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「いとうせいこうフェス」(1日目)に行ってきました! 感想(その1)

大きすぎる祝賀会


いとうせいこうフェスに行ってきました。公式サイト↓
seikofes.jp
いとうせいこう。知っていますしすごい人だと思っていますが、私の人生にはあまり関わってこなかったお方です。自分はサブカル側の人間だと思っていますが、なぜかせいこうさんとは接点がない。
それでも日本語HIPHOPオリジネーターでありバカリズムを始めとした芸人のアドバイザーであり様々な出来事・物事を面白く切り取る編集者であることは知っています。
そのせいこうさんが「建設的」というアルバムを出してから今年で30年。それを祝ってせいこうさんを祝賀する会が催されました。それがせいこうフェス。
せいこうさん自身にはあまり興味がない(失礼!)とはいえ、この出演者を見たら行かざるをえないでしょう!2日間ありますが、岡村ちゃんを蹴って真心とRHYMESTERとレキシを選びました。


会場は東京体育館。バレーボールの国際試合などをやる場所です。アリーナも含めるとキャパ1万人。いちまんにん!2日あるので2万人ですよ。にまんにん!
そんなに集まるのかよと思っていましたが、初日は金曜日だったのもあり、少し寂しい集客でした。アリーナは9割くらい埋まっていましたが、スタンドはほぼガラガラ。ちょっとドキドキしながらスタート。
全員レポするといつまでたっても終わらないので、かいつまんで書きますね。あと、記憶がもうない。


まずは前説のダイノジ。このキャパでお笑いは厳しいよなー。ダイノジが悪いんじゃない、この空気が悪いんだ。


まあ、こういうことです。
この日はこの後ずーっと「押してる押してる」といっていたのですが、多分ダイノジのせい。ウケないからいろいろやって完全に前説の時間をオーバーしたはず。


オープニングアクト東京パフォーマンスドール
せいこうさんとのつながりは分からなかったのですが、事務所の後輩でそのつながりでせいこうさんが作詞提供しているのですね。
彼女たちは頑張っていましたしかわいかったのですが、いかんせんトップバッターなので見ている私たちもどんな態度で見ればいいのか分からず、乗れずじまいでごめんなさい。イスがあるし会場広すぎるし、立つべきか座ったままでいいのか。
空気を掴みあぐねている間にTPD終了。ごめんよ。


続いて登場したのは学ランを着たせいこうさん、みうらじゅんさん、宇多丸さん。みうらさんが大太鼓を叩き、せいこうさんが校歌を歌う。宇多丸さんは旗持ち。
みうらさんとせいこうさんがトークしている間も宇多丸さんには一切触れず。結局宇多さん完全スルーのまま終了。


いよいよ開幕!
オープニングVTRでDOTAMAがせいこうさんの半世紀をラップで紹介するのですが、これがめちゃめちゃよかった!このVTRだけ?他では聴けないの?もったいない!
YouTube
(↑これは2日目の映像ですが、どうぞ。いつ消されるか分からないけど)
あと、転換時にジングルが流れるのですが、これもとてもいい曲でした。もったいない!どこかに残すべき!聞かせるべき!売るべき!べし!


続いてはレキシ。
レキシは「建設的」のトリビュートアルバム「再建設的」に1曲参加しているのでてっきりその曲をやると思ったのですが、何と「狩りから稲作へ」!
ドラムとギターの他にはグローバーMOBYさん(スクービードゥのドラムの人)とせいこうさん。
もちろん池ちゃんはふざけまくるわけです。ラップ部分は足軽先生(せいこうさん)が歌うわけですが、2番のラップをMOBYさんが歌うところをモニター(歌詞が表示されている)隠したりいきものがかりの「ありがとう」をぶち込んだりステッペンウルフの「ボーントゥービーワイルド」をぶち込んだりドリカムの「LOVE LOVE LOVE」をぶち込んだり。
このライブはAbemaTVで生中継しているのですが、せいこうさん曰く「池田がそうやって好き勝手にいろいろ歌うと著作権の問題が起きちゃうから、この部分映してないんだよ」と衝撃の暴露。でも賢明。
で、結局15分の持ち時間をこの1曲で終わってしまいました。しかも時間オーバー。


このまま池ちゃんは残って、やついいちろう登場。
ここから中継復活したらすぐに「AbemaTV最高!」とおべんちゃらを使う池ちゃん。さっきまで悪態ついていたのに。
ここで池ちゃんがふざけすぎるので、せいこうさんはツッコミすぎて既に声が枯れていました。あと3時間もあるのに!さらに明日もあるのに!
「トロピカル源氏」を歌って池ちゃん退場。代わりにカリスマドットコムのいつかさん登場。いつかさんはやっぱりラップが上手い!リズムもいいしラップも聴き取れる。でも曲のことはもう何も覚えていない…。


転換の合間にバカリズムのVTR映像。「クイズいとうせいこうが正解」というクイズ形式でせいこうさんの過去のVTRから問題を出題。暴走族のネタでした。でもよく覚えていない…。


鬼ヶ島のコント。
いやー、この広さでやるネタじゃないわ。面白いけど、この広さでやるネタじゃないわ。


□□□(クチロロ)。
生で見るのは初めて。HIPHOPとシティポップの両面を持つバンド。良かった!同期のクールな部分とバンドの肉体性と両方感じました。


RHYMESTER
1曲目は「The Choice Is Yours」。会場にはライムスファンはどれくらいいたのでしょうか。多分アウェイな空間で、こういうときは宇多さんが頑張る!煽る煽る。私も盛り上げるのに一生懸命手を振り声を出します。
曲の終わりでおなじみ「セイホー!」のコール&レスポンスがあり、ラストは「でっかい声で騒げー!」というのがお決まりですが、これはせいこうさんが発明したものなのです。
どういうことかというと、80年代前半、アメリカのHIPHOPでは「エビバディ、スクリーム!」というのがお決まりだったのですが、日本で同じことを言っても通じないので盛り上がらない。そこでせいこうさんが発明したのが「騒げ」だったわけです。宇多丸さん、もっとこの辺丁寧に説明した方がよかったのでは。
2曲目はRUN-D.M.C.の「WALK THIS WAY」のトラックで「WE LOVE HIPHOP」!こういう自由度こそHIPHOP!個人的にはとても盛り上がりましたが、この曲を知っている人があまりいないようで会場はそんなに沸かなかった気がする。
この曲の部分だけAbemaTVでは流れなかったそうです。権利関係大変なのね。ウカスカジーでもこのトラックで1曲作ったけどやはり権利関係がクリアにならずアルバムに入れられなかったそうです。HIPHOPなのにサンプリング厳しいのか。エアロスミス側なのかな?
ラストはもちろん「噂だけの世紀末」!
全編を通して、やはりRHYMESTERは真面目。ちゃんとネタを仕込んで、きっちりやる。真面目。


この辺で一旦切ります。続きは後日。
写真もあるのですがパソコンが不調でアップできない。直ったら写真も追加します。


再建設的

再建設的

建設的

建設的