「シン・ゴジラ」に関する私のツイートまとめ
今月の映画界は完全に「シン・ゴジラ」一色でした。
もちろん名作はこの他にもたくさんありましたが、見た後の「語りたい欲」は「シン・ゴジラ」が飛び抜けています。興行成績では「ファインディング・ドリー」と差はない本作ですが、私のTLでも皆さんのブログでもネット記事でもテレビの情報番組でも、「シン・ゴジラ」ばかり。素人もプロも語りたいのです。
もちろん私も語りたいです。
ese.hatenablog.com
自分のブログでも書きましたが、まだ足りない。この後もTwitterで何度もいろいろ書きましたし素晴らしい見立て・分析の文章はRTしました。
私は、毎月月初に先月の自分のツイートこのブログでまとめているのですが、このままだと「シン・ゴジラ」関係ばかりが多くなってバランスが悪いので、ここに「シン・ゴジラ」関係のツイートだけまとめておきます。
ゴジラ見たことないしエヴァ見たことないし怪獣映画見たことないし庵野作品見たことないしつまりはこれらに興味がない私でも、シン・ゴジラ面白い?
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月1日
↑見る前はこんなだったのです、私。
「シン・ゴジラ」見た。面白かった!面白かったぞーーーーーー!!!!!!
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月6日
↑それが見た後はこんなになって、後は↓この通りですよ。
「シン・ゴジラ」は「多方面への配慮をしなかった」ことが最大の成功要因。子供にも分かりやすいようにとか女性向けにとかを全部削ぎ落とし、ひたすら熱い作品にした。で、その結果子供にも刺さった(細かい部分理解できなくても)だろうし、見た人は全員満足する作品になった。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月6日
高橋一生、最近みんな騒いでいるなーと思っていたのですが、「シン・ゴジラ」見て納得。ドラマは見ていないのですが、いいんだろうな。世間に見つかっちゃったな。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月6日
「シン・ゴジラ」、こんな盛り上がるなら公開直後に見て祭りに参加したかったなー。皆さんの分析やツッコミを理解した上で楽しみたかった。それでも、私のTLではネタバレ見なかったのでその辺の見た人の配慮も素晴らしいな、と思った。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月6日
「ズートピア」のように「100点!完璧!」という作品はもちろんめちゃ素晴らしいのですが、「シン・ゴジラ」の「欠点はいくつもあるけどこの部分は5億点!」の方が盛り上がってしまう。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月6日
↑そう、五角形のレイバーチャートで何か所か凹んでいるところがあっても、何か所かめっちゃ飛び出ているのです。ちなみに「ズートピア」は本当に100点なので、こちらもぜひ見てください。
書いてあることは全てその通りなんだけど、この作品を政治第一で語るのは違うぞ。→東京中を破壊するゴジラが、いつも素通りする場所とは? 「シン・ゴジラ」が暗示する日本のあやうさ https://t.co/0YqmR3Nkbs
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月7日
「あえて政治の部分に絞って本稿を書く」とかの注釈があれば別だけど。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月7日
「シン・ゴジラ」を批判している人は登場人物の家族関係などが描かれていないことを指摘するけど、この作品はそういうことはあえて削っているのだと思う。「情緒」や「家族愛」などを排除したからこその傑作。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月7日
とにかく個人では勝てないのだから、チームであり組織で挑まなければならない。そこに「愛する人のために」みたいな事情を入れる方が作品を濁らせる。「やらなきゃ日本おしまい」なんだから、個人の事情なんて入る余地はないのだ。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月7日
そういう批判をする人は比較対象に「アルマゲドン」とか「海猿」とかがあるのかな。であれば私とは評価の軸が違うので話はかみ合わない。どちらが正解ということではなく、この作品に「あるべきもの・不要なもの」の選択が違うということ。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月7日
KREVAここだったかー。気が付かなかった。ANIはどこだったのだろう。→庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側5 ~シン・ゴジラを作った人々 - 329人の同志 - シネマトゥデイ https://t.co/bpxceV3ktY @cinematodayさんから
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月9日
この労力たるや!おつかれさまでした。私のブログもあるのかもしれないが、数が多すぎて探せない!→「シン・ゴジラ」公開から十日間の感想を可能な限り掲載、現時点でのインタビュー記事も総括 https://t.co/yKzmBqY8Ds
