイズ!
ダンカンすげえ!
潜入捜査官という設定も、自己啓発的な挑戦の動機も、資本主義や地球環境への警鐘とその結果の犯罪など、ストーリーの根幹は全て意味がありません。アクションをするためだけに脚本を繋ぎ合わせているだけです。これって、元ネタの「ハートブルー」も同じなの?もう少し説得力ある脚本に変えることはできなかったのかしら。
あと、彼らがこの命がけのアクションに自ら挑戦しているのもあまり好きでない。
敵のアジトに乗り込むとか誰かを救い出すとか、何かしら「やらなければならない必然」があって挑戦するのであれば動機として成り立ちますが、自分たちが「やりたいからやる」だと「どうぞご自由に」としか思えないので、頑張って!と思うことができないのです。
バラエティ番組でも「ゲームに負ける→罰ゲーム」だと必然があって「罰ゲーム嫌だ→だからこそその画が面白い」になりますが、自分から無茶するだけだと「どうぞ」にしかならない。日本のバラエティ番組とアメリカの「ジャッカス」との違いのように。
でも、アクションシーンはどれも文句なしに素晴らしいです。エクストリームスポーツする人たちって、アホだな!(褒めてます)
この作品をトム・クルーズが見たらどう思うだろう。「負けてらんねー!」と火が点くでしょうか。「ミッションインポッシブル」の続編ではこれを上回るアクションやっちゃうのでしょうか。トムならやりかねん。
※関係ないけど、ジャッキー・チェンの後継者がトム・クルーズになるとは誰が予想したでしょう。
これから見る人にもう一つ情報を。
「エンドロールめちゃ長いぞ」
私はエンドロールは最後まで見る派です。キャストなどを知りたいし、素晴らしい映画体験から現実に戻るまでのピロートークタイムだし、エンドロール後に何か映像があるかもしれないし。
今作は、エンドロール後の映像はありません。なので、いつでも退場可能です。エンドロールは10分以上あったんじゃないかな?そりゃ世界各地でロケをしたのでその分載せる情報も多いのでしょうが、それにしても長い!すごいアクションで火照った私の身体はすっかり冷めてしまいました。
お話としては出来は良くないですが、アクションは素晴らしい。これは劇場の大画面で見るべし。私は2Dで見ましたが、3Dも迫力あるはず。逆にDVDでいいやという人は、そもそも見なくてもいいです。アクションを楽しむだけの作品だから。
映画 『X-ミッション』特別映像(サーフィン)【HD】2016年2月20日公開
映画 『X-ミッション』特別映像(ウィングスーツ )【HD】2016年2月20日公開
映画 『X-ミッション』特別映像(モトクロス)【HD】2016年2月20日公開
映画 『X-ミッション』特別映像(スノーボード)【HD】2016年2月20日公開
映画『X-ミッション』×MAN WITH A MISSION スペシャルPV映像【HD】2016年2月20日公開
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