誰に言えば変わる?
選挙のたびに思うのですが、ムダが多いなあ。ムダの削減!は政治家の公約ではおなじみの項目ですが、実行されているのかしら。こと選挙に関しては完全に旧態依然で毎回同じムダが起きているというのが私の感想です。
選挙についてはこれまでにもいくつかエントリを書いてきたので重複する部分もありますが、書きますね。
ese.hatenablog.com
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①選挙ポスターの掲示板
いきなり過去エントリとかぶりますが、これです。
この掲示板って、何のために立てているのですか?選挙があることを知らせるため?候補者が誰なのか知らせるため?
この掲示板がなければ選挙があることや候補者が誰なのか分からないような人たちは、掲示板があっても投票に行かない人たちです。ポスターに具体的な政策が書いてあるわけでもないし。
やめましょう。
②投票時間
投票日は朝7時~夜8時までというのが一般的です。長くない?期日前投票もあるので、こんなに長く投票時間を設ける必要が分かりません。朝8時~夕方6時でよくない?
そして、これと連動して「期日前投票」「投票日」という呼び方を「投票期間」「投票最終日」という呼び名に変えましょう。
お年寄りは投票日に投票に行かねば、と思っている人が多いです。でも、当日荒天だったり体調不良だったりで行けなくなる可能性もあります。なので、期日前の期間に投票に行ったほうがリスクヘッジの観点からも理に適っています。
「投票日」だからこの日に行かねば、という思い込み。「投票期間」になればこの間いつでも投票可能。こういうネーミングの変化だけでも投票へのハードルは変わると思うのですが。
日曜日が休みでない人もいるので期日前投票の期間が設けてあるわけですが、2週間もあればどこかで行くことができるでしょう。であれば、投票日はこんな長時間でなくても行けない人は発生しないはずです。
投票時間が短くなれば、そこに駆り出されている人たちの人件費を削減できるのです。投票率も投票機会も下げずにコスト削減できるのです。
③即日開票
そんなに急ぐ必要ないでしょう。翌日ゆっくりやりましょう。
比例代表選挙だと種類が多くて開票作業に時間がかかります。その結果、新聞では開票途中の中途半端な状態での紙面になることがあります。翌日ゆっくり開票すれば新聞も深く取材した内容の記事を書くことができますよ。
また、深夜の開票作業は人件費の高騰を招きます。22時以降は25%UPですよ。翌日やればその深夜料金は発生しませんよ。
④開票作業の人数
前回の比例代表選挙は開票作業に手間がかかり深夜遅くまで作業が発生しました。しかし今回の新潟県知事選挙は1種類の選挙で候補者も4名しかいなかったので、すぐ終わりました。
確かに前回の開票作業に比べて人数は若干少なくなっていましたが、それでも多い。ほとんどの人は開票作業が始まって1時間以内で帰宅となりました。そもそもの人数が多いんだよ。前回の選挙の半分でいいよ。
これも何か決まりがあってこの人数になっているのでしょうが(詳しくは知りません)、多いねん。ムダやねん。
これらは、私が投票・開票作業に従事しながら感じたことです。もっと細かい部分まで考えればもっとたくさんあるかもしれませんが、ぱっと思いつくだけでこれだけあり、そのどれもがすぐに実行できそうなことばかりです。
公務員のムダ削減なんてマスコミの大好物のネタですが、なぜこういうことは取り上げないのでしょうか。誰も困る人はいないと思いますが。
こういうのって、誰に言えば検討してもらえるの?教えて偉い人。
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