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月10日
これ全部読みこんでからもう一度見に行きたい。→#細かすぎて伝わらないシン・ゴジラの好きなところ選手権 #シン・ゴジラ【ネタバレ注意】 - Togetterまとめ https://t.co/qEE3WVGsim @togetter_jpさんから
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月11日
「庵野さんはそういうのどんどん排除していって、人物たちのバックボーンは描かない脚本になりました。きわめてストイックな政治家だけの話になりました」大成功!→東宝はなぜ『#シン・ゴジラ』を庵野秀明氏に託したか https://t.co/AVc9TqdUpo
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月12日
「シン・ゴジラ」の成功で「俺たち外野がいろいろ言うより才能ある人に一任した方が上手くいくんじゃね?」という流れになってほしい。というか、普通に考えればその方がいいに決まっている気がするのにそうなっていないのはなぜ。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月12日
この作品やこの文章に限らずだけど、私と全く見る視点や評価軸が違う感想を見ると「感想は個人の自由」と「文脈や本質を読み取る」は両立するのか不安になる。→『シン・ゴジラ』、ゴジラがあまりにかわいそう。(花田紀凱) - Y!ニュース https://t.co/OFAzVUNL7E
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月13日
「感想は個人の自由」は大原則だけど、あまりに見立てが違うと「その作品はそういう話じゃねえよ」と思ってしまうのですが、それでもどういう見立てをするかも個人の自由でいいのかな。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月13日
そもそも「ゴジラ」っていう題材の時点で若い女性は食いつかないわけで、そこに無理やり女子要素を入れたら結果70点になるかもしれない。全方位ターゲットにして100人が70点をつけるより70人に5億点つけてもらった方が結果として150人になる可能性は高い。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月13日
この人は何について書いているのだろう。映画の話だよね?ゴジラの話だよね??→『シン・ゴジラ』に覚えた“違和感”の正体〜繰り返し発露する日本人の「儚い願望」 https://t.co/9Yw7M2QRgw
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月13日
「シン・ゴジラ」の否定意見を読むと、ほとんどが正しい。何も間違った指摘はしていない。でも、この作品はその評価軸で語る作品じゃないんだよなーと思ってしまう。庵野監督はそんなことは分かったうえで、どこを取捨選択するかでこういう選択をした、ということだと思う。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月14日
「シン・ゴジラ」否定意見に「野党や国会の存在がない」「市民の存在がない」という意見を多く目にするけど、国会論争いる?市民の存在は十分あるでしょ。分かりやすい「人が潰されるシーン」などを求めているの?想像力ゼロかよ。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月14日
「シン・ゴジラ」がヒットした要素の一つに「見た後誰かと語りたい」がある。あのシーンはこういう意味だよね?あの場面にあれが映っていたよ。あの人とあの人は実はこうなんじゃない?とか。全部説明せず「自分だけは読み取ったぜ」と思わせるのが大事。だからリピーターも多くなる。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月15日
音楽も同じ。歌詞を深読みしたり行間のニュアンスを読み取ったりすることがその曲を膨らませるのに、深読みしようもない「そのままの情景描写」「単なる自分の気持ち」を描かれてもその曲は長持ちしない。
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月15日
これだけみんながシン・ゴジラについて語った後で何を書くのだろうと思ったら「全部乗せ」でした。お腹いっぱいどころじゃないボリューム!→(21)シン・ゴジラ【連載】田中泰延のエンタメシン党 | 企画 | 街角のクリエイティブ https://t.co/fRSFkTY9gV
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月26日
素晴らしい文章。パンチライン多すぎて抜き出せない。→松江哲明の『シン・ゴジラ』評:90年代末の“世界認識がグラグラする”映画を思い出した https://t.co/8ARQkf1WYT @realsound_mさんから
— エセ@9月30日せいこうフェス (@ese19731107) 2016年8月27日
これ以外にもツイートはせずとも読んでなるほどと思った文章はたくさんありましたし、面白ネタとしてRTしたツイートもあります。それでも、ネタバレに関するツイートは面白ネタでもRTしないようにしていました。この作品は、何も知らずに見てほしいのです。そしてその後いろいろ語り合いましょう!
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