最近の曲ではないものばかりですが
ブログのエントリにするほど語りたいことがあるわけではないが何かしら言いたい曲がいくつもあるので、それらをまとめてひとつのエントリとして書きます。「最近聴いた曲」とありますが、まあ「今年聴いた曲」くらいのざっくりで。
前回と同じく、適当な文字数になるまで書く。何枚書けるかな。
ese.hatenablog.com
土岐麻子『HIGHLLIGHT』『PINK』
HIGHLIGHT - The Very Best of Toki Asako -
- アーティスト: 土岐麻子
- 出版社/メーカー: rhythm zone
- 発売日: 2017/07/26
- メディア: CD
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- アーティスト: 土岐麻子
- 出版社/メーカー: rhythm zone
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: CD
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まず、土岐さんの声がいい。声がいい。声がいいのだ!
そして、曲がいいのはもちろんですが、アレンジがいい。土岐さんはバンドではなくソロなので、どんなアレンジもできるわけです。リズムだって生ドラムでも打ち込みでもいいわけです。で、打ち込みだったら無限の音色があるわけで、そこにどんな音色を入れるか、どんなリズムパターンにするか。
そしてリズム以外の伴奏も、どんな音を使おうがどんな演奏にしようが自由なのです。
これって、自由でありつつ「無限の中から選択すること」なので、その人のセンスや才能が発揮されます。
その結果、とてもいい。とてもいいのだ!
そして、ベスト盤『HIGHLIGHT』が出たのでこちらも聴いたのですが、なぜかオリジナル『PINK』の方が私は好きです。
韻シスト『Another Day』
- アーティスト: 韻シスト
- 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 発売日: 2017/07/19
- メディア: CD
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バンドでHIPHOPをやるのは難しい。HIPHOPはトラックであり、基本ループ音楽であり、ビートがかっちりしているのが魅力の音楽です。でも、バンドはいろいろなことを弾きたいしバンド全体のグルーヴがあればビートはずれても構わない音楽です。相容れない。
それなのにこのバンドは長く続いていて偉い。そして毎回いいアルバムで偉い。ありがとう。
前作『CLASSIX』の中で「JAZZはお父さん SOULはお母さん 間に産まれたオレらはHIPHOP」というパンチラインがありましたが、今作でも「歌もラップもイケてるむっちゃオールラウンド 韻シストサウンド」というパンチラインをいただきました!まさにその通り。
来年の人間交差点フェスに出てほしいなー。
D.A.N『TEMPEST』
- アーティスト: D.A.N.
- 出版社/メーカー: SSWB / BAYON PRODUCTION
- 発売日: 2017/04/19
- メディア: CD
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MONDO GROSSO『何度でも新しく生まれる』
- アーティスト: MONDO GROSSO
- 出版社/メーカー: cutting edge
- 発売日: 2017/06/07
- メディア: CD
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このアルバムは満島ひかりがフィーチャーされていますが、それ以外のゲストボーカルもいい仕事をしている。個人的にはbirdの声がやっぱり好き。戻ってきてくれよー。みうらじゅんは放っておいても大丈夫だよー。
Charisma.com『not not me』
- アーティスト: Charisma.com
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2017/03/22
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今回はメジャー一発目のフルアルバムということで、音が豪華になっている!これはラップ好きでなくても聴きやすい。間口は広く、音は豪華でキャッチーに。メジャー仕様ばっちりです。
と思ったら、ゴンチ脱退。残念ですが、仕方ないかなーとも思います。多分音楽への熱が全然違ったのでしょう。以前雑誌でいつかさんがオアシズのふたりにゴンチのことを相談していたのですが、これがボロクソ。よくこのまま掲載したなと思う内容でした。
あと、今後売れることを考えるとソロよりユニットの方がいろいろ有利だし楽だよな。ひとりで全部背負う・受け止めるのは大変。でもがんばれいつか。君ならやれる。
サイプレス上野とロベルト吉野『大海賊』
- アーティスト: サイプレス上野とロベルト吉野
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2017/09/06
- メディア: CD
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1曲目『メリゴ』のイントロのキラキラを初めて聴いたときは笑った!あのサ上とロ吉がこんなキラキラサウンドを!メジャー進出を自虐も含めた「あえて自分たちのカラーでない音」にしたのかなと思いました。
しかし、曲が進むとその考えは間違いだったと気づきました。「あえて自分たちのカラーでない音」はその通りですが、自虐や茶化しではなく、きちんとメジャーでやっていく宣言だったのです。だからサビメロのある曲でSKY-HIという「歌えるラッパー」を客演に呼んだのです。
とはいえ、「メジャー」(カッコつきの書き方。いわゆる売れ線狙いの音楽)に土下座しているわけではありません。その後は自己紹介ラップやサ上らしいラップ・ロ吉らしいトラックで「サ上とロ吉はこういうラップグループです」というちゃんとしたプレゼンになっている。
頑張れサ上、頑張れロ吉。
この辺でおわります。もっとたくさん聴いていますが、よくなかったものは書きません。それが好きな人もいるもんね。いいものは「これいいよ!」と声を大きく勧めて、よくないものはスルーする。