やりやすいことから少しずつ

好きだと言えないくせして子供みたいに死ぬほど言ってもらいたがってる

岩手の旅2016、夏。(2日目)

貸し切りデー。雨もまたよし。


2日目。今日は朝から雨。天気予報も一日雨。しかも本降り予報。
まずは宮沢賢治記念館へ。
www.city.hanamaki.iwate.jp
ここは数年前に行ったことありますが、平成27年にリニューアルされていて、また新しい気持ちで見ることができました。
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中は撮影禁止だったので入り口だけ。
ここは学術的な展示が多く、なるほどなーとは思いますがそんなにワクワクしません。館内には修学旅行の小学生がいましたが、楽しかったかな?「何だかよく分からんな」がほとんどだったと思いますが、この中の一人でも感銘を受けて賢治の本やその他文学・芸術に目覚めてくれればこの記念館や修学旅行の甲斐はあったと言えます。全員に刺さる必要なんてない。


続いてすぐ近くの宮沢賢治童話村へ。
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ここをくぐれば童話の世界です。しかし雨が…。
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ここは童話でメルヘン。ジブリの世界観というかマイルドな草間彌生というか。
ここで3歳くらいの女の子を連れた夫婦がいたのですが、「ほら『セロ弾きのゴーシュ』よ。読んだっけ」なんて子供に言っていましたが、こんな小さな子供に宮沢賢治は早くないかい?意識高いからいいのか。
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その他に賢治の教室ということで鳥・星・動物・植物について学べる部屋がいくつもありました。それぞれ仕掛けがあって面白い。雨で湿度のせいだと思いますが、木の匂いが強くてちょっと困った。


続いて遠野の伝承園へ。
遠野伝承園
入口の写真撮るのを忘れた。ここは昔の暮らしを伝えたり民話を語り継ぐための施設です。
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昔のトイレ。紐に掴まり気張ってこの割りばしみたいな木のヘラで肛門を…。考えただけで下半身がゾワゾワするわ!
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昔の民家(豪邸!)の中にカイコ飼育中の部屋がありました。糸を産みだしてくれる大事なカイコ様ですが、こういう毛虫・幼虫系は苦手です!ほとんど動いていませんでしたが、この量が全員活動中だったら鳥肌立ちまくりですな。
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ここのメインはオシラ堂。布に願い事を書いてオシラサマの人形に掛けることができます。上の方手が届かないけど、係員が徐々に上に移動させているのかな。一番上は色変わっていますが。
で、このオシラサマというのは民話というか伝承のお話なのですが、どういう話かというと
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馬と獣姦してしまった娘に怒ったお父さんが馬を殺したお話なのです。これ、子供はどういう理解で聞くのだろう。


そのまま近くのカッパ淵へ。
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カッパ淵はこのお寺の奥にあるのです。
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ここのお寺はもちろんカッパ推し。
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(奥にキュウリをぶら下げた釣り竿が見えるでしょうか?)
ここは「カッパ捕獲許可証」を購入すればカッパを捕らえることができるのですが、買うのを忘れてしまいました。まあ、カッパはいなかったのですが…。
ここって、単なる小川を「カッパがいる」という言い伝えに基づき観光地に仕立て上げているわけです。もちろんカッパなんていないわけです。ウソなわけです。でも誰も怒らないしお寺にお賽銭投げるわけです。素晴らしいな。これくらい堂々とホラを吹いておおらかに許す文化は大事だな。特に昨今の「間違い即死刑」の社会は見習うべきだ。


お昼ご飯に向かう途中で変な場所を発見。
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何だか怖いので車からは降りずに撮影。
お昼はジンギスカン
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うひひひひ。旨いぜー。お肉は厚めにカットしてあり、食べごたえがあります。ラム肉の匂いはありますが臭みはなく、美味しい!ちょうどいい満腹でいただきました。


14:30、えさし藤原の郷。
歴史公園えさし藤原の郷 | 世界遺産 平泉の原点はこの地にある…
ここは、大河ドラマを始めとして数々の映画や「逃走中」などのロケ地に使われた場所です。何と東京ドーム4個分の敷地面積。
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平日+雨なので誰もいない!ほぼ貸し切り!
ここはとても広いので「お急ぎコース50分」と「じっくりコース120分」があるのですが、ほぼ貸し切りなのをいいことにはしゃぎまくっていたらお急ぎコースだけで100分くらいかかってしまいました。
だって、トリックアートもあるし弓矢を射ることもできるし兜と甲冑を着てチャンバラもできるし平安衣装を着て写真撮影もできるのですよ。こんなの、混んでいたらじっくり楽しめないですよ。平日+雨でよかった。
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大きいよう~。
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広いよ~。
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人形の出来はイマイチですが、ここはロケ地がメインなので気にしてはいけない。
ここは17時閉園なので、このままでは全部回れない。なので園内を回るバスに乗っておじさんから説明を受けながら残りを回りました。金色堂に覆いがない状態で建ててあったり古代・平安・戦国時代のそれぞれの建物があったりしたのですが、バスから眺めるだけ。残念。


残り時間でロケ資料館へ。
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今回の大河ドラマ真田丸」もここでロケをしたので、出演者のサインが飾ってありました。大泉さん、字が上手いな!
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檀ふみさんの手形がいちばん剥げていたのですが、いちばんみんなが手を合わせたのでしょうか。なぜこのメンツで檀ふみ一番人気?
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錚々たる俳優さんたちのサインが並ぶ中でなぜ私はアンガールズ鈴木福君のサインを撮影したのだろう…。


閉園時間ぎりぎりまで粘り、水沢の宿にチェックイン。
夜は出歩くのが面倒で宿の居酒屋へ。ここでもご当地の日本酒をいただきました。旨い。あと、店員さんがとてもいい人で東北の印象UP。注文を復唱するたびに必ず噛むので、復唱しなくていいよ!と思いながら聞いていました。
食べ終わった後、街中をぶらぶらと歩きましたが、居酒屋はあまりないのにスナックが多い。水沢はそんな街なのかしら。


2日目終了。走行距離968キロ。もう明日は帰る日か…。現実に戻りたくねえなー。


まっぷる 岩手 平泉・盛岡・花巻 '16 (まっぷるマガジン)

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