でも不可能です
不倫報道がなくならない。
不倫は確かに悪いことですが、刑法に違反しているわけではないし、双方の家庭以外に利害関係者はいないわけで、私からすれば「お前関係ねーだろ」「よそはよそ、うちはうち」しか思わないのですが、不倫報道はなくならない。
本当に叩く人が分からない。お前関係ねーだろ。「きちんとした説明が必要」とか言ってんじゃねーよ。お前関係ねーだろ。
みんなそんなに不倫報道好きなの?私はもうゲロ吐きそうです。
昨日、昼飯を食べに入ったラーメン屋で『バイキング』が流れていたんだけど、今井絵理子不倫問題と松居一代の話題をずーっとやっていた。水曜日でこれってことは、当然月曜日からずーっとやっているんだよね。キモい。これを毎日放送するテレビ局と、これを毎日見ている視聴者。キモい。
— エセ@夏の予定がない (@ese19731107) 2017年8月3日
なぜ毎日長時間放送するかというと、視聴率が取れるからです。なぜ週刊誌が毎週不倫ゴシップを掲載するかというと、雑誌が売れるからです。
つまり、みんなが見るから買うから不倫報道はなくならないのです。
ということは、誰もそのニュースを見なければ、誰もその雑誌を買わなければ、不倫報道はなくなります。需要がないから。
これは、鶏が先か卵が先かという話ではありません。確実に視聴者・読者が先です。見る人・買う人がいなければ番組でも取り上げないし雑誌でも追及しません。
ここに私たちのリテラシーが試されているわけですが、現実はこの通り需要があるので供給はなくなりません。不倫報道をなくす方法はありますが、それは不可能なのです。
また、ネット記事のクリックもこの報道に加担する行為です。見るだけであっても、批判的な意見を付託しても、クリックはクリック。好意的・批判的な感想は関係なく、PV数でしか評価されない世界です。テレビ番組にケチつけながら見るのも同様。
ここでもリテラシーが試されています。とにかく無視。クリックしない。それしかない。
でも、見ちゃうよねー。開いちゃうよねー。にんげんだもの。
不倫報道がなくならないのは私たちが見たいからです。そこを認識しないとダメ。強い心で無視しましょう。
NO CLICK, NO GOSSIP
そして、テレビ番組を作っている人たちにもお願いがあります。
多分作っている人たちだって「毎日こんなくだらないゴシップネタやりたくねーよ」と思っているのでしょう。「でも数字が取れるからやめられない」と思っているのでしょう。
「自分が面白いと思っていないネタ」を放送するより、「自分が面白いと思っているネタ」を放送したいでしょ?本来、テレビは世間より半歩前で「これが面白い・新しい」を提示する役割だったはずです。新しく面白いものを見つけること、それを「面白く見せる」こと、それがテレビの魅力であり力のはず。それをせずに「結局、食・動物・ゴシップ」に逃げるのは、文字通り逃げです。そりゃテレビは老人しか見なくなるわ。
ついでに。
私が有名人のプライベートを撮影してTwitterにアップしたら叩かれるのに、マスコミは叩かれないばかりかお金が儲かるんですよ。これってなぜなんですか?同じ盗撮で、マスコミは週刊誌やテレビなど、より大勢の目に触れる発表の仕方です。なぜなんですか?純粋に疑問です。誰か教えてください。
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